犬の安楽死の費用は?保健所で対応してくれる?
愛犬がケガや病気で弱っていく姿を
見るのは、とても辛いことですね。
私も愛犬が日々弱っていく姿を
目の当たりにして、ショックを受けたことを
覚えています。
犬を飼うと、”愛犬との別れの日”が
いつか訪れると分かっていても、
想像することすら避けてしまいますよね。
ただ、「老衰で安らかに眠って欲しい」と
願うばかりです。
でも、残念ながら全ての犬が老衰で
亡くなるとは限りません。
犬の寿命も延び、高齢化しています。
寿命が延びる分、様々な病気のリスクも
高まってきます。
もしも、愛犬の延命に苦痛しかないと
分かったとき、どうすれば
いいのでしょうか?
今回は、人には少し聞きにくいけれど、
飼い主として知っておきたい
犬の安楽死についてご紹介します。
安楽死の選択するタイミングや方法、
料金について一緒に見ていきましょう。
この記事に書いてること♪
犬の安楽死の料金はいくらかかる?
まずは、安楽死の料金について
見ていきましょう。
愛犬の安楽死を決断した場合、安楽死に
かかる費用はどのくらいでしょうか?
安楽死は動物病院の獣医師によって
行われますが、費用は動物病院によって
異なります。
一般的な費用は、5,000~15,000円程の
費用がかかります。
中には、無料で安楽死を行う病院もあれば、
安楽死を拒否する病院もあるようです。
金額の差は、病院によって安楽死に対する
サービスなどによって違いが出ています。
どこで相談や対応をしてもらえる?
保健所で対応してもらえるの?
保健所で安楽死をしてくれると思っている
飼い主さんも少なくありません。
でも、実際に保健所で行われる安楽死には
異を唱える人も多いです。
保健所の多くは、二酸化炭素による
窒息死によって犬を殺処分していますが、
安楽死とは言えない位、犬たちは
もがき苦しんで逝くと言われています。
犬の体が小さければ小さいほど
窒息死するまでに苦しむ時間が長くなります。
愛犬の安楽死を考えるのであれば、
信頼できる獣医さんに相談することを
強くおすすめします。
自宅で愛犬の安楽死を行える?
愛犬の最期は、自宅で家族に見守られながら
「安らかに逝かせてあげたい」と考える
飼い主さんも多くいます。
動物病院によって、対応の仕方は違いますが、
中には病院以外の場所での安楽死を
行ってくれる獣医さんもいるようです。
”愛犬が穏やかな気分になれる場所”を
選ぶのも良いかもしれませんね。
安楽死を行う場所については、費用も含め
獣医さんに相談してみましょう。
安楽死を選択するタイミングやその方法は?
末期癌による決断
最近では、脳腫瘍によって余命半年と
宣告された29歳のアメリカ人女性が
”尊厳死”を訴え、安楽死を選んだことで
世界的に大きな衝撃を与えました。
きっと安楽死の決断には、誰も
想像することのできないほどの
葛藤があったのだと思います。
では、犬の場合はどうでしょうか?
人間は、自分で治療を受けるかどうかを
選択することが出来ますが、犬には治療を
受けるかどうかを決めることは出来ません。
すべては、飼い主さんが決断しなければ
なりません。もしかすると、自分のこと
以上に難しい決断になるのかも
しれませんね。
では、実際に愛犬の安楽死を決断した人は
どんな思いで決断したのでしょうか?
愛犬の安楽死を決断した人の中には、
愛犬が末期癌になり、手の施しようもなく
安楽死を決断する人も少なくありません。
延命治療が愛犬に痛みや苦しみしか
与えない状況で、少しでも早く”愛犬の痛みや
苦しみを取り除いてあげたい”と思う上での
決断だったようです。
近い将来、治療の術がない病気や
不慮の事故、認知症の重症化などが愛犬を
苦しめるとしたら…。
”あなたなら、どんな決断をしますか?”
この機会に、一度考えてみましょう。
安楽死はどんな薬を使うの?
安楽死を行う場合、気になることは
どんな方法で行われ、愛犬は苦しまずに
逝くことが出来るのか?ということです。
一般的に、犬の安楽死は薬剤によって
行われることが多いです。
順を追って、説明します。
まずは、カテーテルを犬の足に通します。
薬剤が静脈にしっかり入るか確認するため、
カテーテルに生理食塩水を入れます。
次に、鎮静効果や催眠効果がある麻酔薬を
入れます。犬は穏やかな気分になります。
最後に、安楽死用の薬剤を入れます。
眠るように安らかに逝くと言われています。
まとめ
いかがでしたか?
では、今回の内容をまとめてみましょう。
- 安楽死の費用は5,000~15,000円程度
- 安楽死は、獣医さんに相談する
- 自宅で愛犬の安楽死を行える場合もある
- 安楽死の決断は、末期癌などによる
苦痛を愛犬から取り除くことができる - 安楽死は、麻酔薬を使用した上で
安楽死用の薬剤で行われる
愛犬の安楽死を選ぶかは飼い主さんの
決断次第です。もちろん、決して簡単な
選択ではありません。
時間をかけ、あなたが納得できるまで
獣医さんと話をしましょう。
でも、どちらを選択するにしても
愛犬のためを思って決断した結果であれば、
”正しい選択”だと言えるはずです。
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