犬のシャンプーの頻度は?やり方から嫌がる時の対処法まで!
犬が愛玩犬として飼われるようになり、
人間と生活を共にすることが増えてきました。
犬が家族の一員として
大切に飼われている証ですね。
しかし犬と一緒に生活するがゆえに
気なるのが毎日のお手入れです。
人間は毎日シャワーを浴び
シャンプーをしますが、
犬の場合はどうでしょう。
匂いや汚れが気になる場合は
こまめにシャンプーをしても
良いのでしょうか?
また私は動物看護士として
トリマー経験もありますが、
犬がシャンプーを嫌がるので
なかなか連れていけない
という飼い主さんもいました。
今回はそんな方のために
シャンプーの頻度と、
やり方から嫌がる時の対処法
までご紹介します。
定期的なシャンプーをすることで
被毛や皮膚のトラブルを防ぐ
ことができます。
正しい頻度でシャンプーをし、
愛犬をトラブルから守ってあげましょう。
この記事に書いてること♪
犬のシャンプーの頻度はどれくらい?月に何回が目安?
犬のシャンプーの頻度は、
成犬で特に皮膚トラブルが
ない場合は月に1~2回の頻度
でシャンプーをするのが良いでしょう。
動物病院やトリミングサロンでも
だいたい3週間くらいの間隔で
シャンプーをおすすめしています。
シャンプーをまったく行わないと
皮膚常在菌の悪玉菌が悪さをし、
湿疹や皮膚炎などの
皮膚トラブル起こしてしまいます。
逆に頻繁にシャンプーをしすぎると、
余計な皮脂まで落としてしまい、
乾燥してフケが出やすくなったり、
皮膚が弱り痒みや傷つきやすい
状態になると言われています。
個体差や生活スタイルの
違いにもよりますが、
このくらいが犬の皮膚にとっても
最適な頻度と言えます。
犬のシャンプーの頻度は冬だと少なめなの?
冬は寒いし汚れていなさそうだからと
冬はシャンプーをしない
という方もいます。
しかし犬にとっては
冬でもシャンプーが必要です。
犬の皮膚には皮脂が分泌されています。
その皮脂が、皮膚の乾燥を防いだり、
病原微生物などが皮膚に侵入することを
防いでいます。
皮脂は皮膚の健康にとって
不可欠である一方、
外部からのホコリが吸着し、
垢や汚れとして皮膚に
固着してしまうのです。
垢や汚れは皮膚の新陳代謝を妨げ、
菌の最適な温床となり、
それが皮膚トラブルに繋がるのです。
たとえ冬であっても
垢や汚れを定期的なシャンプー
によって除去してあげることで、
皮膚の新陳代謝を促し、
皮膚トラブルを防ぎましょう。
また冬のシャンプーでは、
- できればお風呂場の暖房をつけておく
- ない場合はお湯をため、暖かくする
- 暖かい部屋を用意する
- ドライヤーは冷えやすいお腹から乾かす
など犬の体を冷やさないよう注意しましょう。
犬のシャンプーのやり方!4つの注意点とは?
犬にシャンプーをしたいけれど、
シャンプーを嫌がったり、
思うようにきれいに洗えない
ということがあると思います。
慣れていないとなかなか手際よくできず、
犬もそんな飼い主の気持ちが伝わり
さらに緊張してしまいます。
犬がシャンプー好きになるためには、
シャンプーを心地よいと感じてもらう
ことが大切です。
シャンプーの前後も含め、
その時間が犬にとって心地よいものになれば、
嫌がることも少なくなるはずですよ。
ここでは犬のシャンプーをするとき、
特に注意したほうがよい点をまとめてみました。
- 温度はどれくらいがいいの?
- 顔を嫌がるときの対処方法は?
- シャンプー後はドライヤーは必要?
- 犬のシャンプー!
予防接種後はいつからできる?
について詳しくご説明しますね。
注意点を理解し、
犬にとって心地の良いシャンプーを
してあげられるようになりましょう。
1.温度はどれくらいがいいの?
