犬の声のかすれ！手術が必要なのは？声帯切除も合わせて紹介

 

ワンちゃんの声がかすれているときは、
気管の病気が影響していることが
考えられるようですね。

そんな時には、どのような治療を
行っていけば良いのか？

そして、場合によっては手術を
必要とするケースもあるようです。

今回は声のかすれる原因にあわせて
どのような治療や対策を
していくのかお話していきますね！

かすれた鳴き声の対策や治療法は？

気管に関する病気は様々ありますが、
主な治療法として、投薬などで
様子を見て症状を和らげたり、
安静に過ごすなどの対処で
経過を見ることがほとんどのようです。

こちらの記事では、他の病気についても
ご紹介しています！
犬の鳴き声がかすれる！これって病気なの？へ移動する

しかし、場合によっては
手術を必要とする治療もあるようです。

それでは、手術を要する状態とは
どんなときなのでしょうか。

手術が必要な呼吸器系の病気とは？気管虚脱について

 

呼吸器系の病気の中でも、
手術を必要とするケースのある病気として
気管虚脱が多く挙げられています。

気管虚脱とは、
気管が平たく潰れてしまい、
ガーガーというように、
ガチョウの鳴き声のような咳、
場合によっては呼吸困難やチアノーゼ
と言った重い症状を発症します。

気管虚脱による咳をしている様子を
動画でもご覧ください。

 

 

気管虚脱は、ワンちゃん特有のもので
完治の見込めない病気なのです。
再発もしやすく、症状が落ち着いても、
生涯注意をする必要があるようですね。

とても厄介な病気とも言えますので、
予防として出来ることは
心掛けておくと良いかもしれませんね。

気管虚脱の原因としては、
肥満やストレス、
引っ張り癖による
首輪の気管への圧迫なども
大きく関係しているようですよ。

肥満防止に努め、
そして首輪を胴輪タイプのものに
変えるなどで対処しましょう！

遺伝的なものも関係しているようで、
特に、

• チワワ
• ポメラニアン
• 柴犬
• ゴールデンレトリーバー

などの犬種で、特に小型犬は
多く発症しているようです。
対策などを実施し、
少しでも予防を意識しましょう！

 

こちらの記事では、気管虚脱の
見分け方を紹介しています。
参考にご覧下さい。
犬の逆くしゃみ！気管虚脱とどう違う？原因や対処法は？へ移動する

現在の手術は進歩している？

気管虚脱に関しては、
投薬を続けても改善が
見られない場合に、
手術という治療法もあるのです。

手術は何種類か方法があるようですよ。

気管内に筒状のものを入れて、
気管を拡張するという方法と、
直接呼吸が出来るように、
気管に穴を開けるという方法です。

どちらかと言うと、先に挙げた方法が
多く実施されているように感じますね。

 

 

以前までは、気管の周りに張り巡らされた
大事な血管があるなどの理由や、
過去の手術でも術後の経過が
あまり思わしくないこともあり
敬遠されがちな手術だったようです。

しかし、日々医療が進化する中で、
最近では、有効な方法を見出し
気管虚脱の手術も効果が
期待出来るようになってきました！

手術が成功すれば、気管虚脱を改善し、
呼吸を楽にしてくれるということも
可能になってきたようですね。

とは言え、その細かな作業、
高度な医療技術などが必要なため
費用は高額となり、
10万を越えてくるでしょう。

そして、手術の効果を発揮させるために
何より大事なことは
早期発見、早期治療なのです。

気管虚脱の進行度合いによっては、
手術をしても、効果の見込めない
状況もあるようですね。

ですので、なるべく早い段階で、
気管虚脱を発見することが出来たら
手術をすることも検討してみては
どうでしょうか？

どちらにしても、獣医師とよく相談して
考えてみることで、より良い治療法が
見つかるかもしれません！

騒音対策としてあえて声枯れさせる声帯切除という方法

ワンちゃんの無駄吠えなどによって
苦情を受ける立場を考えたときに、
あなたならどのような方法をとりますか？

最近ではどうしてもやむを得ず、
という理由で声帯切除手術を行うことも
選択肢としてあるようですね。

しかしながら、多くの獣医師は
積極的に進めていることではありません。

また、手術をしても声が戻ってしまう
というケースも十分にあります。

メリットは飼い主さんの都合でしかなく、
ワンちゃんにとっては、
術後の痛み、傷口からの感染症、
出血や声の出せないストレス、
傷口の肥大化により気道が塞がれたりと
様々なリスクも伴うため心配ですよね。

ワンちゃんにとっては
吠えることが当たり前で、
むしろ吠えることを仕事として
改良されてきた犬種もいます。

吠えるのには必ず理由がありますよね？
まずはそこから考えてみれば、
解決策は他にも見つけられるかも
しれませんよ。

どうしても、自分の力ではしつけが
難しいと感じたときには、
手段として、プロのトレーナーに
しつけをお願いしたり、
無駄吠え防止グッズを使用するのが
先決な考えだと思います。

無駄吠えのしつけについて、
こちらの記事で紹介しています！
無駄吠えはしつけでなおる！酢が有効ってホント？へ移動する

夜泣きに悩んでいる方は
こちらの記事をご覧下さい！
夜泣きをやめさせる方法は？ご近所トラブルの対策にへ移動する

夜泣きが突然始まった！原因は？へ移動する

 

 

声帯切除は最終手段として、
こんな方法もあるということです。

声帯切除されてしまった
シーズーちゃんの様子です。
やはり声が枯れてしまって
出しずらそうに感じますね・・・。

 

まとめ

今回は主に気管虚脱という病気について
お話をしてきました。

症状が悪化してしまうと、
呼吸困難を引き起こすこともある
とても怖い病気なのですね！

発見が遅れて症状が重度まで
きていると、もはや手術でも
どうにもならないということもあります。

大切なのは、早期発見・早期治療ですよ！

そうすることで、不治の病とも
言われているこの病気が、
適正な時期に手術をすることで、
ほぼ完治ということも見込めるようです。

どんな病気においても、
ワンちゃんの異常に
早く気付いてあげることが
大切だということですね。