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夏に犬に服を着せるメリットは?熱中症予防効果はあるの?

 2017/07/22 発熱
この記事は約 9 分で読めます。

    近頃は愛犬のファッションを楽しむ
    飼い主さんが増えてきていて、ペット用品
    を販売しているほとんどのお店には犬用の
    が売られていますよね♪

    色やデザインなども豊富で、換毛期に洋服を
    愛犬に着せている方も多いですね!

    一年中を通して販売されている洋服ですが
    実は冬服と夏服があるのはご存知でしょうか?

    冬服は防寒や防風対策のために着せている
    方が多い一方、夏服はどんな役割があるか
    と言うと、それは暑さ対策です!

    しかし、犬は元々、毛があるので服を着せて
    暑くないの?と感じてしまいますよね。

    暑さ対策をするには実は着せ方や選びたい
    素材などがあるのですよ♪

    そこで今回は

    • 愛犬の熱中症対策の服って?
    • どんなものが暑さ対策になるの?
    • 夏におすすめの犬服は?
    • 本当に服は必要?メリット&デメリットの紹介

    などをお伝えしていきます♪

    今年は雨が多い地域もあり、湿度が上がり
    やすいので、愛犬の健康のためにもしっかり
    暑さ対策をしてあげましょう♪


    夏に服を着せると熱中症予防の効果はあるの?

    犬には毛があるけれど、服を着せて暑くない
    のだろうか…と感じてしまう飼い主さんも
    いますよね。

    熱中症は本当に怖い病気で、命が危険な状態
    になったり、脳に後遺症が残ってしまう場合が
    あります。

    どうして熱中症が起こるのかについて、
    まずはお勉強していきましょう!

    犬は汗をかく部分が人間と違ってとても
    少なく肉球のみしか汗をかけません。

    汗をかくことで体内の熱を蒸発とともに
    下げる
    のですが、上記で言った通り犬は
    汗をかけないので、気化熱で体温が下げる
    ことがとても
    難しいのです。

    なので口呼吸で舌を出してハァハァと
    息をすることをパンティングと言いますが、
    これも気化熱で体温を調節しようとする方法
    の1つです。

    しかし、パンティングは筋肉を多く使用する
    ため、体温が下がっても筋肉の収縮による熱が
    発生
    することから、熱の放出が追いつかない
    のです。

    そして犬は人間よりも地面に近い位置
    生活していることも熱中症にかかりやすい
    傾向に関係しています。

    地面に近ければ近いほど、太陽の照り返し
    モロに受けてしまいますし、アスファルトは
    熱がこもりやすく、なかなか温度が下がりません
    ので犬にとっては蒸し風呂状態に近い状況に
    なります。

    このような理由から、体内の熱がこもり続けて
    しまった場合、体内の水分や塩分などが
    極端に
    少なくなってしまったり、脳が高温
    状態になるので全身の異常に繋がってしまう
    のが熱中症です。

    熱中症の症状は以下のものが挙げられます。

    • 食欲不振
    • 元気がなくなったり、グッタリする
    • 大量のよだれ
    • 脈拍の増加
    • 呼吸が荒くなる
    • ふらつき
    • 口の中が鮮やかな赤色になる
    • 血圧低下
    • 嘔吐
    • 下痢、血便
    • 眼振(眼球が震えるように小刻みに揺れる)
    • 痙攣

    犬は人間よりも熱中症にかかりやすい傾向に
    あるので、気温が上がる季節になったら早めに
    熱中症の予防をしてあげなければいけません。

    そこで、洋服での熱中症対策なのですが
    ポイントがあるのです。

    犬には元々毛がありますので、洋服の
    素材に
    よっては熱中症を促進させてしまう
    場合もありますので注意しましょう!

    例えばフリース素材やニット素材などの
    冬用の素材の洋服であれば、さらに体温が
    こもってしまいとても危険です!

    なので、夏用の素材で作られているものを
    選んであげる必要があります。

    夏用の素材と言えば、風通しのいいレースや
    メッシュ、触るとヒヤッとする冷感素材のもの、
    水を含ませて使用するものなどですね!

    これであれば、毛の中にこもった熱を発散する
    ことができますし、熱中症の予防に効果が期待
    できます♪


    暑さ対策になる服の着せ方!

    犬の暑さ対策になる服の着せ方について
    ですが、服は袖が少ないタイプのベスト
    タイプ
    やキャミソールタイプのものを選び
    ましょう♪

    そもそも、犬によっては服を着るのを嫌がる子
    もいますので、トレーニングをしてあげると
    いいですね!

    まずは基本の服の着せ方の動画をご紹介します♪

    動画にもありますが、ワンピースなどのタイプ
    服に慣れてから着せるようにしましょう♪

    ワンピースタイプ以外にも、フード付きや
    オール
    インワンタイプのものも慣れてから
    にしましょうね♪

    洋服以外にもファッションアイテムで暑さ
    対策ができるものもあります。

    例えば、次の動画のようなバンダナ
    暑さ対策にいいですよ!

    保冷剤を入れて可愛いファッションを楽しむ
    ことができますね♪


    夏におすすめの犬の服♪

    犬服の中でも、夏におすすめしたい商品
    ご紹介しますね♪

    是非参考にしてみてくださいね♪

    iDog アイドッグ COOL ME 白くまパイル切替タンク

    引用:http://item.rakuten.co.jp/idog/rm-ca1244-/

    冷感メッシュ素材を使用したタンクトップで、
    水に濡らして絞って叩いてから着せる服です♪

    水だけで簡単にヒンヤリ涼しいエコウェア
    なので冷えすぎる心配もありませんので
    安心できますね!

