犬の健康にはドッグフードと手作り食どっちがいい?正しいバランスとは?
愛犬の健康を考えたときに、
まず思い浮かぶのが食事の質ですよね。
一般的に、ワンちゃんの食事は
ドッグフードで十分な栄養を
摂取することができるもの・・・
このように、
ワンちゃんの食事管理に万能な
ドッグフードですが、内容としては
低質なものから高品質なものまで
おそらく何百以上もの種類が
商品として出回っていることでしょう。
簡潔に言ってしまえば、
そのドッグフードを良質なものであるかを
見極めて、そして信頼してしまえば
私はドッグフードだけでも
十分にワンちゃんの健康維持を
出来ると思っています!
しかし、そんな私でも
“手作り食を越える安心と安全は他にない”
と感じているんです。
普段から、私たちの口にする食材を
何も添加することなく、
自然に素材そのものの栄養素を
摂取することが出来るのですから、
気軽に提供できるヒューマングレードの
食事と言えますよね!
この言葉を聞いて、きっとあなは、
“手作り食が良いことくらい分かってる!
でも、手間もかかりそうだし
正直難しそう・・・”
そんな風に手作り食へのイメージを
持っているのではないでしょうか。
その気持ち、よく分かりますが、
あまり難しく考えなくても大丈夫ですよ!
それでは、今回は手作り食の知識として
特に知っておきたい“バランス”について
お話していきましょう。
また、ワンちゃんの健康を
守りたいあなたのために、
健康習慣などもまとめてご紹介します。
この記事に書いてること♪
手作り食が健康に良い理由とは?
先にも言いましたが、
私は、良質なドッグフードであれば、
ワンちゃんの健康維持には
おすすめしています。
健康維持におすすめのドッグフードは
こちらの記事で紹介しています。
⇒犬の健康を守る!おすすめドッグフード10選と効果を紹介!
きっとドッグフードと言うものは、
精密な計算や研究、実験を重ねた上で
総合栄養食として、優れた栄養バランスを
保っているのでしょう。
このように、ドッグフードの質も上がり、
ペットたちの寿命が
延びているのも確かです。
しかし、小さな粒になるまでの過程までは
分からないことがほとんどです・・・
実際、粗悪なお肉や食材が
使われている可能性もある訳で、
言ってしまえば他人が作るもの。
信頼度100%とは中々いきませんよね。
やはり、愛犬には
100%安心できるものを与えてこそ、
健康な体を維持することが
出来るのだと思います。
つまり、手作り食をおすすめする
大きな理由には
その安心・安全にあります。
使用している原材料は一目瞭然。
自分調達しているものだから
安心度も大きいです^^
手作り食のメリット
他にもメリットはたくさん!
- 自分基準の安全な食材を選べる
- 新鮮なものを与えることができる
- 様々な食材から栄養摂取ができる
- アレルゲンカットの調整ができる
- 皮膚トラブルの改善
- 涙やけの改善
- 便臭の軽減
- 毛並みが良くなる
など。
健康維持には嬉しいことばかりです。
犬の手作り食には、
最低限、犬のための栄養学に関する
知識を学ぶ必要があります。
手間や時間がかかることも否定しません。
最大のデメリットは、
ドッグフードを食べなくなる可能性もある
と言うことですね;
手作り食は何よりも
美味しいと感じてくれるはずですが、
その分、ドッグフードを食べなくなると
非常時には困ることも・・・
おすすめは、
ドッグフードにトッピングする方法や、
1日のうち1食分だけを
手作り食にするなどで、
ドッグフードにも
慣れていてもらうことですね。
このように対応するだけでも、
健康的と言えるでしょう。
別に全てを手作りにしなくても良いんだ!
と思うだけでも、
少し気楽に手作り食に臨めると思います。
また、手作り食の食費は?
と言いますと、1食分に換算すると
小型犬ほどであれば
食べる量も少ないので、
100円いくかいかないか・・・?
と言う意見が多そうです。
仮にもっと高くついているとしても、
プレミアムドッグフードを買うのと
あまり変わらないのでは?
