柴犬のしつけ時の叱り方!叩く体罰は効果あるの?
愛犬のしつけを行う時、
皆さんはどのようにしていますか?
言うことをなかなか聞いてくれないと
イライラしてしまいがち…。
つい、きつく叱ってしまったり叩いてしまう
という方も中にはいるかもしれませんね。
どうすればしつけを効率よく行えると
思いますか?
それは、
愛犬の心に寄り添ってあげることです^^
今回は
- 叩くしつけ方はダメって本当?
- なぜ叩くといけないの?
- 叩くしつけ方は効果はあるのか?
- しつけに効果がある叱り方
についてお話していきます♪
柴犬は、
狼のDNAに最も近い犬と言われている
ほどの犬種です。
しつけには飼い主さんがリーダーであることが
とても重要なポイントになりますので、
そのあたりのお話も最後の方にしますので
楽しみにしていてくださいね♪
この記事に書いてること♪
柴犬のしつけで叩いたらダメって本当?
昔は叩いてしつけることがよく行われて
いました。
人間で言っても同じですが、しつけの一環
として暴力をふるうということは現代では
虐待だー!と騒がれてしまいますよね。
暴力はしつけには必要がないと言えるのは
人間だけではなく、犬も同じなのですよ!
どうして叩いたらダメなの?
どうして叩くといけないのか?
知っている方はいますか?
暴力は体だけではなく、
心にも深い傷を負わせます。
犬の知能は人間で置き換えると、
2~5歳程度だと言われています。
そのことからも分かるように、
できればとても素晴らしいことですし、
何度失敗しても当たり前ということを、
まず念頭に入れておいてください。
失敗して過度に叱られたり、
暴力を与えられた場合、そのものが
いけないことだと認識して増々できなく
なってしまったり、恐怖を与えてしまいます。
恐怖でコントロールすることは、
存在自体を消して言いなりにさせている
のと一緒です。
また、恐怖心から鬱病を発病する犬も
いますし、心のトラブルに繋がってしまいます。
叩くしつけに効果はあるの?
叩くしつけに効果は、全くありません!
しつけは飼い主さんの思い通りに
犬を動かせるためではなく、
犬が人間と一緒によりよく生活ができる
ように必要なものとして捉えましょう。
恐怖心から飼い主さんを怖がるように
なってしまった場合、飼い主さんとの
主従関係が破綻しています。
主従関係が破綻してしまったならば
犬は増々言うことを聞かなくなりますし
飼い主さんに敵意を剥きだしにすることも
あります。
犬の十戒を見たことがある方もいるかも
しれませんが、その中にこんな言葉があります。
第三戒 私にとって一番大事なことは、あなたから信頼してもらえることです。
第四戒 私のことを長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたにはあなたの仕事や楽しみもあり、友達だっているでしょう。でも、私にとってはあなたがすべてなのです。
第五戒 私にちゃんと話しかけてください。あなたの話している言葉の意味はわからなくても、話しかけてくれるあなたの声はよくわかるのです。
第六戒 あなたが私にどんなふうにしてくれたか、それを私は絶対に忘れません。
第七戒 私をたたいたりする前に、私はあなたを噛んだりしていないことを思い出してください―私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに。
第八戒 私が言うことを聞かないと怒る前に、なにか原因があるのではないかと考えてみてください。食事はちゃんとしているか、かんかん照りの日なたに置き去りにしてないか、年を取って体が弱ってきていないか、と。
犬の十戒とは、犬を飼う前に考えて
欲しいことを犬の目線から飼い主さんに
向けて、語りかけるような文章で表している
内容です。
犬にとって飼い主さんは全てと言っても
いいほどの存在で、ただひたすらに信じて
いるんですね。
七戒にあるように、確かに手の骨をかみ砕く
力は小型犬でもあります。
しかし、なぜそれほどまで噛まないのか
考えてみてください。
言うことを聞かないには何かしらの理由が
ある時だってあるのです。
叩くことではしつけは上手くいきません。
柴犬に効果的な叱り方とは?
体罰ではしつけが上手くいかないと
いうことをは分かっていただけたと思います。
ではどのように叱ればいいのかと言うと、
口頭注意です。
犬は長い言葉は覚えられません。
なので短い単語で「ダメ」や「NO」という
言葉が良いでしょう。
この言葉を強く愛犬の目を見ながら
言うことが効果的な叱り方と言えます。
犬は目を真っ直ぐ見られると、敵意が
ある、怒っていると感じます。
この感情を利用しながら、
「ダメ」「NO」と低い声で言いましょう。
低い声は犬の唸りと同じ効果があります。
高い声では喜んでいると勘違いしてしまう
ので、できるだけ低い声を出しましょう。
また「ダメ」「NO」の言葉は、
必ず家族全員で統一してくださいね!
統一していないと犬が混乱してしまい、
叱られているのか、そうではないのか
見分けが付かなくなってしまいます。
柴犬のしつけに関しては他の記事も
参考にしていただけたらと思います♪
⇒柴犬のしつけはいつからいつまで?開始時期や順番まとめ【完全版】
飼い主がリーダーになる
先述しましたが、
柴犬は狼に最も近いDNAを持つ犬種です。
狼は群れで生活し、群れのリーダーを
α(アルファ)、2番目をβ(ベータ)と
呼びます。
このαの言うことを聞き、生活することで
秩序を守っています。
βはαが亡くなった場合の時期リーダーと
して配置される傾向があります。
よって、柴犬は本能的に群れでの
順位付けに非常にシビアな部分があります。
その部分を上手く使ってしつけに反映させる
ことが重要となるのです。
狼と同じように犬は群れで生活することを
好む生き物です。
群れというのは、飼い主さんを含めた
家族のことです。
この頂点であるリーダーに飼い主さんが
ならなければ、しつけは上手くいきません。
犬は自分より低い立場の者の言うことは
聞こうとしないからです。
社会性を身に付ける
子犬の時に母犬から早くに離された犬は
精神的に未熟、ということがあります。
これは、母犬や兄弟犬から社会性を
教えてもらう前に離されてしまったことで
犬としての社会性がついていないという
ことからです。
例えば、甘噛みが良い例です。
社会性が付いていない犬の場合
甘噛みでも本気なのでとても痛いですし
怪我をしてしまいます。
逆に社会性が付いている犬の場合は
力加減をして甘噛みをするので、
さほど痛くないということがあるのです。
成犬になってしまうと社会性を身に着ける
ことは子犬の時期と違って時間がかかります。
しかし、
人と生きていく以上は必要なものであるため、
しっかりと身に着けさせることが必要なのです。
社会性を養うためには、人間や犬などの
他の動物に徐々に慣れさせていくことです。
この時、人間の子供は避け、見知った大人
に力を貸してもらいましょう。
少しずつ会う回数を重ねながら、
触ってもらったり、声をかけてもらうように
しましょう。
もし、噛むことが不安な場合は口輪や
ダブルリードを利用しましょう。
ダブルリードとは、首輪に繋がっているリードと
胴につけるリードを両方つけた状態のことです。
引用:http://shibainu-kojuro.seesaa.net/
万が一の時にも、しっかりどちらかのリードを
持っていれば、抑えられますし、
不安であれば片方を柱などの厳重な場所に
括り付けるといいですよ!
まとめ
柴犬のしつけ方についてお話しましたが
いかがでしたでしょうか?
しつけに体罰は必要ありません。
飼い主さんと犬の信頼関係をしっかり
築き上げて、しつけに取り組んでくださいね!
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