犬が吐くのは食事が原因?ドッグフードのアレルギーを徹底解説!
愛犬がよく吐いている・・・
原因がわからないと心配に
なってしまいますよね。
しかももし食後に決まって吐いていたら、
食事に何か原因があるのでは?と思い
不安になると思います。
食事が原因で吐いている場合には
アレルギーの可能性が考えられますが、
実はそれだけが原因とは限りません。
他のトラブルや病気が原因の可能性
もあるため、注意が必要ですよ。
そこで今回は、犬が食後に吐くときに
考えられる原因と、
合わせてドッグフードに含まれる
アレルギーについても徹底解説
したいと思います。
犬が吐くのを繰り返している場合には、
何らかの病気やトラブルのサインです。
早期発見のため、まずは考えられる
原因について知っておきましょう。
この記事に書いてること♪
犬が吐くのは食事が原因になることも!
犬が吐く原因は様々、
何らかの病気が原因の場合もあれば、
疲れやストレスが原因となることもあります。
そしてもし
犬が食後に決まって吐くという場合には、
食事が原因で、体内に何らかの異常が
起きていると考えられますよ。
- 胃腸のトラブル
- 食道のトラブル
- 口腔内・喉のトラブル
- 食物アレルギー
- 食物不耐性
実は犬が吐くという動作の中には、
「嘔吐」「吐出」「嚥下困難」の3つ
があり、病気やトラブルによって
吐き方や吐くタイミングが異なります。
よく言われる「嘔吐」とは、
食後しばらくたってから、ある程度消化
された食物や胃液などが出てくること。
犬も吐き気を感じ落ち着きがなくなり、
頭を下げて腹部を大きく上下に動かし
「ゲッゲッ」と音を立て、その後に
吐き出す様子が多く見られます。
原因は胃や腸などの消化器官の
トラブル、腎臓や肝臓の病気など
が考えられます。
吐くといってもどういう「吐く」なのか
しっかりとチェックし見極めることが
正確な診断には欠かせないのです。
●吐き出し
「吐き出し」とは、食後すぐ未消化
の食物や唾液が出てくる状態で、
食物が胃に到達する前に逆流し、
吐き出される状態を指します。
吐く前に吐き気などの前兆は
あまり見られません。
吐いたものは消化されておらず、
それをもう一度食べるケースもあります。
また吐いたものが消化されていない
ことから、原因は喉や食道にあると
考えられます。
●嚥下困難
食後というよりも食時中に、
食べ物を飲み込めずに吐いてしまう
ような様子が見受けられたら、
嚥下困難の状態かもしれません。
「嚥下困難」とは食べ物をうまく
飲み込めずに吐き出してしまう
ことです。
食べ物は胃腸まで届いていません
ので、吐いたものは未消化です。
原因は口腔・喉・食道にある
場合が多いです。
●アレルギーや食物不耐性
食べ物が原因で吐く場合、
食物アレルギーや食物不耐性の
可能性も考えられます。
犬は何らかのアレルギー反応として
吐くことがあります。
特に食物アレルギーでは
皮膚へのアレルギー反応と共に
嘔吐や下痢が見られます。
アレルギーの主な症状としては
- 体を痒がる
- フケが出る
- 目や口や耳の周り、背中や腹部、肛門が赤くなっている
- 足や脇などをしきりに舐めたり、噛んだりする
- 下痢・嘔吐を繰り返す
食後しばらく経ってからの嘔吐と、
このような症状が見られる場合には、
食物アレルギーの可能性があります。
特に目や口の周りの痒みや赤みは、
典型的な食物アレルギーの症状です。
一方、食物不耐性の場合も
対象の物の摂取後に嘔吐が見られます。
食物不耐性とは
消化器系統が引き起こす反応で、
アレルギーのように免疫は関係ありません。
ある食べ物に免疫系が反応するアレルギー
に対して、食物不耐性はある食べ物を消化
しようとしてもできない、という状態です。
代表的なものに、犬が牛乳に対して示す
乳糖食物不耐性があります。
小腸のラクターゼにより、牛乳に含まれる
乳糖を吸収するのが普通なのですが、
それがうまく働かないと乳糖が小腸に
残ってしまい、体調不良の要因となります。
犬はそもそもラクターゼが欠損しているため、
乳糖を含んでいる乳製品を与えると、
下痢や嘔吐などの症状が出てしまうのです。
このように
特定の食べ物に対してお腹を壊したり
