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犬の皮膚病の疥癬(ヒゼンダニ)とは!初期にあらわれる症状を解説

1.皮膚病 症状
この記事は約 5 分で読めます。

    犬の皮膚病である「疥癬」という
    病気をご存知でしょうか。

    愛犬家の方でも初耳の方や、
    名前は知っていてもどういう病気か
    までは知らない方も多いのでは
    ないでしょうか。

    疥癬は私たち人間にも
    感染することのある
    人畜共通感染症の一種です。

    疥癬とは一体どのような病気で、
    どのような症状が出るのか、
    心配な方も多いでしょう。

    また、人間が感染すると
    どのような症状が出るのかも
    気になりますよね。

    この記事では、犬の疥癬について
    詳しくまとめました。


    犬の皮膚病の疥癬(ヒゼンダニ)とは

    犬の皮膚病である疥癬は、
    人間にも感染することのある
    人畜共通感染症の一種です。

    まずは、気になる疥癬の
    原因や症状を詳しく見て
    いきましょう。

    1.原因

    犬の疥癬(かいせん)とは、皮膚に
    「イヌセンコウヒゼンダニ」という
    ダニが寄生することによって起こる
    皮膚炎です。

    疥癬に感染している犬との接触で感染します。

    感染には季節や犬種は関係ありません。

    主に2歳以下の若い犬に多く見られます。

    人間にも感染することのある人畜共通感染症で、
    人間が感染した場合は一時的(3週間ほど)に
    激しいかゆみが症状として現れます。

    また、疥癬は犬以外にも猫やウサギ、
    ハムスター、フェレットなどの
    動物にも寄生します。

    生活習慣や遺伝は、犬の皮膚病の
    原因になることがあるのでしょうか。

    ⇒犬の皮膚病の原因とは!生活習慣や遺伝は関係あるの?

    この記事では、皮膚病と生活習慣や
    遺伝との関連性を紹介しています。

    なかなか治らない皮膚病は、
    ストレスが原因かもしれません。

    ⇒犬の皮膚病はストレスが原因だった!?病気と見分ける3つの方法

    この記事では、犬の皮膚病と
    ストレスの関係を紹介しています。

    2.症状

    犬が疥癬に感染すると、どのような
    症状がでるのでしょう。

    ここでは、犬が疥癬にかかった際に
    見られる症状を紹介します。

    ●かゆみ

    疥癬の一番の症状は
    激しいかゆみです。

    メスのヒゼンダニは皮膚の中に
    トンネルをほり、卵を産みます。

    この行動により非常に強い
    かゆみが現れ、寄生か所を
    掻きむしるようになります。

    ●発赤、発疹

    ヒゼンダニに寄生されると、
    初期症状として目の周りや耳、
    肘、腹回りなど、被毛の薄い
    部分に発疹が見られます。

    症状が進行すると、
    発疹に赤みが伴うように
    なります。

    ●フケが増える

    掻きむしることで皮膚が傷つくと、
    皮膚は傷を修復しようと
    ターンオーバーをはやめます。

    その結果、大量のフケ
    見られるようになります。

    また、ヒゼンダニは犬の
    フケを主な食料にしています。

    そのため、皮膚に炎症を起こさせ、
    どんどんフケを発生させます。

    ●かさぶた

    症状が進行すると、厚いかさぶたが
    できるようになります。

    かさぶたの下でヒゼンダニは
    さらに繁殖を行います。

    疥癬では、白いかさぶたが
    大量にでることも特徴です。

    ●脱毛

    掻きむしることで、幹部は
    傷つき被毛が抜け炎症が
    起こります。

    境目のはっきりしない、
    まだら模様の脱毛が特徴です。


    犬の皮膚病の疥癬は2~6週間の潜伏期間を経て発症する

    犬のヒゼンダニは、寄生後すぐに
    症状が現れるわけではありません。

    潜伏期間が存在します。

    ヒゼンダニが寄生して症状が
    現れるのは、ダニの分泌物による
    アレルギーによるものです。

    アレルギーは感染から発症まで
    およそ2~6週間かかります。

    アレルギー反応が遅い場合、
    発症まで1カ月以上かかりますが、
    この間にもダニは繁殖を続けています。

    そのため、ヒゼンダニに感染していても、
    早い段階では抗体が陽性にならない
    場合もあるので、注意が必要です。

    まとめ

    犬の疥癬は、ヒゼンダニの寄生によって
    起こる皮膚病です。

    ヒゼンダニの分泌物によるアレルギーから、
    強いかゆみを伴う症状が現れます。

    掻きむしることで傷が化膿したり、
    炎症を起こしたりする二次感染の
    恐れもあります。

    また、人間にも寄生する
    人畜共通感染症の一種です。

    愛犬が疥癬症になった場合には、
    ほかの犬や人間にうつさないよう
    外出は控え、使用していたペットベッドや
    タオルなど処分できるものは
    処分すると安全です。。

    ヒゼンダニは50度以上の温度で死ぬため、
    ダニが付着している可能性のあるケージなどは
    50度以上のお湯につけておくと
    駆除することができます。

    ヒゼンダニは宿主に寄生しない限り
    生きていくことはできないため、
    家の中で繁殖することはありません。

    しかし、卵が孵化することで再度感染
    してしまう可能性があるため、
    駆除開始から1週間は犬がいる
    部屋を衛生的に保つ必要があるでしょう。

    犬の皮膚病は治療に根気を
    要することが多い病気です。

    ⇒犬の皮膚病が治らないのはなぜ?効果的に治療を進めるためのPOINT!

    皮膚病の治療をより効果的に
    行うためには、どのようなことを
    行うと良いのでしょう。

    この記事では、皮膚病の治療を
    効果的に進めるポイントを
    紹介しています。

    自宅でできる皮膚病対策を
    探している方には、こちらの記事が
    おすすめです。

    ⇒犬の皮膚病の対策おすすめランキング!自宅で簡単にできるTOP5!

    この記事では、自宅できる
    皮膚病対策を詳しく紹介しています。



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    ライター紹介 ライター一覧

    原京子

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部の原です。

    高校生の時から、動物が好きで
    ハムスターのジャンガリアンと
    ゴールデン計10匹と暮らしました。

    仕事も、

    ・動物病院
    ・動物園
    ・ペットショップ

    の動物業界を中心に活動してきました。

    今までの経験を活かし
    皆さんのわんちゃんとの生活の中で
    気になることや、心配なことを

    解決できるように
    サポートさせていただきますね(^^)

    今はハムスターを飼っていて
    大好きなのはハムのクロワッサン(横になって眠っている姿)です!

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