犬のトイレトレーニング方法!成犬でも間に合う?
トイレトレーニングはワンちゃんを迎え入れて始めに考えさせられるしつけの1つです。
なかなか上手くいかなかったり、どうしたらいいか分からなくて
トイレトレーニングについて悩んでる人は多いのではないでしょうか。
誰だって最初はどうしていいのか分からなくて当然です。
ましてや言葉を話せないワンちゃんが相手ですからね。
でも私たちが理解しようと努力する姿勢にワンちゃんは応えてくれますよ。
どの問題にも共通して言える事は問題が起こるのには
必ず何か原因があるということです。
その原因を突き止めることが出来たら、あとは対策を考えましょう。
それではトイレトレーニングについて具体的にお話していきます。
この記事に書いてること♪
トイレトレーニングはいつから始める?
トイレトレーニングを始める時期としては
子犬の頃からがベストと言えるでしょう。
子犬はまだ何も覚えていない真っ白な状態なので、
この時期はいろいろなことを吸収し、覚えるのも早いのです。
もちろん、産まれたてのヨチヨチ歩きで、
母犬から排泄を手伝ってもらっている場合では
しつけが入る月齢ではありませんが、
だいたいお家に来るワンちゃんは最低でも2ヶ月~の子が多いです。
2ヶ月くらいの子は迎え入れたその日から
トイレトレーニングをスタートしても良いでしょう。
しかし恐怖心などが芽生え始める5ヶ月~6ヶ月など少し大きい子の場合は、
まずは様子を見てワンちゃんが環境に慣れた頃から始めていきましょう。
そしていつでもトイレトレーニングをしやすい環境を
整えておくことが大事ですね。
トイレは静かで落ち着いていられる場所に設けましょう。
[必要最低限用意するもの]
- ケージ、サークル
- トイレトレー
- ペットシーツ
- 消臭スプレー(臭い残りは失敗の元です。粗相をしたらしっかり掃除しましょう。)
では、トイレトレーニングのポイントについてです。
ポイントはトイレで排泄する成功率を上げるということです。
具体的には、サークル一面にペットシーツを敷き詰め、
シーツの上で排泄したことを褒めていきます。
だいたいの排泄場所が決まってくるので、
排泄をしない所から徐々にシーツの範囲を小さくしていきましょう。
ワンちゃんは足元で素材を判断し排泄するとわれています。
オシッコを吸収する場所を特定しているので、
その性質を上手く利用したやり方ですね。
そして、サークルから少し離れた場所にも
トイレを設置することをおすすめします。
ワンちゃんは寝床の近くでは排泄をしないという習性を持っています。
それは臭いで自分の居場所を外敵に知らせない為の本能です。
ここでもう1つのポイントは、サークルから出すとき、
すぐフリーにはせず、まず離れたトイレまで誘導しましょう。
鼻先からフードで導いたり、リードを利用しましょう。
排泄を促すようにして、トイレの上で出来たらどんどん褒めていきます。
そのとき「ワン・ツーワン・ツー」などのコマンドをつけていくと、
コマンド=排泄をすると体が関連付いていくので、
こちらで排泄のコントロールができるようになります。
そして寝起きは睡眠中に抑えられていた利尿作用が働きますので、
このタイミングでトイレまで誘導していけば
成功率はグッと上がりますよね。
このトレーニングは自分でトイレまで歩いて行く練習も兼ねています。
これをしておかないと、リビングにフリーにされたときに
迷ってしまい、失敗に繋がります。
よくサークルでは成功するのに、
リビングでは失敗するのはトイレに行く練習をしていないからです。
また、食事のあとや遊んだあとも体内が活発化している為、
排泄しやすいタイミングなのでどんどんチャレンジして下さい。
ワンちゃんからのサインとして、
よくグルグルと回転するような仕草を見せることがあります。
このサインの多くは排泄したいという合図なので見逃さないようにしましょう。
このようにワンちゃんの排泄サイクルや合図を把握すれば
トイレトレーニングがやりやすくなりますよ。
成犬、老犬になってからでも大丈夫?
成犬や老犬になってからでも十分トレーニングは可能です。
決して遅いことはありません。
しかし、子犬とは違い今までの習慣や癖が体に染みついているので
トレーニングには倍の時間がかかると思っていた方が良いでしょう。
とにかく成犬のトレーニングで大事なのは、根気強く続けることです。
成犬の場合、今まで過ごしてきた環境や生活がそれぞれ違うので、
その子によってトレーニング方法やかかる時間は異なります。
もし成犬を里親として譲り受ける場合その子の
生活習慣、トイレの習慣などを事前に聞いておくといいですね。
そして環境に慣れさせることを優先し少しずつ進めていきましょう。
散歩中に外でしか排泄をしないワンちゃんは、
習慣をいきなり変えるのではなく
外でペットシーツの上での排泄から始めていきます。
徐々に庭やベランダという感じで、最終的に室内へと移行することができます。
ペットシーツの上ですることに慣れたら、
少しずつ環境を変えていくことが出来れば、
旅行に行った際にもトイレが楽になります。
あちこちで粗相をする場合は単にしつけが入っていないからなので
1から教える必要があります。
ここでもサークルやケージを利用し基本はその中で過ごすようにしてください。
2、3時間の間隔でトイレへと誘導し排泄をするまで待ちましょう。
そこで排泄が出来たら褒めていくことを繰り返します。
ご褒美に一緒に遊ぶ時間を作るのもいいですね。
またマーキングは癖になっているので、
去勢をしてもなかなか抜けけないこともあります。
なのでトイレ環境に対策を施しましょう。
足を上げてもいいようにL字型のトイレトレーも販売しているのでおすすめです。
成犬はじっくりと時間をかけて焦らず向き合っていくことが大切です。
最初から理想を求めるのではなく目標を低く設定して1つ1つ達成していきましょう。
まとめ
トイレトレーニングに限らず、どんなしつけも始めるのは早いに越したことはありません。
そしてトレーニングの基本は褒めて伸ばす!ということです。
そのためには、成功率をあげるために失敗させない環境作りが重要です。
そして、ワンちゃんの排泄サイクルや合図をよく理解することで、
よりトレーニングがしやすくなります。
寝起き、遊んだあと、食事のあとは排泄を促しやすいので絶好のチャンスです。
始めの段階は答えを優しくしてあげて、除々にステップアップしましょう。
この進め方は子犬でも成犬でも共通して言えることです。
成功したらどんどん褒めてください!
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