犬は塩分不足も取りすぎもダメ!塩の適切な摂取量とは?
愛犬に食べさせる塩分量について、
気になっている飼い主さんは
多いと思います。
人も塩分をとりすぎると高血圧になったり、
逆に塩分が不足すると脱水症状を起こすなど
健康に問題が生じます。
犬にはどのくらいの塩分量が
適切なのでしょうか?
『犬に塩分は厳禁!』という意見と、
『人間と同じくらいの塩分は必要!』
という意見があり、
どうすれば良いのかわからないですよね。
今回は犬にも塩分補給は必要なのか、
塩分が不足するとどんな症状がでるのか、
塩分過多や塩分中毒の症状について
調べました。
この記事に書いてること♪
犬に塩分補給は必要?一日の適切な摂取量は!?
そもそも、
犬に塩分補給は必要なのでしょうか?
答えは、
- ドッグフードを食べている犬には不要
- 手作り食の犬には必要
です。
もちろん犬も、人間と同じように
生命維持のために塩分を必要とします。
しかしドッグフードには
必要量が入っているので、
わざわざ塩分補給をする必要はありません。
そのため、餌の量なども
与えすぎると、肥満や病気に繋がるので
こちらの記事で量をチェックしておきましょう。
また、飼い主さんの手作り食がメインの場合には、
適量の塩分を補給する必要があります。
犬の適切な塩分量には諸説あり、
体重によって違います。
だいたい一日に
約0.06~0.12g/Kg(体重)
が適量です。
●犬の体重別塩分量
犬の体重 | 適切な塩分量 |
5Kg | 0.3~0.6g |
10Kg | 0.6~1.2g |
15Kg | 0.9~1.8g |
20Kg | 1.2~2.4g |
25Kg | 1.5~3g |
30Kg | 1.8~3.6g |
ティースプーン1杯分が約18gなので、
かなり少ない量ですよね。
特に小さなチワワなどは、
ほんのちょっとの塩分で十分です。
塩を足すのではなく、
たとえば昆布や魚といった
塩分を含んだ食材を少し足す、
という方法で塩分補給をしたほうが
安心だと思います。
こちらに手作りご飯のバランスについて
紹介していますので参考にしてください。
⇒犬の手作りごはんはバランスが重要?絶対守るべき5つのポイント
塩分補給にもオススメの
鮭を使ったレシピをご紹介します。
(所要時間:3分30秒)
塩分が不足するとどんな症状が出る?
塩分が不足すると
どんな症状がでるのでしょうか?
症状の重さや進行具合によって、
違った症状や行動がみられます。
●人の手のひらや足の裏を舐める
●土やコンクリートを舐める
●おしっこが濃くなる
●下痢や嘔吐を繰り返しぐったりする
●足のふらつきなど運動障害がでる
●腎臓病など内臓障害がでる
塩分不足がまだ軽症の場合は、
犬は自分で塩分を摂取して
補おうと努力します。
愛犬がやたらとあちこちを舐めていたら、
塩分が不足しているのかもしれません。
チーズやジャーキーなどで
補ってあげてくださいね。
犬があちこち舐めるときには、
↓こちら↓も参考にしてくださいね。
重症化した場合は、
適切な治療を受ける必要があります。
特に嘔吐や意識障害がみられた場合は、
動物病院に急ぎましょう。
取りすぎ注意!塩分過多の症状とは?
塩分不足の症状をご紹介しましたが、
逆に塩分をとりすぎて
塩分過多になってしまった場合には
どんな症状がでるのでしょうか?
●高血圧
●腎臓病や心臓病などの内臓疾患
●皮膚のかゆみ
自宅で気づきやすいのは、
’’水を大量に飲む’’という症状
だと思います。
愛犬の水の飲み方がいつもと違うときには、
食事内容を見直したり
おやつを控えるなど、
塩分に注意してあげてくださいね。
塩分過多の状態が長く続けば続くほど、
腎臓のダメージが大きくなり、
治りにくくなります。
おかしいと思ったら、
早めに獣医さんに相談しましょう。
こちらに、水をよく飲む場合の
原因も紹介しています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
塩分中毒で病気や死の危険性も・・・致死量はどれくらい?
塩分過多を通り越すほどの量の塩分を
一度に摂取してしまった場合、
’’塩分中毒’’になる恐れがあります。
●肺水腫などの呼吸器障害
●重篤な腎臓病や心臓病などの内臓疾患
塩分中毒は病気になるだけでなく、
死に至る危険性もあります。
犬の塩による致死量は
体重によって違います。
2~3g/Kgで中毒症状がみられ、
4g/Kgで死に至ります。
ジャーキーを一袋一気食べをしたり、
誤飲したものを吐かせようと
塩を飲ませたときなどに
塩分中毒になる危険性があります。
まとめ
いかがでしたか?
塩分は犬にも必要で、
不足しても多すぎてもよくありません。
適切な塩分量を保つコツをまとめると・・・
犬は人間より体も小さくしゃべれないので、
飼い主が塩分量を
調整してあげなくてはいけません。
ご紹介した
塩分不足・塩分過多による行動や症状
がみられたら、
塩分補給や受診をしてあげてくださいね。
まずは、犬が毎日体に入れる
ドックフードから見直すのもおすすめです。
こちらにランキングで
実際に購入したリアルな口コミを紹介しています。
⇒ドッグフードおすすめランキング2018!口コミを徹底比較【厳選10選】
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