犬の皮膚病でかさぶたができる!色が違う理由とは?
愛犬を撫でていると、かさぶたを発見した。
かさぶたを見て一番初めに思いつくのは、
「どこかで怪我をしたのだろうか」
ということではないでしょうか。
かさぶたと言えば、傷が治る際に
できるものというイメージがありますよね。
もちろん怪我の際にもかさぶたはできますが、
実は病気でもかさぶたができることは
あります。
かさぶたができる病気には
どのようなものがあるのか、
気になる飼い主さんは多いと思います。
この記事では、かさぶたができる
原因や色で判断できる病気などを
詳しくまとめました。
この記事に書いてること♪
犬の皮膚病でかさぶたの色が違う理由とは
かさぶたは赤いものが一般的ですが、
症状によっては色が異なる場合があり、
色によって病気の種類が異なります。
ここでは、かさぶたの色で
判断できる病気を紹介します。
1.赤いかさぶた
赤いかさぶたは、怪我による一時的な物や
皮膚病によるものなど、様々な原因が
考えられます。
様子を見て一時的な物ならば
問題ありませんが、複数個所にできていたり、
繰り返しかさぶたができるようであれば
病気の可能性があります。
2.白いかさぶた
かさぶたが白い場合には「ツメダニ症」
が疑われます。
ツメダニ症は、フケの下で繁殖する
ダニによるもので、人間にも感染します。
ツメダニ症の場合、白いかさぶたの
ほかに、激しい痒みや皮膚の炎症が
見られます。
3.黒いかさぶた
黒いかさぶたは「膿皮症」
が疑われます。
膿皮症は犬の皮膚病でもっとも多い
疾患だとされています。
ブドウ球菌が何らかの原因で
異常繁殖することで起こる疾患です。
ニキビのような小さな膿ができることや、
酷い痒みのほか、発熱や元気がなくなる
などの症状が現れます。
犬にかさぶたができる原因
犬の皮膚にかさぶたができるのは、
どのような原因からなのでしょう。
ここでは、かさぶたができる原因を
紹介します。
1.皮膚病
皮膚病でできるかさぶたは、広範囲にでき、
何度も繰り返すことが特徴です。
色は赤、赤茶、黒などです。
皮膚病の場合はかさぶたのほかにも
症状として、痒みやフケ、皮膚の炎症などが
見られる場合が多いため、皮膚の状態を
良く観察してみましょう。
2.怪我
怪我によるかさぶたは、怪我の程度によって
1か所、またはその周辺に数個できます。
色は赤か茶色です。
怪我によるかさぶたは、傷が治るにつれ
自然と剥がれ落ちていくのが一般的です。
傷が治っていないのに、かさぶたを気にして
舐めたり引っかいたりして何度も
剥がしてしまうと、なかなか治らず、
被毛が生えてこなくなる場合があります。
傷の状態がなかなか良くならない
場合には、動物病院を受診すると
良いでしょう。
3.腫瘍
腫瘍によるかさぶたは、1か所か数か所にでき、
色は黒、赤黒、こげ茶などです。
腫瘍によるかさぶたは、腫瘍が潰れた際、
中の液がでてきて乾いた状態です。
腫瘍には良性と悪性があり、
かさぶただけで判断することは
できません。
腫瘍だと思ったら、はやめに
動物病院を受診するように
してください。
犬の皮膚病によるかさぶたなのか原因を見極めることが大切
犬のかさぶたの原因は、
「怪我」「皮膚病」「腫瘍」
によるものです。
特に多いのが、ダニなどの寄生虫や
アトピーなどのアレルギーによる
痒みが原因のかさぶたです。
かさぶたの付近にダニなどの寄生虫は
いないか、赤いぽつぽつなどのできもの
はないか、皮膚の状態を良くチェック
してみましょう。
また、怪我の際にもかさぶたができることが
多いため、傷になっていないかもよく
チェックしましょう。
軽度のケガの場合には、放って置いても
自然に治りますが、皮膚病や腫瘍の場合は
何度もかさぶたが繰り返しできることや、
箇所が広がったり悪化する場合があります。
飼い主さんは、愛犬のかさぶたが
怪我なのか病気によるものなのか
観察し、回復が見られない
場合には動物病院を受診
することが大切です。
犬の皮膚病を症状から知りたい方は
こちらの記事がおすすめです。
⇒犬の皮膚病の症状リスト!皮膚の状態でどの病気か見分けられる!?
症状別に病名をリストアップしてあるので、
愛犬の症状によってどの皮膚病なのかが
わかりやすくおすすめです。
⇒犬の皮膚病が治らないのはなぜ?効果的に治療を進めるためのPOINT!
まとめ
犬のかさぶたの原因は、
「怪我」「皮膚病」「腫瘍」
によるものがほとんどです。
軽度の怪我であれば傷と共に
自然に剥がれ落ちますが、
病気の場合は何度も繰り返します。
また、白いかさぶたの場合は人間にも
感染する恐れのある「ツメダニ症」の
可能性もあるため、はやめに
動物病院を受診する必要があります。
かさぶたは色や状態から、ある程度
原因を特定することはできますが、
素人判断は良くありません。
様子を見て改善されないようであれば、
動物病院を受診すると安心です。
⇒犬の皮膚病の対策おすすめランキング!自宅で簡単にできるTOP5!
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