体調がおかしくなる場合には、その食べ物
に耐性がない食物不耐性と考えられます。
初めて口にした時から症状が出ますが
アレルギーほど症状は重くありません。
フードを変更した途端に嘔吐や体調不良が
起こる場合は、食物不耐性が関係している
ことが多いといえるでしょう。
ドッグフードの原材料でアレルギーの原因になる食べ物
犬が食後に吐くときに、考えられる
原因についてご紹介してきました。
次に犬のアレルギーの原因となる食べ物
について、詳しくご紹介したいと思います。
実は一般的に売られている
ドッグフードの中には、
添加物や穀類、粗悪な肉類など、
犬のアレルギーの原因となる原材料
がたくさん含まれているんです。
このようなドッグフードを毎日与えて
いると、嘔吐などのアレルギー症状を
繰り返すことが多く、体調不良の原因
となってしまいますよ。
もし犬が食後に嘔吐する場合には、
ドッグフードの原材料をチェックして、
アレルギーの原因となるものが入って
いないか確認してみてください。
それでは実際にドッグフードの原材料で、
犬のアレルギーの原因になる食べ物を
ご紹介していきます。
■肉類
犬にとってたんぱく質は必要不可欠
なものですが、どのような肉でもいい
というわけではありません。
実は低品質のドッグフードには、
粗悪な肉しか含まれていないものが
多くあるんです。
粗悪なたんぱく質とは
- 肉類
- ○○ミール
- ○○肉粉
- 肉副産物
- タンパク加水分解質
このように記載されているものです。
肉類と曖昧に書いてあるものは、
遺伝子組み換え穀物で飼育された
動物の肉や、抗生物質や筋肉など
のホルモン剤を使用した動物の肉
が含まれています。
たとえそれが牛肉や鶏肉であっても、
病死肉や屠殺肉を使っていることも
多くあります。
人間には食べることのできない動物の
カスの部分が使われていることもあり、
これらは実際に犬にとってアレルギー
や発ガンのリスク、さらには奇形に
繋がるという報告もあるんです。
アレルギーの心配のない、良質な
たんぱく質を使っているドッグフードには、
ビーフやチキン、鳥肉などと、そのまま
の材料がはっきり記載されています。
■魚
魚は犬にとってアレルギーを起こしにくい
食べ物といわれていますが、
実は魚の中には、
アレルギーを起こしやすい魚もあります。
注意したいのが青魚やサバです。
鮭などに比べてアレルギーのなりやすい
と言わるため、あえて積極的に与えるのは
避けましょう。
まれにマグロやタラにアレルギーがあった
という子もいます。
このように
アレルギーは犬それぞれで異なりますので、
魚を与えていてアレルギー症状がみられた
場合には、しっかりと動物病院で検査する
ことをおすすめします。
■穀物
穀物類は、犬がアレルギーを
起こしやすい食べ物の代表です。
低品質のドッグフードの多くは、
原材料の一番目が穀物であったり、
小麦やとうもころしが主原料になって
います。
しかし穀物は犬にとって消化吸収が
悪く、アレルギーや消化器官異常を
起こすことがあります。
腸内環境の悪化にも繋がり、
全身の体調にも大きな影響があります。
本来は肉食動物の犬にとって、原材料
の1番目が良質な動物性タンパク質で
あるということは、とても重要です。
少量の穀物であれば犬の栄養にとって
良いという考えもありますが、
必ず原材料の1番目が、
アレルギーを起こしにくい肉や魚など
の良質な動物性タンパク質であるか、
確認しましょう。
■乳製品
犬にとって乳製品も、腸内環境を悪化
させたりアレルギーの原因となります。
ヨーグルト、チーズなどは
アレルギーを起こしやすい食べ物です。
ドッグフードに含まれていなくても、
おやつに含まれていることがあります。
ちなみに犬が牛乳を飲むとお腹の調子を
壊すのは、乳糖不耐性によるものです。
小腸のラクターゼにより、牛乳に含まれる
乳糖を吸収するのが普通なのですが、
それがうまく働かないと乳糖が小腸に
残ってしまい、体調不良の要因となります。
犬はそもそもラクターゼが欠損しているため、
乳糖を含んでいる乳製品を与えると、
下痢や嘔吐などの症状が出てしまうのです。
■たまご
卵の白身は、犬のアレルギーを起こす