むしろ、物凄く高いフードよりも
コストは抑えられるでしょう^^
食費と言っても、ほとんど人間のために
買っているから出費するもので、
ワンちゃんにはお裾分けする程度・・・!
と思えば案外高いものではありませんね。
手作り食の正しいバランスを紹介
手作り食をしたいと思うときに、
最初にぶつかる壁と言えば
栄養バランスについてですよね><
大切に思う愛犬の食事だからこそ
神経質になってしまうものです。
ドッグフードのパッケージに記載された
保証成分値とか眺めていると、
たんぱく質◯◯%、脂質◯◯%とか・・・
そんなこと考えながら作るの、
無理でしょ(ヾノ・∀・`)
と、まず戸惑いはつきものです。
でも、よく考えてみて下さい!
私たちの毎日の食事・・・
栄養バランスを
細かく計算なんかしていません。
五大栄養素をバランス良くと言う感じで、
つまり、適当ですよね?
ワンちゃんも考え方は同じです。
そんなに細かく気にすることは
まずありませんよ^^
また、生き物にとって、
栄養バランスは生きる上で
優先度は低い方です。
優先度は酸素や水を必要とし、そして、
食べるか食べないかの後に、
栄養バランスが大切になってきます。
これは、たった1日、
栄養バランスが崩れたって
どうなることでもないと言うことです。
人の離乳食と考え方は同じで、
トータルの栄養バランスは
1週間くらいのスパンで見ていけば
いいんです!
もちろん、1日で様々な品目を
食べらることが理想ですが、
長期的にバランスを整えていけば
それだけでも十分と言えます。
なので、本当に気楽に始めてみても
良いと思いますよ!
さて、本題となりますが、
手作り食で重要なのは、
犬が必要とする栄養素やバランスを
ザックリと理解して、
ザックリとバランスをとることです。
まずはそんな気持ちでいきましょう♪
犬の祖先はオオカミなので、
主に肉や魚などの動物性たんぱく質が
必要な栄養となります。
人と共存するようになり、
“肉食寄りの雑食”と変化してきましたが、
やはり、体の構造上動物性たんぱく質の
消化吸収を得意としているんですね。
それから、ビタミンやミネラル、
カリウムなどの補給として
野菜、果物などを採り入れましょう。
穀類や炭水化物も
少量から採り入れても良いですね。
食材のバランスは、
動物性たんぱく質:野菜:炭水化物
☟
3~5:3~5:1~3
が一般的な理想の比率になります。
運動量や年齢、体質などに合わせて
調整してあげましょう。
食べる量は、
1食ワンちゃんの頭1つ分位の体積で、
食材の割合は見た目で判断するくらいで
大丈夫のようです。
犬の手作り食に必要な食材は?
犬の手作り食に必要な食材グループは、
- たんぱく質
- 炭水化物
- 野菜・果物
- その他
主にこの4グループに分けて
で考えていきましょう。
それでは、それぞれのおすすめの食材や、
簡単なした処理などをご紹介します!
たんぱく質・・・
脂身を取り除いた
鶏肉や牛肉、豚肉などをベースに。
魚は内臓を取り除き、
熱湯で煮込みます。
指で骨がないかを確認しながら
ほぐすと食べやすそうです。
魚の脂は良質なものなので、
取り除くことなく
茹で汁も一緒に与えると良いですね☆
炭水化物・・・
炭水化物は主に
白米や玄米がおすすめです。
その他、パン、うどんなど。
米も小麦はなるべく精白していない、
玄米や全粒粉などが
体に良いそうですよ。
そもそも、小麦などは
ワンちゃんの健康に
影響することもあるので、
積極的に与える必要はありません。
パンなども太りやすいので、
与えすぎには注意しましょう!
炭水化物はGI値が高いことから、
太りやすいワンちゃんは
なくても良いくらいのようです。
まずは少量から与えてみて下さいね。
野菜・果物・・・
野菜はいろいろな食材を
バランス良く与えていきましょう。
キャベツ、白菜、カボチャ、サツマイモ、
オクラ、ブロッコリー、人参、大根
茄子、ピーマン、オクラ…などなど。
サツマイモやカボチャは、
食べ応えアップにおすすめですよ。
そして、
トマトやきゅうりは生でもOKです。
なるべくその季節に合わせて
旬のものを与えるのが
自然で良いですね^^
果物も、カリウムの補給としては
最適な食材なのですが、
糖質も多いので太ったり、
そして下痢にもなるので、
与えすぎには注意が必要です。
基本的に、ぶどう類を除いて、
食べてはいけない果物は
ないと言われていますが、
過剰摂取だけは避けて下さいね!
