犬の視力は白黒しか見えないって本当?目の仕組みを徹底解明
人間は色鮮やかな世界をいつも
みていて刺激が絶えませんよね♪
では、犬の場合はどうなのでしょう?
私達、人間と同じように見えているのか?
どんな世界が見えているのか?と
気になりますよね♪
そこで今回は犬の目について
- 犬に見えている世界はモノクロ?
- どんな風に見えているの?
- 犬は視力が悪い?近視?遠視?
- 夜でも見えているの?
などについてお話していきます♪
最後に犬にとって見やすい色についても
お話しますので、参考にしてくださいね♪
この記事に書いてること♪
犬の視力では白黒に見えているって本当?
犬にとって、見える世界は白黒と言う
お話を聞いたことがありませんか?
実際に犬目線の映画などを見るとモノクロで
表現されていることが多いですよね♪
しかし、実は近年の研究の結果、
実は3色の色を認識できていることが
明らかになりました!
なので白黒の世界ではないのですよ♪
犬の色の見え方
犬は3色の色を認識していることが
明らかになったと先程書きましたね♪
その3色とは、
- 赤
- 緑、黄色、オレンジ
- 紫、青
です。
3色じゃないじゃん!と思ったでしょう?
実は犬は人間の目の作りとは全く異なる
のですよ♪
なので
- 赤、オレンジ=暗いグレー
- 緑、黄色、=くすんだ黄色
- 紫、青=青
で見えているということなのです!
特に赤と緑の色別が苦手とされており、
例えば、私たちから見ると赤と緑が色鮮やかなスイカは
犬から見ると赤と緑がほぼ同じ色に見え、
全体的に黄色くくすんでいるように見えている
のですよ~!
ちょっと犬の視界を覗いてみましょう♪
引用:http://toypoodleblog1.blog.fc2.com/
全体的に黄色っぽいですよね♪
赤と緑は、やはりほぼ同色に
見えているのですね!
ちなみに色とは、光の波長の違いによって
できているもので、波長の短い順に
紫>青>水色>緑>黄色>オレンジ>赤
となるのですが、この配置はまさに虹。
光が水に反射して、
人間が見ることができる部分だけが
見えているものが虹なのですね。
犬の場合は、この虹の七色のうち、
紫がかった青から黄色までを認識できる
とされているのです♪
犬は目が悪い?人間に例えると視力はどのくらい?
では犬の視力は一体どのくらいなのでしょう?
実は犬の視力を人間で例えると
0.2~0.3なのです!
筆者も視力が悪く、0.2~0.3です!
日常生活では、メガネやコンタクトレンズが
無いと全く見えません(笑)
まるでのび太君です。。。
目が良い人からすると見えないということが
分からないとよく言われるのですが、
ぼやけたり、滲んだような視界で、
物の形が分かりづらいと言えば、
いいでしょうか…。
大雨の日に車のワイパーを動かさないで
フロントガラスを眺めている感じと
言えばわかりやすいですかね?
引用:http://www.koinuno-heya.com/index.html
筆者の視力と犬の視力が同程度だったとは
驚きですが、筆者は犬のように素早く
動けません^^;
これはどうしてなのか?についてですが
犬は視力が悪くとも、動体視力が
非常に優れているからなのです!
動体視力とは動いているものを素早く
認識する能力です♪
なので、
私たちには流れるように見えている
テレビ番組は犬にとって、まるで
パラパラ漫画のように見えているのです!
そして人間の視界範囲は180度に対し、
犬は250~270度もあることも関係しています!
250度~270度は犬の耳の付け根辺りまで
見えていることになるんですよ♪
更に犬は、嗅覚、聴覚も人間よりも
遙かに優れているので、これらのことでも
視覚をカバーしているのですよ♪
筆者が要領が悪いわけではなかったので
一安心です(笑)
ちなみに、
犬は近眼でもなく、遠視でもない
正視であると言われています♪
夜・暗闇での見え方は?
そんなにぼやけた視界で、
夜間の暗闇でも平気で歩く犬…。
どうしてそんなことができるの!?と
思っちゃいますよね~!
これは、
網膜の裏にあるタペタム層と呼ばれる
光の増幅装置があるため、
少しの光でも良く見えているからなのです!
このタペタム層なのですが、
人間が夜間に必要とする1/4の光量でも
増幅させて通常通りに視界をクリアにしている
のですよ♪
犬は薄明薄暮性で、薄暗い中で
獲物をとらえて進化してきた動物なので、
このように発達したと言われています。
引用:http://www.koinuno-heya.com/index.html
ここまでのことをまとめると、画像のように
なります♪
私達の視界とは全く違いますね!
ちなみに夜間に犬を撮影すると
目がピカーン!と光っている写真が撮れる
ことがあります。
これは、
タペタム層にフラッシュが反射したもの
なのですよ♪
同じ状況でも、
タペタム層を持たない人間の場合は、
網膜上の血管が光で照らされて、
いわゆる赤目になるのです。
早速試してみよう!と思う飼い主さんも
いると思いますが、
犬にとってフラッシュ撮影は
光量が多すぎたり、急激に光を浴びるため、
刺激が大きすぎてしまい、
網膜に炎症や剥離が起こってしまうので
故意には、絶対にしないでくださいね!
重症の場合は失明も有りうるので、
愛犬の写真を撮る場合は、
フラッシュ撮影はぜずに、
部屋自体を明るくして撮影しましょう!
犬は何色がよく見えるの?はっきりと見える色はある?
では犬にとって、
どんな色がよく見えるのでしょうか?
それは初めにご紹介した見えている色に
ヒントがあります♪
犬は赤と緑が見分けが付かないと言ったように
これらの色は、ほぼ同色に見えています。
なので、それ以外の色ですね!
犬は特に、青や黄色が特に見えやすいと
言われています♪
芝生の上に赤いボールを投げても、
ほぼ同色に見えるので、
見分けが付きにくいようなのです。
そこで、芝生に青や黄色のおもちゃを
置いてみると…
このように犬には見えているんですね♪
青と黄色のみ、
クッキリと色が付いていますね!
よって、
犬のおもちゃを選ぶ時には、青と黄色を
第一候補にすることをおすすめします♪
まとめ
今回は犬の視界についてお話を
しましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに犬は色の認識が乏しい一面、
ビックリするようなものまで、
見えているということが近年発見されました!
ビックリするようなものとは、
紫外線(UV波)です!
ただし、紫外線を脳内において
どのような色として処理しているかは
定かではありません。
これからの研究に期待ですね!
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