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ミニチュアダックスフンドの病気の症状!発症しやすい危険な病とは?

ダックスフンド

ミニチュアダックスフンドの病気の症状

純血種の犬には、犬種別に
発症しやすい病気が存在します。

キャバリア・キング・チャールズ・
スパニエルの心臓病や
トイ・プードルの膝蓋骨脱臼などは
有名になってきてます。

これはミニチュアダックスフンドも
同じで、他の犬種に比べても
病気になりやすい印象を受けます。

ミニチュアダックスフンドを
飼っていると、おうちの子が
どんな病気の危険を秘めているのか
気になりますよね。

万が一なってしまったら、
なるべく初期の症状で気づきたいもの。

そこで、ミニチュアダックスフンドが
発症しやすい病気について、
代表的な8つの病気の症状を紹介します。

この8つは教科書的な8つで、
この他にも膵炎や免疫介在性血液疾患、
アレルギーなど様々な病気もあるって
ことを覚えておいてください。

ミニチュアダックスフンドの発症しやすい8つの病気の症状は?

ミニチュアダックスフンドの
発症しやすい病気の症状について
紹介します。

1.糖尿病

糖尿病は、人医学の領域でも
有名ですよね。

犬でも糖尿病はあります。

ただし人間で多い2型糖尿病ではなく、
病態としては1型糖尿病に近い病態

厳密には違うのですが、
説明しやすいので1型や2型と
表記しますね。

2型糖尿病は食事管理と生活改善により
インスリン注射から離脱できるタイプ
ですが、1型はインスリンを
分泌してくれる器官が復活しない状態に
なってしまっているので、
インスリン注射から離脱できません。

