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犬を英語でしつけるメリットとは?基本のコマンドフレーズも紹介

 2016/11/21 しつけコラム
この記事は約 10 分で読めます。

    あなたは、ワンちゃんに対して
    コマンドで指示を出すとき、
    日本語ですか?それとも、英語ですか?

    日本語であれば、
    「お座り」や「伏せ」などで
    コマンドを送ると思いますが、
    英語で指示を出すのって
    ちょっと憧れませんか?
    何だかプロって感じで・・・!

    特に、盲導犬訓練士などは、コマンドに
    英語を用いることが多いそうです。

    私の場合、動物の専門学校で
    犬を褒める時などは「good(グッ!)」
    で教わってきたので、
    愛犬にもよくこの「good」は
    使っていましたね^^

    ただ、慣れるまでは
    少し恥ずかしかったですね・・・(笑)

    日本人が当たり前のように
    英語で指示を出すのは慣れも大事です!

    さて、犬と人が共に暮らすためには、
    ワンちゃんにある程度のルールや、
    「お座り」や「伏せ」などの
    動作も身につける必要があります。

    そんな時、このような“コマンド”を用いて
    指示することは、主従関係を示したり、
    しつけをする上でも
    欠かせないことですよね。

    そこで今回は、犬のしつけには欠かせない
    コマンドをテーマに、

    • 英語を使うメリット・デメリット
    • 基本のコマンドフレーズ

    について、お話ししていきましょう!


    犬のしつけを英語でしたい!そのメリットとは?

    dog-613926_640

    しつけで英語を使う時、
    大きく分けて2つのメリットがあります。

    それは、

    • 音が少なく言葉が短い
    • コマンドを統一しやすい

    今回は、その2つのメリットについて
    お話していきますね。

    ところで、
    ワンちゃんのしつけをする時に、
    英語だろうが日本語だろうが
    変わらないんじゃないの?

    そう思うこともありますが、
    確かに、ワンちゃんに
    解りやすく伝えることが出来ていれば
    正直どちらでも構いません。

    しかし、ワンちゃんにとって重要なのは
    言葉ではなく“”なんですね・・・

    犬は言葉は理解していなくても、
    音を聞き分けることで
    意味を理解しているそうですよ。

    例えば「お座り」・・・
    ワンちゃんには「オスワリ」と
    聞こえている訳ではなく、
    4つの“音やイントネーション”などで
    聞き分けているんです。

    また、飼い主さんが怒っていたり、
    悲しんでいたり、優しい気持ちでいる時、
    感情によって話し方って変わるでしょう?

