犬が食糞した後に下痢をして、
さらにその下痢を食べた!
こんな状況を目の前で見てしまったら、
驚き動揺してしまいますよね。
そしてそれと同時に、
飼い主なら愛犬の身体が
とても心配になると思います。
そのような行動をなくすのには、
愛犬の食糞の原因を突き止めることが大切です。
今回は犬の食糞による下痢について
ご紹介したいと思います。
後半には食糞の理由についても
書いていますので、ぜひ食糞でお悩み
の方は参考にしてみてくださいね。
犬は食糞すると下痢になる!その理由とは?
犬が食糞をしてしまった後、
下痢をしてしまうことがあります。
下痢をすると、何かの病気なのかと
心配になってしまいますよね。
実際には食糞が原因で下痢になってしまう
こともありますが、食糞が直接に関係は
していない場合も多くあります。
なぜなら、そもそも犬が食糞をするのには
何らかの理由があるので、そのせいで
下痢を伴っている可能性も大きいのです。
下痢の原因には主に
- 食べすぎや早食い
- 胃腸のトラブルによる消化不良
- 寄生虫に感染している
- 水分の取りすぎ
- ストレス
- 誤飲
- アレルギー
- 脂肪分の摂り過ぎ
- 気温や気候によるもの
- 内臓疾患など病気
などがあげられます。
下痢の頻度やタイミング、
色などで原因を探りますが、
下痢が酷く続く場合は、
早めに動物病院で見てもらいましょう。
下痢したウンチを食べる!3つの原因とは?
犬が下痢のうんちを食べてしまうことも
よくあることです。
飼い主からしたら、
なんだかショックですよね。
でもその行動にも
ちゃんと原因があります。
考えられる3つの原因
- ウンチの中に栄養がまだ残っている
- 栄養不足で栄養補給しようとしてる
- 胃腸の調子が悪い
について詳しく説明していきますね。
1.ウンチの中に栄養がまだ残っている
まず考えられるのが、
うんちの中に栄養がまだ残っている
ということです。
消化不良から糞にまだ餌の匂いなどが残っていて、
餌と思い食べてしまう可能性があるのです。
犬の嗅覚はとても鋭いため、
少しの栄養や匂いでも感じ取り、
餌と同じ感覚で食べてしまいます。
まだ機能が未熟の子犬の時などは特に
未消化のままうんちになることが多く、
下痢したうんちの食糞もしやすいです。
栄養が残ってしまう原因は、
胃腸の調子が悪く吸収しきれていない
こともありますし、
餌の量が大すぎたり、極端に栄養価の
高いものをあげることも、栄養の残る原因
になります。
また安価なドッグフードで、
犬の食いつきを良くするために
添加物をたっぷり使ったものは、
うんちのもその匂いが残ることがあります。
2.栄養不足で栄養補給しようとしてる
食事の量が不足している場合や
栄養が足りていない場合に、
空腹や栄養補充のために食糞をしてしまう
ことがあります。
決められた量や回数じゃ物足りず、
空腹のあまり自分のうんちを食糞するのです。
うんちを出して食べる事で、
栄養や量の足りない分を補っている
ということです。
人間には考えられないことですが、
これは元々犬が自然の中で、
野生として生きてきた時から残る
本能的な行動なのかもしれません。
また、ビタミンKやビタミンBが不足しがち
な犬の場合も、栄養を補給する為に
うんちを食べると言われています。
3.胃腸の調子が悪い
腸の動きや調子が悪い時、
必要な栄養が胃腸で吸収できないので、
下痢をしてそれを食糞する犬がいます。
主に感染症や寄生虫などが原因となり、
胃腸の調子が悪くなり正常な便が
できていない可能性があります。
感染症の場合は消化が不十分なので、
その下痢のうんちを食べてしまうのです。
寄生虫が原因の場合はいくら食べても
栄養が足りていないので、本能的に
栄養補給としてうんちを食べてしまいます。
そういった場合は下痢以外にも、
その他の症状を示すこともあります。
このような場合は、動物病院に連れて行き
原因を特定し治療する必要があります。
繰り返される食糞を治したい!考えられる原因とは?
犬の食糞による下痢について
ご説明してきました。
下痢でも下痢でなくても、
食糞することに良いことはありません。
犬の食糞は繰り返されることが多く、
そんな愛犬の食糞をどうにかして治したい、
と飼い主なら思いますよね。
食糞は繰り返されることが多いのは確かですが、
しっかりと原因を突き止め対処すれば、
止めさせる事ができるものです。
犬が食糞する主な原因は
- 親の真似や習性
- 餌の消化不良や栄養不足
- 誤ったしつけや環境
- 何らかの病気の症状
などが挙げられます。
また食糞は一概にもいけないこと
とは言えなく、
子犬や母犬の食糞は、
野生で暮らしていた頃の習性で、
ごく自然なことでもあります。
子育て中の母犬は子犬のお尻をなめて
排泄を促したり、
子犬の排泄物の臭いにつられて
敵が近づいてこないように、
子犬のうんちを食べるという本能が
備わっているのです。
また子犬は好奇心がとても旺盛で、
餌の匂いがする自分のうんちを食べてしまったり
おもちゃのように遊んでいて食べてしまう
ということは、よくあることなのです。
このように子犬や母犬がうんちを
食べることは本能的な習性ですので、
時間が経てば自然となくなる行動と思い、
あまり心配しなくても大丈夫ですよ。
問題なのは成犬になってからの食糞です。
成犬になっても食糞をする場合は、
飼い主が対処をして止めさせてあげないと
ずっと食糞を続けてしまう可能性があります。
愛犬の根本的な食糞の原因を突き止め、
食糞をさせないようにすることが大切なのです。
食糞の原因について
詳しくまとめた記事があります。
ぜひ合わせてご覧くださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は犬の食糞による下痢について
ご紹介してきました。
食糞後の下痢だからと言って、
理由は食糞ではない可能性もある
ということがお分かりいただけた
のではないでしょうか?
下痢をしたら原因を突き止めることは、
犬の健康管理にとても大切なことですが、
犬の全体の体調や症状を見て、
原因を突き止めるようにしましょう。
そこをしっかりと考えることで、
食糞の原因が分かり、対処法が
見つかるかもしれません。
犬の食糞について、他のおすすめの記事を
こちらにご紹介しますね。
食糞対策でおすすめなのがこちらの記事です。
⇒犬の食糞対策!実際に効果があった10個の予防&改善策を紹介
犬の食糞には、しっかりと予防と
対策をするのが効果的といえます。
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