人間では子供がなることの多い
糖尿病ですね。

犬では膵臓のランゲルハンス島以外にも
医原性、インスリン以外の
ホルモン疾患の影響、膵炎などが原因で
糖尿病になります。

症状としては糖尿、高血糖、削痩が
挙げられますが、初期症状として
飼い主さんが気づきやすいのは
多飲多尿です

血糖が上がると血液が
身体の細胞の水分を持っていってしまう
ので、口渇感があります。

そのためいつもよりも水を飲み、
薄い尿をすることが多いのです。

2.水頭症

頭蓋骨の脳室の中には、脳以外に
脳脊髄液という液体が流れて
脳を外界の衝撃から守っています。

どんどん産生されるので
適度に排泄されていくのですが、
この液体が脳室の中に過剰に
溜まりすぎてしまうことがあります。

原因として多いのは脳脊髄液の
排泄経路である中脳水道が狭窄すること。

これが、水頭症と呼ばれる病気です。

液体により脳が圧迫されるので、
神経症状が出たりします。

初期症状としてはやたらとぼーっとして
いたり、しつけに対する学習能力が
低かったりということが挙げられます。

頭蓋骨が柔らかい子犬や子猫などでは、
頭蓋内の圧力に負けて頭が異様に
大きく変形したりもします。

重度になると痙攣や昏睡などに
なったりするので、
早期治療が推奨される病気です。

3.白内障

白内障は、眼のレンズである水晶体が
白濁する病気です。

初期白内障、未熟白内障、成熟白内障
というレベルに分かれています。

ほとんどは中高齢になってきてから
発症することが多いですが、
稀に若齢で発症してしまう子もいます。

先天性、外傷、糖尿病、中毒など
様々な原因により発生しますが、
多いのは加齢性のものです。

初期症状としては目のわずかな白濁
ですが、普段から犬の目を
よく見ている人じゃないと
気づけないかもしれません。

進行してくると暗い所でものに
ぶつかったり、散歩中に溝に落ちたりと
いうこともあります。

進行を遅らせる手段としては
目薬がありますが、
進行を止めることはできません

進行を止めるには手術が必要。

若齢であれば手術が適応になりますが、
高齢だと麻酔のリスクもあるし、
残りの寿命を考えても
一般的ではありません。

4.緑内障

緑内障は、眼房水という眼球内の液体
排泄されなくなってしまった病気です。

眼球の中には液体が詰まっていて、
それが適度に入れ替わりながら
あのきれいな球形を保っています。

緑内障になると排泄経路が
狭窄してしまい
眼球がパンパンになってしまうので、
眼が固くなってしまうんです。

そのため痛みもひどく、
飼い主さんが気づきやすい症状は
目が真っ赤、食欲不振、眼が痛そう
などの症状。

進行すると牛眼といって
眼が飛び出そうなくらい眼球が
大きくなったりしますが、
無治療でここまでだと放置しすぎです。

治療は、目薬によって眼房水を減らすか
流出路を広げること。

治療をしっかりやっても効果が薄く、
眼球摘出になることもあります。

5.腫瘍

腫瘍はどんな動物でも高齢になると
発生率が上がります。

でも、ミニチュアダックスフンドは
かなり頻発。

中でも乳腺腫瘍、リンパ腫、
メラノーマなどは多めです。

ダックスフンドが日本で流行りのため
多く見えるのかもしれませんが、
印象としてミニチュアダックスフンドは
腫瘍も含めて病気の発生率が
多い傾向です。

腫瘍は色々な種類があるので
初期症状というのは難しいですが、
身体に変なしこりがないか、
口のなかに今までなかったふくらみは
ないかなどをチェックしてみましょう。

身体の中の腫瘍に関しては
自宅での早期発見は困難なため、
定期的にエコー検査を含めたドック
受けることをおすすめします。

免疫力を上げるためによさそうな
ごはんをひとつ紹介しますね↓

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過剰な糖質制限はしていなさそうですし、
免疫力アップに使用することの多い
βグルカン配合ということで
健康維持には良さそうですね♪

6.無菌性結節性脂肪織炎

無菌性結節性脂肪織炎は、
皮下脂肪組織に
非感染性の炎症が起きる病気です。

はっきりした原因は不明ですが、
免疫介在性ではないかとの疑いが
あります。

様々な犬種で発生が見られますが、
ミニチュアダックスフンドでの
発生はダントツ

手術時の結紮糸に反応して起きたと
思われる場合もあれば、何もないのに
発生したということもあります。

症状としては、何か異物(手術の糸も
含め)に反応した場合だと
中々傷がひっつかなかったり
腫脹して膿が出てきたりします。

特発性だと、なんだか腫れてきたと
思っていたら、はじけて膿が出てきたり、
検査してみたらどろっとした膿が
出てきたということがあります。

感染によるものではないため、
膿の中には好中球とマクロファージ等の
炎症初期に出てくる細胞はいても
細菌の姿は確認できません

経過が長いとリンパ球も
見えるかもしれません。

7.進行性網膜萎縮

進行性網膜萎縮は、網膜の血管が萎縮して
視覚異常を引き起こす病気です。

ゆるやかに症状は進行し、
飼い主さんが気づいたころには
末期になっているということもあります。

初期に起きやすい症状としては
夜盲ですが、家の中など慣れた環境だと
目が見えにくくても平気で歩く子
多い為分かり辛いです。

治療はビタミン剤の点眼と
言われていますが、特効薬はありません。

進行すると失明に至るので、
もしこの病気になってしまったら
なるべく犬が困らないように
家具の配置を変えないようにしたり、
階段から落ちないように
囲いを付けたりしてあげてください。

8.膝蓋骨脱臼

ミニチュアダックスフンドは、
軟骨異形成犬種といって
元々骨の形が異常な犬です。

関節疾患を起こしやすいのが
この犬種の特徴で、
膝蓋骨脱臼もそのひとつ。

膝のお皿が外れやすくなってしまう
病気です。

ミニチュアダックスフンドに限らず、
筋肉量の少ない小型犬は
この病気を発症しやすい傾向にあります。

症状は、痛くなさそうなのに
後肢を挙げたり、走ったりしたら急に
悲鳴をあげて後肢を痛そうにするなど。

品種改良の結果の体質的なものでも
あるので、先天性疾患とも
言えるものです。

滑り辛い環境での生活、あまり足腰に
負担のかからない動きをさせるよう
気を付けてください。

まとめ

ミニチュアダックスフンドが
なりやすい病気について、
予習できましたか?

  • ダックスフンドの体形的に
    なりやすい病気がある
  • 免疫介在性の病気になりやすい
  • 犬種全体で見ても、病気が多い

ミニチュアダックスフンドは
特徴的な体形と体質から、
様々な病気の素因を持っています。

病気をしても頑張って20歳という
大往生になる子も多いのが
凄い犬種ですが、
やっぱり印象として病気が多い。

病気をしても頑張れるのは、
食欲がある子が多いことが
影響しているのかとは思います。

これらの特徴を知っておけば、
もし病気になってしまったときにも
焦らず対応できるかもしれません

おうちにミニチュアダックスフンドが
いる場合は犬種の特徴を
あらかじめ知っておいて、
不測の事態に備えましょう。

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