    ワンちゃんが人の感情を察知する時、
    おそらく、その喋り口調を手掛りに
    しているのかもしれませんね。

    時折、ワンちゃんが人の言うことを
    理解しているように感じるのは、
    音を聞き分ける能力を
    持っているからなんです。

    少し話が反れましたが、
    しつけで英語を使う時のメリットには、
    その“音”が関係しているんですね♪

    また、コマンドを統一しやすいことも
    大きなポイントのようです。

    それでは、それぞれのメリットについて
    解説していきましょう^^

    英語だと音が少なく言葉が短いため覚えやすい

    英語を使うメリットとして、
    音が少なく言葉が短い”方が
    ワンちゃんは
    理解しやすいからだそうです。

    例えば、
    「お座り」➡「Sit(シット)」
    これは、(osuwari)が(sit)で済むので、
    音は少なく言葉も短縮されていますよね。

    全ての日本語には母音が含まれるため、
    ほとんどのコマンドでは
    英語よりも音が多くなってしまうのです。

    しかし、英語だと基本的に
    短くハッキリと聞き取れるので
    ワンちゃんにとっても
    覚えやすいそうですね。

    また、犬は子音を使うことがなく
    普段から子音を聞き取っていません。

    なので、母音(aiueo)の音を頼りに
    人間の言葉を聞いているのではないかと
    考えられています。

    例えば、
    「シット(sit)」は「イッオ」と
    聞こえている感じでしょうか。

    また、ワンちゃんに指示を出す時に
    多くの言葉をかけることは
    ただの雑音になってしまうんですね・・・


    これは極端な例ですが、
    「いい子だから
    ちょっとここで待っててね~」と
    優しく言ったところで、

    ワンちゃんには、
    「いいおあああ、
    おっおおおえあっえええ~」
    みたいな感じで
    聞こえている可能性があります。

    当然何を言っているのか分かりません。
    ワンちゃんには”❔”マークが
    たくさん浮かび上がるでしょう。

    dog-1615900_640-1
    「はい?」と言った感じで・・・

    なので、
    ワンちゃんに指示を送りたい時には
    短い音でハッキリと伝える
    これがとても大切なことなのです。

    英語はその理想に近い音になるので、
    ワンちゃんも理解しやすいのでしょう。

    言い回しが多くないのでコマンドが統一しやすい

    ワンちゃんに指示を出すときに、
    日本語だと言い回しが様々ですよね。

    「来い」と言う指示にしても、
    「おいで」「来なさい」・・・

    また、「お座り」1つでも、
    「座れ」「座って」や、

    叱る時でも、「ダメ!」「こら!」
    「やめなさい!」などなど・・・

    更には、同じ言葉でも地方によって
    言い方が異なることもありますし、
    男性、女性、
    そして、子どもとで比べると、
    イントネーションや
    言い回しが違ったりするでしょう。

    外国人からしても、
    日本語1つでも、ひらがな、カタカナ、
    漢字など覚えることが多すぎる・・・
    と感じるのと一緒で、

    犬も、「来い」「おいで」「来なさい」
    を全て同じ意味として覚えることは
    とても大変なことなのです。

    そのため、指示を出すときに、
    いろいろな指示語を使ってしまうと
    ワンちゃんも混乱してしまいますね。

    しかし、英語を使えばどうでしょう?

    「お座り、座れ」は全て
    「Sit(シット)」

    「来い、おいで」は全て
    「Come(カム)」

    「ダメ、こら」は全て
    「NO(ノー)」

    などで統一しやすいですよね。

    これは、英語にすると統一しやすい
    と言うのがメリットになりますが、
    日本語にしても統一することが出来れば
    全く問題はありません。

    わんちゃん
    でも、多くの場合ママは「お座り」と言うのに、パパは「座れ」と言ったり家族の中でもコマンドが統一されていないこともあるよね。だから、混乱を防ぐために、愛犬のしつけをする時は、家族でコマンドを統一してくれると解りやすいんだよ☆

     

    ✍コマンドでのしつけポイント・まとめ

    唐突ですが・・・
    犬は、飼い主さんを信頼していれば、
    安心して指示を聞ける生き物です。

    なので、
    飼い主さんは、ワンちゃんにとって、
    信頼と安心を与えてくれる
    リーダーでなければなりません。

    つまり、しつけをする時は
    信頼関係が築けていることが
    大前提でもあります。

    また、指示が曖昧だと
    ワンちゃんも理解しずらいので
    ハッキリとした号令を心掛けましょう^^

    ちなみに、日本の警察犬には
    日本語での指示を統一しているそうです。

    これは、人間側が常に言葉を意識して
    きっちりと統一した訓練が
    出来ていると言うことですね。

    なので、決して日本語でのしつけが
    難しく理解しずらい
    と言うことではありません。

    重要なのは、私たち人間が
    解りやすくハッキリと号令を出して
    コマンドを統一することなのです。

    日本語でも英語でも
    これだけは共通して言える
    しつけのポイントなのです☆

    主従関係を見直したい場合は
    こちらの記事もおすすめです。
    犬が威嚇!飼い主に吠えるときの対応はどうする?”へ移動する

    しつけばかりではなく、
    一緒にリラックスする時間も
    絆を深めるためにも大切ですね♪


    犬のしつけを英語でするデメリットはある?

    paw-548634_640

    英語でしつけることでの
    デメリットと言えば、
    飼い主が英語を使い慣れていない
    ことでしょうか。

    また、
    外で使うには少し恥ずかしいと言うのも
    あるかもしれませんね。

    しかし、英語を使うと決めた以上
    とっさにコマンドを出す時でも、
    英語を当たり前のように
    使えるようにしたいのです!

