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犬が吐くのは熱中症が原因?対処に要注意な3つのPOINTと予防対策!

 2024/07/24 3.吐く 原因
この記事は約 10 分で読めます。

    元気な愛犬が突然吐いた・・・
    いつもより元気もないようだと、何か
    病気なのかと心配になりますよね。

    もし暑い時期に吐いた場合には、
    夏バテ?なんて思うかもしれません。

    犬が吐く原因は様々ですが、
    なかには熱中症で吐くこともあります。

    もし犬が熱中症で吐いているのならば、
    それは危険なサイン。

    すぐに対処が必要かもしれません。

    そこで今回は、
    犬が吐く原因が熱中症の場合、
    注意したい3つのPOINTと予防法を、
    まとめて詳しくご紹介したいと思います。

    吐く以外の熱中症の症状も詳しく
    ご紹介していきますので、
    チェックしてみてくださいね。


    犬は熱中症が原因で吐くことも

    近年人間に多く見られる熱中症ですが、
    実は犬も熱中症にかかります。

    そもそも熱中症とは、
    体が高温多湿な環境に適応できず、
    体温をうまく下げることができないと、
    全身の臓器の働きが鈍くなる障害を
    引き起こす症状です。

    平熱が37.5~39.2℃の犬においては
    深部体温が41℃を超えた場合に
    熱中症と診断されます。

    そして全身の臓器の働きが鈍くなる
    障害を引き起こすため、消化器症状
    として下痢や嘔吐も見られます。

    そして熱中症の症状で嘔吐が
    見られた場合には、

    重症になっているサインですので、
    すぐに対処する必要がありますよ。

    ここで、犬の熱中症で注意したい
    3つのポイントをご紹介します。

    犬の熱中症で注意したい3つのポイント

    上記でもいいましたが、
    平熱が37.5~39.2℃の犬においては、
    深部体温が41℃を超えた場合に
    熱中症と診断されます。

    そして41℃を超えると熱によって脳にまで
    ダメージが及び始め、43℃を超えると
    体中の様々な器官が機能不全に陥り、
    急激に死亡率が高まります。

    さらに49~50℃まで高まると、
    たった5分でも細胞の構造が崩れて
    組織の壊疽が始まり、死に至ります。

    人間の熱中症と同様、犬の熱中症も
    対処が遅れると死に至るケースもある
    ため、絶対に軽視してはいけません。

    犬の場合、暑いなどと言葉で話すことが
    できないため、

    飼い主の観察力と熱中症へ知識が、
    何よりも大切
    なのです。

    注意すべきポイントをしっかりと抑え、
    熱中症の疑いが少しでもあるなら、
    すぐに動物病院へ連絡しましょう。

    1.初期症状を見逃さない

    熱中症には、初期症状があります。

    飼い主が初期症状をしっかりとキャッチし、
    早急に正しい対処してあげることが、
    熱中症治療においてとても大切なのです。

    初期症状を見逃さないようして、
    早急な対応をしてあげましょうね。

    熱中症の初期症状
    • 体温が40~41℃以上に上昇
    • 呼吸数と心拍数が増加
    • パンディング(ハァハァと口呼吸)が収まらない
    • 元気がなくなりボーッとしている
    • よだれをダラダラ垂らす
    • 口の中が鮮紅色
    • 軽い下痢・嘔吐

    暑い環境でこのような症状があったら、
    熱中症の初期症状の可能性が高いです。

    これに気がつかず熱中症が進行する
    と、脳や臓器に障害が現れ始めます。

    • 下痢・嘔吐
    • ふるえや痙攣
    • 発作
    • 意識消失

    などが起こります。

    どれか一つでも当てはまる場合は、
    重症化しているサインです。

    すぐに涼しい所に移動させ、体を冷やし、
    動物病院に連れて行って下さい。

    2.室内の温度や湿度を適切に保つ

    熱中症は、
    高い温度と湿度が原因となります。

    人間よりも体温調節の苦手な犬は、
    とても暑さに弱い生き物です。

    また地面に近付くほど温度は高くなる
    ため、犬は私たちが体で感じている
    温度の10度以上も高い温度の中で
    生活しています。

    そのため暑い日には地面の近くが
    50度近くまで達することもあり、犬は
    灼熱の中を歩いている状態なのです。

    閉め切った車の中でのお留守番、
    厳しい暑さの中での
    お散歩などは、
    犬の熱中症を引き起こす可能性
    があるので、絶対にやめましょう。