原因になります。
白身の成分である「アビシン」という
塩基性糖たんぱく質が、
卵の黄身に含まれている「ビオチン」と
呼ばれるビタミン(H,B7)の吸収を妨げる
働きを持っているのです。
このアビジンによってビオチンの吸収が
妨げられ続けると、脱毛、免疫力の低下
などが起こる可能性があります。
また、卵を毎日摂取するとビタミンの
バランスが崩れ、下痢や嘔吐をする
可能性があるのです。
通常生卵でなけれ大丈夫ですが、
人間と同じように食べ物に含まれている
だけでアレルギー反応 を起こしてしまう
犬もいます。
■トウモロコシ
低品質のドッグフードに含まれる
ことの多いトウモロコシですが、
トウモロコシも犬にとっては消化が悪く、
アレルギーを起こしやすい食材です。
食物繊維なので体に良いと思われがち
ですが、犬にとっては消化しにくく、
消化器官に大きな負担をかけてしまう
原材料なのです。
■人工添加物
安価なドッグフードには、見た目や風味
アップ、長期保存や輸送などのために、
人工添加物がたくさん含まれています。
まずはその一部をご紹介します。
危険な酸化防止剤
- ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
- ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
- エトキシキン
危険な防腐剤
- プロピレングリコール
- ソルビン酸カリウム
危険な保存料
- 亜硝酸ナトリウム
- 亜硝酸塩
- 亜硝酸ソーダ
危険な甘味料
- ソルビトール(ソルビット、グルシトール)
- キシリトール
- グリシリジン・アンモニエート
- ビートパルプ
- コーンシロップ
その他、香料・着色料・動物性油脂
これらがドッグフードに良く含まれる
特に注意したい人工添加物です。
これらを犬が毎日摂取する事で
皮膚炎やアレルギー反応が出たり、
ガンを発症する恐れもあり、
アレルギー症状だけでなく愛犬の
健康に悪影響を及ぼす可能性が
あるのです。
これらの危険な添加物の一部は、
人間の食材はもちろん、
農薬への使用も禁止されています。
しかしペットフードに使用することは
禁止されていません。
さらに着色料や香料も、犬の健康への
被害があり危険な添加物です。
ドッグフードに使われている多くは
石油が原料の合成着色料で、
実際に発ガン性やアレルギーの
危険性が確認されているのです。
新鮮で原材料にこだわっている
ドッグフードは、着色用も香料
も使っていません。
原材料を人間レベルの品質にし、
さらには国内製造であれば、
ドッグフードに酸化防止剤は不要
なはずです。
実際に国内産の
高品質のプレミアムドッグフードでは、
未使用か天然成分が使われています。
最近では、酸化防止剤としてビタミンC
やビタミンEを使用することも増えました。
アレルギー反応が出ている場合には
もちろんですが、
アレルギー反応が出ていない犬でも、
人工添加物を摂取することは避けた
ほうがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
犬が食後に吐くときに考えられる原因と、
合わせてドッグフードに含まれる
アレルギーについて解説してきました。
犬が食後に決まって吐くという場合は、
与えた食事が原因で、体内に何らかの
異常が起きている可能性がある、という
ことでしたね。
また一般的なドッグフードには
アレルギーの原因となる原材料が
たくさん含まれているため、
それが原因で嘔吐をしている可能性
もあるということをお話してきました。
もしアレルギーが原因で嘔吐している
場合には、アレルゲンとなっている物
を除かない限り症状は改善されません。
ご紹介してきたような食材を与えていて
アレルギーの症状が見られた場合には、
すぐに動物病院を受診しましょう。
病院にてアレルギー検査をすれば
アレルゲンの特定ができますよ。
そしてアレルゲンとなる原材料や添加物
が使われていない良質なドッグフードを、
与えるようにしましょうね。
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