    ひんやり感が薄れてきたら、再度たたけば
    またひんやり感が戻るそうです♪

    洋服に水分が残っていない場合は濡らして
    から
    叩くといいようですよ♪

    パステルカラーの色合いとシロクマの刺繍が
    可愛らしいですね!

    スーパークール★タンクトップBW

    引用:http://item.rakuten.co.jp/tambedy/201304-onamae-supercool-pvs/

    こちらは触れるとひんやり感じる素材で作ら
    れている犬服です♪

    UVカットもしてくれるのは紫外線から毛並み
    守るためにも嬉しいですね!

    速乾タイプなので、霧吹きで濡らして着せる
    ことで更に涼しさを感じることができるようです♪

    愛犬の名前をプリントしてくれるのが、可愛い
    ですし特別感があっていいですよね♪

    クール×クールプラス スタースヌード

    引用:http://item.rakuten.co.jp/tiarapets/15269/

    垂れ耳の犬は夏になると、耳の中が蒸れがち
    なってしまいます。

    ひんやり冷感素材のスヌードでごはんで
    耳が汚れるのを防ぐとともに、暑さ対策や
    外耳炎などの病気の
    予防も一緒にしましょう♪

    ソフトシューズ

    引用:http://item.rakuten.co.jp/auc-nikkashop/jy-001/

    地面からの熱から肉球を守るために犬用の
    シューズを履かせることも暑さ対策になります♪

    夕方であっても、地面にはまだ熱がこもって
    いる
    場合が多いので、肉球がやけどしてしまう
    こともあるんですよ~。

    なので、シューズを履いておくと安心ですね!

    熱以外にも、地面に落ちている破片などから
    足を守ることができます!

    マジックテープタイプなので、飼い主さんも
    履かせやすいですね!

    夏に服を着せるメリット・デメリットとは?

    夏に犬に服を着せるということを実践して
    いる方もいますし、そのままの自然体で生活
    させている方もいますよね!

    どっちが本当に愛犬にとっていいのだろう?と
    悩む飼い主さんのためにメリットとデメリット
    ご紹介しますので、愛犬の生活スタイルに合った
    方を選んであげてくださいね♪


    メリット

    まず犬に服を夏に着せるメリットについて
    ですが、先程からご紹介しているように、
    暑さ対策の加工や素材でできているタイプの
    ものであれば熱中症の予防になります。

    また、洋服を着ることで、肌の露出が少なく
    なることから紫外線の予防や虫刺されの
    予防
    にもなります。

    室内の場合は、冷感タイプでないもので
    あればエアコンの冷え過ぎから愛犬を守る
    ことも可能です。

    また抜け毛が部屋に散らばることも少なくなり
    ますし、ファッションとして楽しむことができます。

    まとめると

    • 熱中症予防になる
    • 紫外線から肌や毛並みを守る
    • 害虫などの虫刺されの予防になる
    • 冷え過ぎから愛犬を守れる
    • 抜け毛の飛散を抑えられる
    • ファッションを楽しめる

    ということになります。

    デメリット

    次に犬に服を夏に着せるデメリットについて
    です!

    服を着ることが苦手な犬にはストレス
    感じてしまいますので、トレーニングが必要
    なります。

    小さい犬なら保冷剤が重すぎると感じて
    嫌がる場合もありますし、歩きづらそうにする
    場合もあります。

    そして、服についているリボンやボタンなどが
    取れてしまった場合、誤飲の恐れがあります。

    長毛犬の場合は、服を着せることで毛が
    擦れてしまい、毛玉になることもあり、雑菌が
    繁殖しやすくなってしまうこともありますので
    日々のブラッシングなどのケアが増える場合
    があります。

    まとめると

    • 服嫌いの犬の場合ストレスになる
    • 保冷剤が体格に合っていない場合がある
    • 誤飲の恐れがある
    • 毛並みのケアが多くなる

    ということになります。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?
    犬の夏の服についてご紹介しました♪

    服を着せるにはメリットとデメリットがあり
    ますがどちらの方が愛犬にとっていいのか
    飼い主さんの判断で決めてあげて欲しいと
    思います!

    どちらを選んだとしても、服以外にも
    暑さ対策は
    必須になります。

    例えばエアコンをかけてあげておく、
    窓際からケージを離したり、日陰で風通し
    がいい場所
    に小屋を移動してあげる、
    クールマットを活用するなどですね!

    愛犬の健康のために、しっかりと暑さ対策を
    して今年も夏を乗り切りましょう!



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    長谷川まみ

    現在、ポメとポメチー+猫を飼っているアラサー女子です。

    子供の頃から動物が好きで、特に犬は常に傍にいる生活を送ってきました!
    最近の日課は、愛犬を連れて色々なドッグランやドッグカフェを回ることです。
    現在はペットショップスタッフのお仕事の傍ら、こちらでワンコの記事を書かせていただいてます。動物看護士、繁殖指導員、小動物販売士の資格を所有しており、皆様と愛犬がより良い生活が過ごせるように分かりやすくアドバイスしていきます!

    よろしくお願いします♪

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