インコのヒーターは
暖かい国に生息していたインコにとっては、
日本の冬を乗り切るために
欠かせないアイテムです。
そんな便利なヒーターですが、
留守中や就寝中に発火して
火事になってしまうのではと、
心配な人もいるのではないでしょうか。
今回はインコ用のヒーターは火事になるのか、
また火事にならないための工夫など、
ヒーターを安全に使用するための
注意点を詳しく紹介。
この記事を読めば、
はじめてインコを冬越しさせる人や、
ヒーターの取り付けが不安な人も
不安が解決するハズです!
インコ用ヒーターで火災が起こるのは本当?
インコは暖かい国が原産のため寒さに弱く、
秋から冬にかけて気温が下がる日本では、
保温してあげないと病気になったり、
最悪の場合死んでしまうこともあります。
快適な温度を保つのに便利なのが
インコ用のヒーターなのですが、
ヒーターを使っていると心配なのが、
火災事故ですよね。
ペット用のヒーターは、
そこまで温度が高くなく、
最高でも60℃くらいの温度にしか上がらない
ヒーターがほとんどです。
新聞紙の着火温度は約290℃以上で、
布でも約200℃以上の熱が必要です。
ヒーター自体を可燃性のもので
覆ってしまうようなことがない限り、
火災になる心配はありません。
ですが、インコがヒーターのコードを齧ったり、
傷がつくことによって漏電をし、
それが原因で火災になることがあります。
火災以外にも感電する危険もあるため、
齧られないようしっかりと固定し保護するなど、
飼い主がしっかりと管理してあげましょう。
インコのヒーターの取り付け方
インコのヒーターの取り付けですが、
ヒーターの種類によっても異なります。
パネルタイプのヒーターは、
ケージの側面や下に敷くなどして
外から暖めて使用するので、
側面に使用する場合は齧られないように、
離して設置するなどの工夫が必要です。
保温電球タイプのヒーターは
掛けて使えるようにフックが付いているので、
ケージ等に引っ掛けて取り付けます。
こちらの動画では実際にヒーターを使って
どのように保温しているかがわかりますので、
参考にしてみてくださいね。
ヒーター設置の際の注意点
- コードを齧られないように固定する
- 低温ヤケドにならないようにする
- 温度が上がり過ぎないようにする
などの注意点があります。
最近のヒーターは安全性も高く、
ヒーターに近い部分のコードは
齧られてしまわないように
本体近くは金属でガードされています。
ですが遊び好きなインコが
コードを引っ張ってしまい、
ガードされてない部分を
齧ってしまうこともあるので、
動かないようにしっかりと固定しましょう。
またペット用ヒーターに長時間あたったり、
ヒーターの上に乗ってしまうなどして、
低温ヤケドを起こしてしまうことも。
インコが快適に過ごせるように、
直接触れないようガードしたり、
サーモスタットと温度計を併用して、
設定温度以上にならないよう
管理してあげてください。
インコのヒーターはケージの中?外?
インコのヒーターはケージの中と外、
どちらに取り付けるのがいいのでしょうか。
パネルタイプのヒーターは、
ケージ外に取り付けるものですが、
保温電球タイプは中と外、
どちらでも取り付けが可能です。
中に取り付ける場合、
使っているケージによっては
スペースが狭くなったり、
インコが怖がって暴れることもあります。
また低温ヤケドの危険性も増えるため、
中に取り付ける場合は、
使用前にインコをヒーターに慣らしたり、
ヤケドをしないように工夫をしてあげましょう。
インコはヒーターの上に乗ることも
インコの中には遊び好きな種類も多く、
ヒーターの上に乗って
遊んでしまうインコもいます。
ヒーターの上部はそこまで熱くならないので、
ちょっと乗るくらいなら
そこまで心配はいりませんが、
長時間乗っていると低温ヤケドを
引き起こす可能性もあります。
インコがヒーターの上に乗ってしまう場合、
ヒーターの設置場所に
問題があるかもしれません。
鳥類は高いところに止まる習性があり、
普段使用している止まり木よりも、
ヒーターが高い位置に設置した場合、
そちらに止まってしまうことがあります。
また暖かい空気は上にあがる習性があるので、
上部に取り付けてしまうと、
上ばかりが暖まるだけで、
ケージの下は寒いままになってしまいます。
できればケージの中間か下側に設置し、
ヒーターの上部に木製のステップ台などを
設置してあげるのがおすすめです。
ヒーターの最適な場所は?
ヒーターを設置するのに最適な場所は、
ケージの中に設置する場合は、
いつもインコが休んでいる止まり木などの
近くに設置してあげるのがおすすめです。
ケージの片側方向に設置してあげることで、
暑いときにインコが自分で反対側に
移動できるようにしてあげましょう。
ケージの外側に設置する場合も同様に、
普段インコが休んでいる側に
ヒーターを設置します。
暖かい空気は熱源より上に上がっていくので、
低めに取り付けると、ケージ全体が暖まります。
インコのヒーターは何度が適温?
インコが冬を越すためのヒーターですが、
何度が適温なのでしょうか。
これはインコによっても多少異なりますが、
成鳥でだいたい20℃~28℃が適温になります。
また病気療養中は30℃に暖めるのが
よいと言われています。
まずは飼育中や飼いたいインコの
生息地域の気温などを調べ、
それぞれの適切な温度に
調節してあげるのがベストです。
温度設定にはサーモスタットを用いると、
温度が上がり過ぎることもなくなりますよ。
ヒーターをつけっぱなしにしない
インコなどペットの暖房器具として
便利なヒーターですが、
電源を入れると常に放熱し続けるので、
つけっぱなしにすると
温度が上がり過ぎてしまうことがあります。
温度の上がり過ぎは
インコにとっても悪影響ですし、
電気代も気になるところですよね。
そこであると便利なのがサーモスタットです。
サーモスタットで快適な温度を設定すれば、
設定温度になると
電源を自動でオフにしてくれます。
温度の上がり過ぎも防ぎ、
電気代の節約にもなるので便利ですよ。
まとめ
今回はインコのヒーターについて、
火事にならないための設置方法や、
管理法について紹介してきました。
ヒーターはインコを冬越しさせたり、
病気療養時に保温したりと、
便利なアイテムですが、
使い方を誤ると火事や事故などの
原因にもなることがあります。
正しい使い方で使ってあげて
くださいね。
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