犬が腸閉塞になってしまった!手術費用はどれくらいかかる?
飼い犬がどうも元気がない・・・。
食欲もないし、
背中やお腹を触ると痛がる・・・。
その症状、もしかしたら
腸閉塞かもしれません。
腸閉塞とは、
誤飲や病気によって腸になにかが詰まり、
消化機能が低下する病気のことです。
放っておくと腸が壊死し
最悪の場合は死に致るため、
動物病院での治療が必要です。
病院には明日すぐに連れて行くとして、
手術になった場合は
どれくらいの費用が必要なのでしょうか。
手術の費用や成功率、
後遺症などのリスクについて調べました。
手術以外の治療法や腸閉塞の原因も
ご紹介します。
この記事に書いてること♪
犬が腸閉塞に!手術費用はどれくらいかかる?
異物が腸に詰まったことが原因で
犬が腸閉塞になった場合、
異物を取り除く手術が必要です。
手術費用はどのくらいかかるのでしょうか?
犬種や動物病院によってまちまちですが、
平均して7~15万円ほどかかります。
レントゲンなどの検査に2万円ほど、
手術と入院に5~13万円ほど必要です。
入院が長引くと、
30万円ほどかかる場合もあるようです。
手術の成功率は?失敗や後遺症などのリスクはある?
腸閉塞の手術の成功率は
どのくらいなのでしょうか?
正確なパーセンテージはわかりませんが、
腸閉塞の手術自体は
安全性の高いもののようです。
もちろん手術ですから、
犬種によらず失敗は起こりえます。
しかしほぼ90%くらいの確率で、
腸閉塞の手術は無事に終わるようです。
安心してくださいね。
腸閉塞の手術では、
腸に詰まった異物を取り除き、
腸の壊死した部分を切除します。
壊死した部分が大きいほど、
術後の消化機能に後遺症が残ります。
消化のよい処方食を続け、
おやつの量を調整するなどの工夫が
必要になります。
手術以外にも治療法はある?費用も紹介!
腸閉塞には、
手術以外の治療法もあるのでしょうか?
異物が原因の場合は外科手術が必要ですが、
それ以外の原因の場合は
原因自体を取り除くための
手術以外の治療法がとられます。
たとえば寄生虫が原因の腸閉塞の場合は、
寄生虫を駆除する薬で治療します。
ガンや腫瘍が原因の場合は、
抗ガン剤などで治療します。
手術以外の治療法の費用は、
腸閉塞の原因や病院によって異なります。
だいたい手術と同じく、7~15万円ほど
心づもりしておきましょう。
そもそも腸閉塞の原因は何が考えられる?
そもそも腸閉塞の原因は
何が考えられるのでしょうか?
主な原因と治療法をご紹介します。
- 異物の誤飲
おもちゃやゴミなどを誤飲し、
それが腸に詰まって
腸閉塞になることがあります。
基本的に外科手術で治療します。
- ガンや腫瘍
腸にガンや良性腫瘍ができ、
腸を塞いで
腸閉塞になることもあります。
ガンや良性腫瘍を
小さくする治療をします。
- 周辺臓器の炎症や肥大
腸炎によるただれや
前立腺の肥大によって
腸がふさがり
腸閉塞になることもあります。
消炎剤などを投与し、
治療します。
- 寄生虫
犬回虫などの寄生虫が
腸に大量に詰まり、
腸閉塞になることもあります。
駆虫剤などで治療します。
- 血中電解質の異常
ひどい嘔吐などが原因で
カリウムやマグネシウムといった
血中の電解質濃度が異常になると、
腸の繊毛運動が低下して
腸閉塞になることがあります。
電解質を補う点滴などで
治療します。
腸閉塞の原因の多くは「異物の誤飲」です。
2年前に飲み込んだ梅の種が
腸閉塞を引き起こす場合もあるそうです。
拾い食い防止のしつけ方を
動画でご紹介します。
異物を食べないようしつけて、
腸閉塞を防いであげましょう。
(所要時間:1分29秒)
まとめ
いかがでしたか?
愛犬が元気をなくすと、
心配になりますよね。
腸閉塞は早期治療が必要な疾患のため、
できるだけ早く動物病院に連れていって
適切な治療を受けさせてあげてくださいね。
腸閉塞はたいていの場合手術が必要になり、
必要な費用は7~15万円ほどです。
腸閉塞の原因によっては
手術以外の治療が必要になります。
その場合も7~15万円ほど必要です。
※費用は症状や犬種・入院日数・
動物病院などによって異なります。
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