実家のワンコは
バナナやイチゴなどが好物のようです^^
こちらの記事も参考にどうぞ♪
”犬の食べ物!禁止ものは?果物編”へ移動する
”犬に絶対与えてはダメな野菜とは?”へ移動する
その他・・・
その他の分類としては、
ひじきやきのこ、ワカメなどを
少量で構いません。
あとは、トッピング程度に
サーモンオイルや麻仁油、
煮干し、きなこ、おから、無糖ヨーグルト
などを少し加えてみたり♪
まとめると、
たんぱく質をベースに、
食べてもOKの野菜を
バランス良く採り入れ、
その他の分類になるものを
チョイ足し程度に入れてあげましょう。
簡単なレシピは、これらの食材を、
食べやすく刻んで水で煮込みます。
そして、煮汁ごと
ご飯にかければ完成!
こうすることで、
同時に水分摂取にも繋がり
デトックス効果としてもおすすめです。
とても簡単ですよね♪
動画でレシピを紹介していました。
参考にご覧下さい^^(YouTubeより)
手作り食でのポイントは、
水分を多く摂取して、
様々な食材を組み合わせることです。
長期的にみていけば、
自然とバランスもとれるでしよう。
手作り食への第1歩!
本当に難しく考えることはなく、
ストックしてある食材から
レシピを考えていけますね。
あとは、少しずつ調理の最適な方法や
犬に対する食材の知識を
身につけていければ完璧ですよ☆
こちらの記事でも手作り食について
触れています。参考にして下さい♪
⇒犬の涙やけに効果的!おすすめドッグフードを10選厳選
愛犬の健康維持のために身につけたい健康習慣とは?
優れた栄養バランスのドッグフードや、
高度な医療技術の普及により
確実にペットたちの寿命も
延びてきています。
しかし、一方ではその高齢化に伴い、
生活習慣によってガンや糖尿病のリスクも
上がりつつあるそうです・・・
人間でも同じですが、
これは生活習慣病と言うものですね。
健康な身体とは、
病気知らずであることが理想です。
しかし、生活習慣が影響すると
後々、何かしらの病気を
招いてしまうことになるのです。
さて、そんな病気や健康への影響を
極力抑えるするためには、愛犬のために
どんな習慣を身につけたら
良いのでしょう?
私たち人間だったら、
考え方はいろいろありますよね。
長生きの秘訣は?と長寿の方に聞けば
様々な答えが反ってくるでしょう。
例えば、
早寝早起きや毎日運動をする、
バランスの良い食事など。
このようなことを、
健康管理の一貫として
自分で意識しながら
習慣を身につけていくと思うのですが、
ワンちゃんの場合は
そうはいきません。
自分で食事は用意出来ませんし、
自分の意思でウォーキングなんて
行けませんからね;
つまり、ワンちゃんの健康は、
すべて飼い主が握っている
と思って下さい。
肥満にさせないことが大切!?健康に気を付けたいこと
それでは、
ここからは飼い主がしてあげられる
身につけたい習慣をご紹介しましょう!
健康的なシニア期を
過ごしていけるよう、
若いうちから健康のための習慣を
身につけておくことは
重要なポイントと言えるでしょう。
簡潔にまとめると、
- 肥満防止
- 歯の健康管理
- 定期的な健康診断
- 良質なドッグフードを与える
これらのことを意識して
健康を守れると良さそうですね^^
中でも肥満防止対策のための
健康を意識することはとても大切です。
主に、生活習慣病と言われるものは
肥満が原因だと考えられていて、
肥満は様々な病気のリスクを
上げてしまう原因となるので、
健康上、
特に注意してあげたいことです!
