繁殖を望んでいる文鳥カップルの元に
卵が産まれたらとっても嬉しくて
期待で胸がドキドキですよね。
愛鳥が頑張って産んだ卵を
無事に孵化させたい…!
何をどうしてあげればいいんだろう…
と慌ててしまったり、
心配で夜も眠れないという方も
少なくないのではないでしょうか?
そんなあなたは今回の記事をぜひチェックして
万全の体制で雛を迎え入れてあげましょう!
今回は、孵化の前から
飼い主としてできることや、
産卵後の注意点などをご紹介します。
それでは早速、孵化前のできることから
見ていきましょう!
文鳥の卵が孵化する前にできること3選!
文鳥が産卵した後、飼い主として
出来るアフターケアがありますので
今回は3つご紹介します!
あくまで、できることの紹介なので、
必ず行わなければいけない!という
ものではありませんのでご安心を。
もしも、繁殖を望んでいない場合や、
卵を無闇に産みすぎて困っているのであれば
こちらの記事を見てみてくださいね。
①温度を調整する
産卵後、親鳥は卵を温め始めます。
卵自体は親鳥の体温で37.5度くらいで
温められれば問題ないので、
肝心の親鳥の体調が崩れないように、
飼い主は室温に注意してあげましょう。
抱卵というのは想像以上に体力を要するもので
親鳥にとっては大変な作業です。
体力を消耗しているといつも以上に
病気にかかりやすくなりますので、
清潔で快適な環境を用意してあげましょう。
南国生まれの文鳥にとっては
25~30度くらいが適温の環境なので、
エアコンや小鳥用のヒーターで
適温を保ってあげてくださいね。
②文鳥の無精卵と有精卵を見分ける
カップルで飼っていても、必ずしも
有精卵が生まれるとは限りません。
2羽の相性によっては、
無精卵の可能性も少なくないため
有精卵か否か見分けてあげるのも
飼い主ができることといえます。
詳しくは次の目次で説明しますが、
もし無精卵だった場合は巣から
取り除いてあげたほうが賢明です。
見分け方は、電球などの強めの光で
中を透かして見るという検卵方法があります。
しかし、産卵後の親鳥は警戒心が強く
触られることにストレスを強く感じます。
なのでもし穏やかな性格の子で
手を近付けても問題ない場合や、
ベテラン飼い主さんでない限りは
控えた方がいいかもしれません。
③卵を落とさないように注意する
文鳥の卵は、人の人差し指の先より
少し小さいくらいの大きさです。
そして、殻に包まれているとはいえ
衝撃などに弱く繊細ですので、
扱いには細心の注意が必要です。
文鳥が巣の中で温めている時でも
ふとした拍子で巣から落ちて
割れてしまうことも…
なので、ケージに衝撃がないように
気を付けてあげてくださいね。
こうして産卵後~孵化前にしっかり
ケアをしてあげられることがわかりましたが、
他にも注意すべきことがあるんです。
それでは続いて、注意すべき
3つのポイントをご紹介します!
文鳥が卵を産んだら?3つのポイント!
基本的には人間は手出しせずに
親鳥に卵・雛の世話を任せておきましょう、
と言いたいところですが、
実はそうとも限りません。
飼い主だからこそ気付いてあげられることや、
気を付けてあげるべきことが色々あるんです。
①卵が無精卵の場合、取り上げる
もし、卵が無精卵だとわかっていたら、
巣から取り出してあげましょう。
というのも、抱卵は体力を消耗するため、
無精卵を無駄に温め続けるということは
身体に余計な負担をかけてしまいます。
また、無精卵はそのまま放置しておくと
腐敗が進むためケージ内の衛生状態を
悪化させてしまいます。
こういった意味でも、もし可能であれば
有精卵かどうかを確認して、
必要に応じて無精卵を取り除きましょう。
②育児放棄しないかチェックする
親鳥の中には、孵化させても急に
雛の世話をしなくなることがあります。
育児放棄してしまったら、
難易度は高くなりますが人の手で
育ててみるほか手立てはありません。
人工孵化機もありますが、温度管理や
卵を転がす転卵(てんらん)という作業が
とても難しく素人にはハードルが高いです。
育児放棄する原因は様々考えられますが、
親鳥が再び発情期に入ってしまったり、
外部からのストレスなどがあります。
③ストレスになるような刺激を与えない
抱卵から孵化後まで親鳥は外部からの視線や
刺激に非常に敏感になります。
それは雛を守るためなので仕方のないことですし
親鳥として当然のことです。
ですので、心配だったり
雛を見たい気持ちもわかりますが
飼い主は遠目に見守ってあげましょう。
あまり頻繁に人が近づいたり、触ろうとすれば
ストレスに感じて悪影響になってしまいます。
先述したように、こういったストレスが原因で
育児放棄につながることもあるので
充分に注意しましょうね。
まとめ
人間と変わらず、文鳥にとっても
産卵・抱卵・孵化というのはとても
大変な仕事です。
たくさん力を使って頑張っているので
飼い主の我々は下手に手を出さずに
体調を崩さないよう環境に注意して
親鳥を信じて見守ってあげましょう。
そうすれば、そのうちきっとこの動画のように
可愛らしい雛と子育てに奮闘する親鳥が
見られるようになりますよ♪
しかし、もし育児放棄や
何か異変があったときに助けてあげられるのは
飼い主であるあなただけです。
ストレスを与えないように気を付けながら、
今回紹介したような
注意すべきポイントをふまえて、
しっかりサポートしてあげてくださいね。
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