    そして、英語にしても、家族全員で
    コマンドを統一しなければなりません。

    ある人は日本語で、
    ある人は英語を使っていては
    結局ワンちゃんを
    混乱させてしまいますからね。

    わんちゃん
    そうそう!英語でしつけると決めたらまず飼い主さんが英語を使えるように、そして、コマンドを統一出来るように自分を訓練する必要があるよ!だからそっちも頼むよ!(上から目線失礼。笑)


    確かに、
    訓練は犬ばかりじゃないですよね;;

    コマンドを出す時には
    日頃から英語でワンちゃんと接することを
    意識してみて下さい^^

    日本語は使いやすい点はメリットですが、
    日常会話でも聞くことの多い単語なので、
    ワンちゃんもその言葉に反応して、
    結果、従うタイミングを
    迷わせてしまうこともあるそうです。

    そのことから、ワンちゃんに
    確実な指示を出す時に限定して
    英語を使うことは、
    より理解しやすくなるので、
    おすすめのコマンドと言えますね♪


    覚えておきたい!基本のコマンドフレーズを紹介

    dachshund-672780_640

    それでは、よく使う基本的なコマンドを
    いくつかご紹介していきましょう!

    簡単に覚えることが出来るので、
    家族揃って楽しみながら
    目を通してみて下さい!

    そして、統一したコマンドを
    是非習慣にしてみて下さいね^^

    📝基本のコマンドフレーズ

    さぁ!一気にいきますよー!

    • お座り➡Sit(シット)
    • 伏せ➡Down(ダウン)
    • 来い➡Come(カム)
    • 待て➡Stay(ステイ)
        ➡Wait(ウェイト)
    • 立て➡Stand(スタンド)
    • ダメ➡No(ノー)
        ➡Stop(ストップ)
    • よし➡OK(オッケー)
    • ゲージに戻れ
      ➡House(ハウス)
    • 側につけ
      ➡heel(ヒール)
    • 褒める時「いい子」
      ➡good(グッド)
    • お手、おかわり
      ➡shake,hand(シェイク、ハンド)
    • 口から出せ、放せ
      ➡Out(アウト)

    などなど・・・

    よく使いそうなコマンドを
    少しずつ教えていけると良いですね^^

    ここで、英語でしつけ中の
    動画をご覧下さい^^
    使用しているコマンドも
    是非参考にして下さいね☆

    わんちゃん
    英語だと解りやすそうだね!でも、ぼくたち犬の集中力は長くは続かないんだ。だから、気を張り詰めず1日10分程度でもしつけは十分だよ!コミュニケーションがてら楽しみながら教えていってね♪

    しつけ関連から、
    こちらの記事もおすすめです☆
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    まとめ

    dog-1636594_640

    英語でコマンドを出すことは、
    ワンちゃんにとっても解りやすく
    メリットについても納得の
    いくものでしたね!

    始めは違和感を感じるかもしれませんが、
    慣れていけば、ワンちゃんとの
    コミュニケーションが
    もっと楽しくなるかもしれません♪

    ポイントとして、指示を出す時には
    短い言葉でハッキリ”を意識して
    コマンドの統一をしてあげましょう。

    是非、英語でのしつけをしたい時は
    参考にして下さいね☆



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    伊藤 千帆

    現在1児の母として、子育て奮闘中でございます!

    実家にはシーズーの男の子。
    そして今は可愛い子どもと愛猫と
    のほほんと楽しく過ごしています。
    いつも子どもには「何でそんなに可愛いの~♪」と頬にスリスリ…
    けっこう親バカなんです(笑)

    幼い頃から動物が大好き!!
    そんな好きが高じて、ドッグトレーナー専攻で専門を卒業し、
    その後はペット用品店に勤務していました。

    その経験を活かし、
    常に誰かの悩みや気持ちと向き合いたいという想いで執筆致します!

    ワンちゃんのいろいろな情報を発信することで、
    1つでも幸せが増えますように^^

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