犬の脱水症状!老犬の場合に出やすい症状と治療法とは?
’’犬も脱水症状になる’’こと、
ご存知ですか?
脱水症状とは文字通り、
’’体内の水分が外に出ていってしまい、
不足した状態’’をいいます。
体内の水が10%奪われると脱水症状が出て
危険な状態に陥ります。
今まで脱水症状になったことのない犬でも、
年を取って老犬になったなら
脱水症状になりやすく注意が必要です。
次の夏に備えて、
今から脱水症状の症状や原因、
対処法を学んでおきましょう!
この記事に書いてること♪
老犬が脱水症状になるとどんな症状が出る?
老犬が脱水症状になったら、
どんな症状がでるのでしょうか?
●目がくぼんでいる
●ぐったりしている
脱水症状は、見た目には
「なんとなく元気ない??」
程度のことが多く、
判断が難しいです。
簡単な脱水チェック法を
ご紹介します。
なかなかたるみが元に戻らない
ネコちゃんの動画ですが、
この動画を参考に
つまんでみてください
(所要時間:7秒)
2.口の中が粘ついている
3.歯茎を押して離しても、
なかなか元の色に戻らない
これらに1つでも当てはまったら、
脱水症状をおこしている可能性があります。
震えや下痢、嘔吐など
脱水時、痛みや疾患によって
震えや下痢、嘔吐といった症状が
みられる場合もあります。
ただ、脱水が原因で
下痢などを起こすわけではありません。
震えの原因となっている疾患や
下痢・嘔吐によって体内の水分が失われて、
脱水症状を起こしてしまうのです。
震え・下痢・嘔吐の原因となり、
さらには脱水症状を引き起こす原因としては
次のようなものがあります。
●内臓機能障害
―膵臓炎
―腎臓炎
―腸閉塞 など
●熱中症
●誤飲による下痢・嘔吐など
―食中毒
―毒物や毒草
―おもちゃなどの異物
いずれの場合も、脱水症状を起こすのは
かなり進行した末期症状時です。
脱水症状の前後に震え・下痢・嘔吐が
みられた場合には、
急いで病院に連れていってあげてください。
最悪の場合、死の危険性も
脱水症状がひどくなり
体内の10%以上の水分が失われた場合、
死に至る危険性があります。
脱水によってショック症状を
起こしてしまうのです。
●ぐったりとして動かない
●顔色や唇の色が蒼白になる
●荒い息を苦しそうに繰り返す
●けいれんする
正直なところ、
ショック症状を起こしてしまったら
治療は難しいといわれています。
ここに至る前に、
愛犬の異変に気づくことが大切です。
冬でも注意!?老犬の脱水症状は病気が原因の場合も
ご紹介したように、
老犬の脱水症状は感染症や内臓機能障害、
熱中症などの病気が原因の場合もあります。
そのため、老犬の場合は
冬でも脱水症状に
気を配ってあげなくてはいけません。
感染症や内臓機能障害は、
日々の食事や検診で予防しましょう。
熱中症は日々の生活で水分・ミネラルを
まめに補給するよう工夫し、
室温にも気を配って予防しましょう。
冬でも暖房により室温が高くなり、
熱中症をおこす犬もいるんですよ。
●エサに水を混ぜる
●冬でも気温・室温を快適に保つ
●荒い息を苦しそうに繰り返す
●人間用スポーツドリンクを
3倍程度に薄めて飲ませる
なった時の対処法!砂糖水やスポーツドリンクが点滴代わりに!?
脱水症状になったとき、
どのように対処したらよいのでしょうか?
脱水症状は命にもかかわる緊急事態なので、
すぐに動物病院に行きましょう。
点滴で水分を補ったり、
体温を下げる治療をしてもらえます。
脱水症状がまだ軽く意識があるなら、
病院に行く前や道すがらに
少しでも水分をとらせてあげるとよいです。
このとき注意すべきなのは、
- ミネラルや電解質を含んだ飲み物を
- 少しずつ飲ませる
ということです。
ただの水を飲ませたり
急にたくさん水分を補給すると、
胃腸を刺激して悪化させる場合があります。
ティースプーンに1杯ずつ、
ゆっくり飲ませてあげましょう。
3倍程度に薄めたもの
●手作りスポーツドリンク
(水:1L、塩:小さじ1/2
砂糖:大さじ4を混ぜたもの)
スポーツドリンクや砂糖水が
点滴代わりになって、
脱水症状からの回復を助けてくれます。
自力で水を飲めない犬には、
この動画のようにシリンジで
少しずつ口に運んであげましょう。
(所要時間:37秒)
まとめ
いかがでしたか?
脱水症状は健康な若い犬でも起こりますが、
老犬は特に注意が必要です。
感染症や内臓機能障害などの病気が原因で、
脱水症状をおこしやすいのです。
- 皮膚をつまんだら
たるみがなかなか元に戻らない - 口の中が粘ついている
- 歯茎を押したら
なかなか色が元に戻らない
この3チェックに当てはまったら、
脱水症状の可能性があります。
脱水症状は死に至る危険があるので、
動物病院に急いでくださいね。
脱水症状に苦しんだ経験のある方も
おられると思います。
私は脱水症状になったことがありますが、
とてもしんどいものでした・・・。
愛犬にはそんなしんどい思いを
して欲しくないですよね。
日ごろから健康診断をうけ、
脱水症状を起こしやすい病気を
早期に治療してあげましょう。
熱中症にも気を配ってあげてくださいね。
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