そこで、
- 適度な運動
- 適正な食事管理
は是非習慣にして下さい。
日頃から適度な運動をすることは、
健康面でもおすすめですが、
ストレス発散にもとても効果的です。
日本の住居環境では
運動不足に陥りやすいのですが、
その運動不足をカバーするために、
なるべく外へ出る機会を
作ってあげて下さいね^^
こちらの記事では
散歩が必要な理由を解説しています♪
⇒犬の散歩に行かないとダメな4つの理由とは?
もちろん、お家の中でも
おもちゃで一緒に遊ぶなど、
工夫次第で運動は出来ます!
しかし、足腰の衰えを感じる老犬に
長時間の散歩などは負担にもなります。
なので、ワンちゃんの状態に合わせて
適度な運動を心掛けて下さい。
最近では、犬のためにプールでの運動を
サポートしてくれる施設もありますよね!
水中の運動にもメリットがあるようです。
動画で紹介していました♪(YouTubeより)
そして、体重管理をする上で
気を付けて欲しいのが、
おやつや人間の食べ物を
与えすぎないようにすることです!
肥満の原因で特に挙げられるのが、
おやつの与えすぎなのです・・・
1日の摂取カロリーとして
おやつの分も合わせて計算してみると、
驚くほど摂取カロリーを
オーバーしていることもあります。
もちろん、犬用のおやつにも
それなりに添加物が加えられていますので
健康面としても与えすぎはNGですね。
肥満対策には、
日頃から適度に運動をさせて、
適正な食生活を習慣にして下さい!
ダイエットには
こちらの記事を参考にして下さい。
⇒犬体型になったらダイエットが必要?目安は?
歯の健康に関しては、
出来れば毎日歯磨きすることを
習慣付けてみましょう。
犬は歯周病などの病気に
掛かりやすいものです。
そして、その疾患などが原因となり
健康にも様々な影響を受けてしまいます。
例えば、
歯周病によるバイ菌が血液に乗って
心臓などに侵入する恐れもあり、
内臓器にも悪い影響が現れてしまいます。
健康な長寿を目指すためには、
犬も歯磨き習慣は大きなポイントですね!
愛犬の口臭が気になる!
そんな方はこちらをご覧下さい。
⇒犬も口臭が魚臭い!その原因と治療法は?
その他、健康管理として、
特にシニア期に入る頃からは
定期的な健康診断をしてあげましょう。
体の変化も起きやすいこの時期に、
なるべく小さな異変や、
病気の早期発見に努めることも
大切なことになります。
そこで、毎日体を触ってあげたり、
ブラッシングをしてあげたり、
スキンシップを楽しみながら
愛犬の健康チェックをすることも
おすすめします!
意外にも、目では確認しずらい
小さな異変に気付くことが出来るので、
日頃からの愛犬の健康チェックも
是非習慣化して下さい^^
また、良質なドッグフードを見極め
よりベストな食事内容を提供しましょう!
良質なドッグフードであれば、
こちらが意識せずとも、
腸内環境、皮膚・被毛の健康、
筋肉の健康など、ほとんどの
基本的な健康維持に役立つことでしょう。
健康のバロメーターにもなる
皮膚や被毛の毛艶の状態、便の状態を
日頃からチェックする習慣を
つけておきましょう!
まとめ
愛犬の健康を考えたときに、
あなたならまずどんなことを
気を付けてあげたいですか?
ここでは、健康維持にも嬉しい
手作り食や習慣について
お話してきました。
実のところ、手作り食は賛否両論で
栄養バランスが偏る
なんて言う考え方もあるようです。
正直何が答えかは分かりませんし、
手作り食が健康維持にはベストかどうかは
個体差があるのではないでしょうか。
まずは、“気軽に”と言う気持ちで、
ドッグフードにトッピング程度から
始めてみてはどうでしょう^^?
健康習慣としては、
- 適度な運動
- 適正な食事管理
- 毎日の歯磨き
- 日頃からの健康チェック
- 良質なドッグフードを与える
そのことを意識して下さいね☆
愛犬の健康的な長寿を目指して、
少しずつでも良いので、
健康維持のための習慣を
飼い主である、あなたが
意識してあげましょう!
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