犬が吐くなら病院へ!治療法や費用をまとめてご紹介!
犬が吐く原因はさまざまですが、
犬の吐くのを繰り返す場合や元気がない時、
また嘔吐以外にも症状がある場合はすぐに
動物病院へ連れて行く必要があります。
そして犬が吐くので病院に連れていく際、
費用はどのくらいかかるのか、
またどんな治療をするのか、
やはり不安になるのではないでしょうか。
私は以前動物看護師をしていましたが、
実際に費用面での相談をよく受けたこと
がありますよ。
また私自身も犬を飼っているため、
治療方法や費用が気になる気持ちは
良く分かります。
そこで今回は、
犬が吐くので動物病院に連れて行く際、
治療法やかかる費用についてまとめて
ご紹介したいと思います。
事前にチェックし準備しておくことで、
安心して診察を受けることができますよ。
動物病院に連れて行く前に確認して、
スムーズに受診できるようにしましょう!
この記事に書いてること♪
犬が吐く時に病院へ行くとどんな事をするのか
犬が吐く症状で動物病院に行くと、
まずはどのような症状なのか
看護師や獣医師から聞かれます。
- いつから
- 頻度
- 嘔吐物の状態
- 犬の様子
- 食欲の有無
- 他に気になる症状
- 既往歴(カルテがない場合)
これらは問診で必ず聞かれるので、
しっかりと把握しておくようにしましょう。
吐く原因に心当たりがある場合には、
ここでしっかりと伝えるようにしましょう。
診察では
聴診器で心音や腹部の確認を行い、
肺や胃腸の音に問題がないか確認
します。
口内や目も確認され、犬の全身の
状態から疑われる原因を判断します。
そしてエコー検査や腹部のレントゲン、
血液検査や糞便検査など、医師の
判断で検査の必要があると判断され
れば、詳しい検査を行います。
1.検査
疑われる原因により
検査内容は異なります。
ここではよく行われる検査、
- 腹部レントゲン
- 血液検査
- 糞便検査
について詳しく見ていきましょう。
●腹部レントゲン
犬の体の内部を、
レントゲンや超音波(エコー)を使って
画像診断します。
異物の誤飲や内蔵などの病気が
疑われる場合に行います。
麻酔は必要なく、犬の体を傷つける
こともなくすぐにできる検査です。
異物によってはレントゲンやエコーで
写りやすいものと、そうでないものが
ありますが、
画像を目で見て判断できるため
よく選択される方法です。
●血液検査
血液の状態や、血液に含まれる
酵素や電解質等の数値を見ます。
血液の中には、からだの状態に関する
様々な情報が含まれているため、
動物の体調を把握するのには
とても重要な検査になります。
血液中に含まれるウィルスや
それに対する抗体(免疫)を調べて、
感染症でないか検査するこもあります。
●糞便検査
嘔吐の症状に加えて
下痢や軟便がある場合には、
糞便検査を行います。
もし便に異常がない場合でも、
正確な病気の診断のために行う
こともあります。
糞便検査ではウイルスや細菌の有無、
寄生虫感染や消化不良の有無など、
様々な原因を調べることができます。
これらで原因が分かれば良いですが、
はっきりと原因が分からなかったり
さらに検査が必要と判断されると、
バリウム検査や内視鏡検査が行われます。
より詳しい内部の検査ができるため、
適切な治療へと役立ちます。
2.治療
検査をしたあとは、疑われる原因
に合わせて治療が行われます。
ここでは
- 絶食
- 絶水
- 病気の治療
についてご紹介します。
●絶食
検査で何も異常がなく、
犬も元気で問題ない場合は
24時間の絶食が勧められます。
嘔吐の原因が食べ過ぎやストレス、
疲れや胃腸炎などにも効果的です。
元気なのに吐くということは、
胃腸が弱っているサインですので、
絶食をし休ませてあげる必要があります。
また、食べた物の消化に費やされる
エネルギーを、弱った器官を癒すため
に使う事が出来るので、
胃炎を繰り返すような
元から内臓が弱い犬にも勧められます。
●絶水
合わせて絶水も治療法の一つです。
嘔吐が一過性で、吐いた後に元気や
食欲があるようならば、
しばらくは絶食絶水で安静にして
様子を見ることになります。
症状がぶり返さないか確認し、
ぶり返したら再度検査が行われます。
●病気の治療
検査で病気が分かった場合には、
すぐに病気の治療が施されます。
手術や入院になることもありますし、
薬の処方のみの場合もあります。
また、嘔吐がひどい場合には
吐き気どめや整腸のお薬、
脱水症状を防ぐための
皮下点滴が施されます。
胃内異物が確認された場合には、
麻酔を使わないで吐き出させる
催吐処置、
異物を取り除くための内視鏡検査、
内視鏡で取り除けない場合には
開腹手術を行います。
犬が吐く時に病院へ行く場合の費用
犬が嘔吐で病院に行く時の診察や
治療内容のご紹介をしてきましたが、
もう1つ気になるのが、
その際の治療費についてですよね。
だいたいの目安にはなりますが、
必要な検査の項目ごとにご紹介します。
- 診察料・・・初診1500円~3000円/再診500円~1000円
- 検便検査・・・1000~2000円程度
- 血液検査・・・簡易検査3000円程度/詳しい検査8000円程度/さらに詳しい検査10000円以上
- 皮下点滴・・・3000円~6000円程度
- 腹部レントゲン・・・6000円~10000円程度
- 薬(吐き気止めや整腸剤など)・・・1種類1週間分で1000円~3000円程
もちろん検査や薬の種類、量が増えると
それに伴いかかる費用も増えていきます。
また犬の体格でも異なるのはもちろん、
動物病院によっても違いがありますよ。
詳しい費用については診察時に
看護師や獣医師に聞きましょう。
また気になる症状や考えられる可能性
を診察時にはっきりと伝えておくことで、
必要最低限の検査で済むこともあります。
適切な診断と処置のためにも、しっかり
確認し伝えられるようにしておきましょう。
病院に行く程ではないけれど犬が吐く
とき、自宅でできる対処法をご紹介した
記事があります。
こちらでは、絶食での対処方法
について詳しくご紹介していますよ。
吐く原因に合った対処方法を
行うようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
犬が吐くので動物病院に連れて行く際、
治療法やかかる費用についてまとめて
ご紹介してきました。
事前にチェックし準備しておくことで、
安心してスムーズに診察を受けることが
できますよね。
治療法や費用は症状でも異なります
ので、大体の目安にしてくださいね。
また犬が履く原因は様々ですので、
中にはドッグフードが原因で吐いて
しまう犬もいます。
こちらの記事では、
犬の嘔吐を予防・改善できるドックフード
をご紹介していますので、是非合わせて
ご覧くださいね。
⇒犬が吐くならこのフードがおすすめ!改善や予防にも効果的なTOP5!
またドックフードと合わせて、
サプリを与えるのもおすすめです。
⇒犬の嘔吐はサプリで改善できる!?効果的なランキングTOP5!
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