犬にシャンプーをするときは、
まずシャワーでよーく濡らしましょう。
地肌までしっかりと濡らすことで、
シャンプーがしやすくなりますよ。
そのときの温度ですが
37~38度くらいがよいでしょう。
人間が少しぬるいと感じる程度です。
犬は人と違い
迅速に体温を調節することができないので、
熱いシャワーをかけてしまうと
過度に体温が上がり、
犬の体力を奪ってしまう恐れがあります。
また逆に冷たすぎても、
風邪を引いてしまう原因となります。
シャワーの温度には注意しましょうね。
犬にとって適温にすることで
シャワーは気持ちの良いものと
感じてくれるでしょう。
2.顔を嫌がるときの対処方法は?
体はシャンプーできても、
顔をシャンプーされるのを嫌がる犬もいます。
口周りはとてもデリケートなので
触られるのを嫌がる犬は珍しくありません。
また犬は鼻に水が入るのも
とても嫌がります。
そんな場合は、
無理に洗わない方がよいでしょう。
トラウマになってシャンプー自体を
嫌がるようになってしまいます。
対処法としておすすめなのが、
- お湯で濡らしたタオルで拭いてあげる
- スプレータイプのシャンプーをする
などです。
犬にも負担がすくないので、
シャンプーができない分
こまめにしてあげましょう。
口周りや目の周りは
汚れやすい部分なので、
こういった方法でしっかりと
汚れを落としてあげてください。
3.シャンプー後はドライヤーは必要?
シャンプー後は必ずタオルドライをし
ドライヤーで乾かしましょう。
犬は体温調節が苦手な動物のため、
濡れたままの状態でいると
体温がどんどん奪われてしまいます。
また生乾きの状態は雑菌が繁殖しやすく、
せっかくシャンプーしても臭ってしまったり、
きちんと乾かさないと意味がありません。
しかしドライヤーの熱を
長時間あてることは、
犬にとって負担になります。
まずはタオルドライをきちんとしてあげることで
ドライヤーの時間は半分以下になりますよ。
ドライヤーをするときの注意点ですが、
必ず冷えやすいお腹から乾かす
ようにしましょう。
また毛の根元から乾かすように
することが大切です。
ブラッシングをしながら、
しっかりと乾かしましょう。
肉球の間や耳の付け根なども
乾かし忘れのないように気をつけましょう。
4.犬のシャンプー!予防接種後はいつからできる?
犬のシャンプーのタイミングで
気を付けなくてはならないのが
予防接種の前後です。
特に予防接種後は、
1週間はシャンプーはしないほうがよい
といわれています。
また予防接種の直前の
シャンプーも避けましょう。
シャンプーは犬にとって
とても体力を消耗するので、
免疫力が下がってしまいます。
予防接種した数日は
犬の体調に注意し、
なるべくおとなしく過ごすほう
が良いでしょう。
シャンプーに限らず、
激しい運動やお出かけ、
いつもと違う環境に連れて行く
などのストレスをかけないように
心がけましょう。
数日様子を見て、
特に問題なさそうであれば
大丈夫ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は犬のシャンプーの頻度と
やり方から嫌がる時の対処法まで
ご紹介してきました。
定期的なシャンプーがいかに大切か、
お分かりいただけたのではないでしょうか?
逆に頻繁すぎてもいけないということに
驚かれた方もいるかと思います。
しかし
愛犬の皮膚の健康を
守ってあげられるのは飼い主だけです。
正しい頻度でシャンプーをし、
トラブルから守ってあげましょう。
また、シャンプーをとても嫌がる犬でも、
飼い主が落ち着いて対処することで
徐々に慣れてくれると思いますよ。
月に数回あるシャンプータイム、
犬にとっても人間にとっても
心地よい時間と感じられると良いですね。
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シャンプーにもこだわると、
さらに楽しいシャンプータイムになりますね。
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