インコは世界の暖かな地域に分布し、
300種類ほどが存在しています。
インコがペットとして飼われた歴史は古く、
100年以上も前から世界中で飼われていました。
現在でも省ペースで飼育が可能で、
人の手に乗ったり、おしゃべりをして
コミュニケーションがとれるインコは、
コンパニオンバードと呼ばれ、
多くの人々から高い人気を得ています。
今回はそんなインコの中から、
家庭でも飼いやすく、
懐きやすいインコの種類を紹介。
これからインコを飼いたいと思う人も、
この記事を読めばお気に入りの種類が
見つかるかもしれません!
オカメインコ
オカメインコは頬にチークのような
赤い毛色が特徴的な鳥で、
インコと名前についていますが、
実はオウムの仲間です。
性格は大人しく、
他のペットにも攻撃もしませんが、
大人しい性格からいじめられることもあるので、
基本は単独飼いがおすすめです。
またオカメインコは、
振動や音でびっくりして
ケージや壁などに体をぶつけて
ケガをしてしまう、
オカメパニックを起こすことがあります。
骨折などのケガをすることもあるので、
優しく声をかけて落ち着かせてあげましょう。
セキセイインコ
インコに詳しくない人も、
まずはじめにこのインコを
思い浮かべる人が多いほどポピュラーなのが、
このセキセイインコです。
飼い主にも懐きやすく、
自由気ままなところもあるので、
ほど良い距離感を保ちたい人にもおすすめ。
雛から飼い主以外の人に触れあえば、
人見知りすることもなく、
誰とでも遊んでくれますよ。
サイズも小さく、
そこまで難しい性格でもないので、
インコ初心者にもおすすすめです。
コザクラインコ
コザクラインコは、
通称ラブバードとも呼ばれ、
パートナーを決めると最後まで添い遂げる
一途な性格をしています。
単独で飼うと飼い主がパートナーになり、
どこへ行くにも離れず、
そばにずっと寄り添うようになります。
ですがその分縄張り意識も強く、
気に入らない相手にはとことん攻撃をします。
噛む力も強く血が出るほどなので、
他のペットや子供には注意が必要です。
また寂しがりやな一面があり、
触れ合う時間が少ないとストレスで
毛を毟ったり飼い主にも攻撃的になることも。
そのため放鳥などの時間が十分にとれないなど、
忙しい人にはあまりおすすめできません。
コガネメキシコインコ
コガネメキシコインコは、
ブラジルが原産のカラフルな
中型インコです。
性格は人懐っこく甘えたがりで、
飼い主にぴったりと寄り添ってきます。
ラブバードのように
飼い主オンリーではないので、
他の人やペットとも友好的な関係を築けますが、
加減が分からない小さな子供には
噛んでケガをさせてしまうこともあります。
コガネメキシコインコは、
鳴き声も甲高いため響きやすい面があります。
集合住宅などに住んでいる場合は、
近隣の迷惑にならないよう、
防音対策を万全にする必要があります。
体長も30cmと大きめなので、
ある程度の広さのあるケージを
用意してあげましょう。
ヨウム
ヨウムは全身がグレーの羽色、
目の周りは白い羽色で覆われ、
大きなクチバシを持つ大型のインコです。
他のインコより知能が高いことでも有名で、
大体5歳児程度の知能を持つと言われ、
人の言葉を覚えるだけでなく、
理解してコミュニケーションをとることも
できるといわれているインコです。
またヨウムには反抗期があり、
普段は大人しい性格ですが、
この期間だけは攻撃的になることも。
普段はあまり鳴きませんが、
やはり体が大きいので鳴き声も大きく、
大きめのケージや防音対策が必要です。
寿命も約50年と長いので、
最後まできちんとお世話ができるかなど、
しっかりと考えてくださいね。
サザナミインコ
サザナミインコは、
波のような模様が特徴的なインコで、
南アメリカにが原産国になります。
またインコでは珍しい、
前傾姿勢で立つインコでもあります。
性格は穏やかなので他のペットや、
小さな子供がいても攻撃的になりにくいので、
安心して飼うことが可能です。
臆病な面もあるため、
飼い主や人に慣れるまでに時間がかかりますが、
慣れると手に乗って甘えてくれたりもするので、
根気よく慣らしていきましょう。
ダルマインコ
参照 https://inko.exp.jp/2019/10/03/post-9413/
ダルマインコはインドなどの地域が原産で、
目と目の間の黒いラインが
ダルマのようなことから、
この名前がつけられました。
ダルマインコの性格ですが、
さびしがり屋な面があります。
おしゃべり好きでもあるので、
毎日欠かさずコミュニケーションをとることで、
信頼関係を築くことができ、
おしゃべりもできるようになります。
体長が35cm程度と大きく、
ある程度の大きさのケージが必要です。
また鳴き声も大きな声で鳴くこともあるので、
集合住宅などの場合はトラブルにならないよう、
注意してくださいね。
ウロコインコ
ウロコインコは、
鱗のような模様の羽から
この名前がつけられました。
性格は人懐っこく、
飼い主にもよく慣れますが、
嫉妬心も強いので飼い主以外の人や、
他のペットには攻撃的になることもあります。
ウロコインコ同士だと
特にその傾向が強くなるので、
単独飼いがおすすめです。
頭がいいウロコインコは、
芸を教えると覚えてくれることも。
遊ぶのも大好きなので、
ケージの中にも退屈しないように、
おもちゃを複数入れるようにしてあげましょう。
オキナインコ
オキナインコは中型のインコで、
ヨウムに負けないくらい知能が高く、
おしゃべりが得意なインコです。
雛から育てると人にもよく懐き、
飼い主とも仲良くなれるインコです。
ですが縄張り意識が強い面があり、
飼い主でも噛んでしまうことがあります。
噛む力も強くケガをすることもあるので、
噛みグセは、しつけでなおしましょう。
活発な性格で遊び好きなので、
しっかりと遊んであげないと
ストレスで毛を毟ってしまったり、
体長を崩したりしてしまうので、
忙しい人にはおすすめできません。
鳴き声も大きいので、
しっかりとした防音対策が必要です。
ビセイインコ
ビセイインコの名前は、
その美しい鳴き声からきている、
中型のインコです。
性格は一人でいることが好きで、
かまいすぎるとストレスで
体調を崩す原因にもなります。
スキンシップをしたい人には向きませんが、
ほどよい距離感を好む人や忙しくて
なかなか構えない人にはおすすめです。
ビセイインコは尾が長いので、
少し大きめのケージがおすすめです。
拾い食いをすることが多く、
不衛生な餌を食べてしまうことがあるため、
1日1回ケージ内の床掃除をして
餌が落ちていない状態にするようにしましょう。
ビセイインコの鳴くところを
撮影した動画がありましたので紹介します。
アキクサインコ
きれいなピンク色の羽色を持つのは、
オーストラリアが原産の
アキクサインコです。
このアキクサインコは他のインコと違い、
夕方から活動をはじめ、
日中はじっとしていることが多い
珍しい鳥でもあります。
性格は温和で大人しく、
他の温和な性格の鳥となら
仲良くできるので複数飼いも可能です。
鳴き声も小さめなので、
集合住宅での飼育にも向いています。
まとめ
今回は飼いやすいインコの
種類や性格を一覧で紹介しました。
インコは種類によって性格も異なり、
家庭や初心者では飼いにくいインコもいます。
また大型インコになるほど寿命が長く、
最後まできちんとお世話ができるかを
事前に考えておく必要もあります。
インコを飼う際は寿命や鳴き声対策など、
しっかりと考えて飼うようにしましょう。
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