蛇に限らず、ペットを飼う上で
最も重要なお世話というと
餌やりですよね。
しかし、初めて蛇を飼うという方は
「どのくらいの頻度で与えるの?」
「餌を食べないのは餌の大きさが問題?」
とお困りの方も多いかと思います。
適切な餌のやり方をしてあげないと、
以下のようなリスクがありますので
正しい知識が必要になります。
- 拒食症になり衰弱してしまう
- 餌を吐いて負担がかかってしまう
- 餌が不衛生だと病気の原因になる
そんなリスクや壁を乗り越えるために、
今回は蛇の餌の頻度と適切なサイズなど
について焦点を当てて解説します!
蛇の餌の頻度はどれくらいが最適なの?
まず最初に、蛇はどのくらいの頻度で
餌を与えればよいのか、という
基本的なことから見ていきましょう。
一般的に蛇の餌というと冷凍マウスになり、
爬虫類専門店や爬虫類を扱うペットショップ
などで購入することができます。
この冷凍マウスを、年齢に応じて
以下のような頻度で与えるのが適切です。
- 生後1年目まで:3日に1度が目安で週に2回ほど
- 生後1~2年:週に1回ほど
- 生後2年目以降:月に1~2回ほど
これを見ると「そんな少なくていいの!?」
と思うかもしれませんが、蛇は変温動物
ですので基礎代謝で消費するカロリーも
少なく燃費が良い動物なんです。
しかし、頻度が適切でも蛇は餌を
食べないということが多々あるのを
知っておく必要があります。
蛇が餌を食べない3つの理由
餌を食べてくれないと飼い主としては
心配になってしまいますよね…
餌を食べないのには次のような3つの
理由が考えられますので、
あらかじめ知っておきましょう!
1.サイズ
年齢に応じて頻度が変わって
くるように、餌のサイズにも気を
つけなければ食べてくれません。
基本的には、頭あるいは胴の太さと
同じか少し大きいマウスが良いでしょう。
冷凍マウスにも大小サイズがあるため、
購入の際には自分の蛇がどの程度の
サイズが食べられるのかを考えて
あげましょうね。
食べてくれないようであれば、
一度ひと回り小さいマウスを与えると
食べてくれるようになるかもしれません。
2.脱皮前で食欲が無い
通常ペットが餌を食べないとなると、
何か病気なのかと心配になりますよね。
しかし蛇は餌を食べないことも少なくなく、
特に脱皮前は食欲が低下します。
脱皮とは蛇にとって生理現象であり、
全身運動で負担が伴うもので、
軽い脱水症状になって消化機能も
落ちるといわれています。
そのため自然と蛇自身が食事を摂らない
習性がありますので無理に餌を与えない
ようにするのが大事です。
3.あげかたが間違っている
頻度やサイズもそうですが、適切な
あげかたじゃないと餌を食べない、
ということも考えられます。
冷凍マウスを与える際は、マウスを適度に
解凍したうえで頭から蛇の口に近付けて
食いつかせるというのが正しい方法です。
向きが違っていたり、ちゃんと解凍できて
いない場合は蛇も食いついてくれない
可能性があります。
中でも温度で餌を感知するパイソンなどは
暖かい状態じゃないと食べなかったり、
半解凍で吐き戻して危険な状態になって
しまうこともありますので注意しましょう!
Youtubeでは餌やりをわかりやすく解説
している動画もありましたので、
参考にしてみてはいかがでしょうか?^^
さて、ここまで冷凍マウスを想定して
お話ししてきましたが、生き餌がいい
という噂を聞いたことがありませんか?
蛇の餌は生き餌がいいって本当?
出典 blog.livedoor.jp/snakesitter/
蛇の餌やりには、冷凍状態の餌だけでなく
生きた状態のマウスやラットを与える
という方法もあります。
ではどちらが良いのか?というと
実は一概には言い切れず一長一短
といえます。
いずれも蛇にとって必要な栄養は
変わりありませんので、あとは
以下のようなメリットとデメリットを
考えて選択しましょう。
【生き餌のメリット】
- 解凍いらずですぐ与えられる
- 食いつきが良い傾向がある
【生き餌のデメリット】
- 管理、維持費が必要
- 計画的に飼育しなければならない
- ラットは蛇に攻撃する可能性がある
冷凍マウスは生き餌と違って、
比較的すぐに手に入りますし解凍さえ
すれば食べられるので安定して
餌を確保できて便利です。
そのため、管理や計算が必要な生き餌
と比べて需要があるのも納得ですね!
マウスなどのネズミ以外にも蛇の餌に
なるものはあるのか気になる方は
こちらの記事も是非ご覧ください↓
⇒蛇の餌はネズミ以外にあるの?ハムスターや鶏肉も食べるって本当?
ちなみに、どんな餌であれ蛇が
餌を吐き出してしまう原因を
知っておかないと、最悪の場合
命を落としてしまうことを知っていますか?
蛇が餌を吐き出す理由は?
蛇に餌をあげたら吐き出してしまった
という場合は、原因を突き止めるなど
すぐに対処が必要になります。
というのも、吐き出す行為というのは
蛇の体にはとても負担がかかるもので
そのまま衰弱して死んでしまうことも
充分あり得るためです…
餌を吐き出す理由としては、
- 餌が半解凍状態だった
- 室温が低く低温状態になっている
- 脱皮前で消化器系の動きが鈍っている
というものが考えられます。
もしも吐き戻しをしてしまったら、
こういった原因に心当たりがないか
見直して注意をしてあげましょうね。
まとめ
ということで、蛇の餌の頻度や
食べない理由、注意点などを
解説してきましたがいかがでしたか?
蛇の餌やりについては、以下のような
ことが分かりましたね。
- 餌の頻度やサイズは年齢によって変わる
- 餌のサイズや解凍状態、あげ方が適切でないと食べない
- 脱皮前は食べないことがある
- 生き餌もメリット・デメリットがある
- 吐き戻しは蛇に大きな負荷になるので注意
蛇の餌やりはそこまで頻繁でなくても
問題はなく、むしろ無理に食べさせる
ほうが蛇にはよくありませんので、
蛇のペースに合わせることが大事です。
とはいえあまりにも食べない場合は
弱っている可能性もありますので、
脱皮前でもなく適切な頻度にも関わらず
食べないときは注意しましょう!
蛇についてもっと知りたい!という方は
この機会に蛇の卵についても
知ってみませんか?^^↓
元気な蛇との暮らしとのためにも
快適な環境と食事を提供して
あげられるようにしましょうね♪
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