    また熱中症は散歩中だけでなく、
    家の中でも起こりうるもので、実際
    に家の中で熱中症になるケースは
    多くあります。

    • 暑いのにクーラーをつけていない
    • 湿度が高い
    • 換気が不十便

    犬に熱中症の症状があった場合、
    このような環境に犬を置いて
    いなかったか確認しましょう。

    室温は24℃くらいが理想です。

    3.呼吸器や心臓に疾患があるとリスクが増える

    熱中症はどのような犬でもかかる
    可能性がありますが、

    元々呼吸器や心臓に疾患がある場合
    には、熱中症のリスクは高くなります。

    例としては小型犬では気管虚脱、
    大型犬では喉頭麻痺などです。

    また体温の放出を促す循環器系の障害
    などによっても発症リスクが高まります。

    もし持病がある場合には、
    一段と熱中症には注意が必要ですよ。

    その他にも

    • 短頭種
    • 肥満
    • 黒い被毛
    • 被毛が多い犬種
    • 子犬・老犬

    このような犬では、通常の犬に比べて
    熱中症のリスクが高まる傾向があります。

    症状も重症化しやすいので、
    熱中症が疑われる場合はすぐに
    動物病院へ連れて行ってください。


    犬のが吐く以外の熱中症の症状

    犬の熱中症で注意したい
    3つのポイントをお伝えしましたが、

    ここで大事な熱中症の症状について、
    さらに詳しくご紹介していきます。

    熱中症治療は時間との勝負ですので、
    少しでも症状を見逃すとどんどん悪化
    してしまいます。

    症状が重くなればなるほど助けられる
    確率も極めて低くなります。

    吐く以外にも様々な症状が見られるので、
    しっかりとチェックし、見逃さないで下さい。

    ●下痢

    熱中症は全身の臓器の働きが鈍くなる
    障害を引き起こすため、消化器症状
    として下痢や嘔吐が見られます。

    酷くなると消化管の虚血や壊死などが
    起こることで、酷い嘔吐や下痢、
    さらには消化管出血に陥ります。

    最悪の場合は腹膜炎に移行し、
    命を落とす危険もあります。

    ●息が荒い・よだれが増える

    初期症状として息が荒くなり、
    よだれを多く出すようになります。

    熱中症により熱が体内にこもっているため
    自分自身で体温を下げようするためです。

    パンティング(呼吸をハァハァとする)が
    収まらなくなり、どんどん荒くなります。

    口の中が鮮紅色になることもあります。

    ●発熱・震える

    熱中症の初期では40℃~41℃
    の発熱が見られます。

    また高体温や循環不全により脳への
    障害が生じ、意識障害や発作など
    が見られるようになります。

    初期では歩きたがらず横たわったり、
    運動障害でふらつきが現れ、
    酷くなると震えや痙攣も見られます。

    ●脱水症状

    犬自身の呼吸によって体から放散できる
    熱の限界を超えてしまっているのため、
    循環不全になり脱水症状にも陥ります。

    熱中症になった犬のほとんどは
    脱水症状を起こします。

    また酷い脱水症状になると
    重度の組織障害も起こり、
    熱中症で助かったとしても
    後遺症が残る可能性があります。

    ●ショック症状

    高体温や循環不全により脳への障害
    が生じ、酸素も体に行き渡らなくなり、
    ショック症状も見られるようになります。

    • 意識の低下
    • 首を伸ばして頭を後ろに反らせる
    • 眼球の動きが上下または左右に震える
    • 瞳孔が開く、または縮む
    • おしっこやうんちなどを漏らす

    急な血圧低下が見られ、心筋の機能が
    低下することで、うっ血性心不全(肺水腫)
    や急性肝障害などを起こすこともあります。


    犬の熱中症を予防する方法

    このような怖い症状を引き起こす
    こともある熱中症、

    発症しないためには
    予防が何よりも大切です。

    ここでは犬の熱中症を予防する
    方法を、ご紹介します。

    ●適切な温度と湿度

    何よりも大切なのが、
    適度な温度と湿度を保つことです。

    暑い日は必ずクーラーを付け、
    直射日光が入らないように工夫しましょう。

    人間にとって暑いかな?と思う温度では、
    犬は熱中症を起こす可能性があります。

    室温は24℃くらい、常に人間にも
    心地の良い室温を保ちましょう。

    また真夏はクーラーをつけていても、
    5月~7月はつけないで過ごすことも
    あると思いますが、

    実はこの時期は湿度が高いため、
    注意が必要です。

    除湿や換気も心がけ、常に人間に
    とって心地の良い気温と湿度が
    望ましいでしょう。

    犬は人間と違って体温調節が
    とても苦手な生き物です。

    そのため飼い主さんが犬の体調を
    しっかり管理する必要がありますよ。

    ●新鮮な水をたっぷり用意する

    犬が体温を下げるとき、
    舌を外に出して激しく呼吸し、気化熱
    を増加させるパンティングを行います。

    もし飲み水が少ないと
    気化する体液の量が減り、
    また脱水症状も引き起こします。

    犬の散歩では必ず携帯用の水を用意し、
    休憩を取りながら飲ませるようにします。

    犬が止まったまま動こうとしないとか、
    日陰に向かって行くときには、
    暑いサインです。

    涼しい場所に犬を連れて行き、
    新鮮なお水を飲ませてあげましょう。

    また普段の生活ではもちろん、
    自宅での留守番時にも新鮮な水を
    たっぷり用意し、

    犬の欲しがる時にいつでも飲める
    環境を整えてあげるようにしましょう。

    ペット用の循環式自動給水器なら
    いつでの新鮮なお水が飲めるので、
    衛生的で熱中症対策にもなり
    おすすめですよ。

    ちなみにこちらにペット用の自動給水器
    を紹介している動画がありましたので、
    載せておきすね。

    可愛くて癒されますね♪

    飲んでいるのは猫ちゃんですが、
    もちろん犬にもお使いいただけます。

    このように犬を熱中症にさせない
    ためには予防がとても大切ですが、

    もしも犬に熱中症症状が見られたら、
    迷わずに動物病院に連れて行きましょう。

    病院へ連れていく際にはこちらの記事
    を参考に、気になる治療法や費用等も
    チェックしてみてくださいね。

    ⇒犬が吐くなら病院へ!治療法や費用をまとめてご紹介!

    また病気ではないけど愛犬が吐く
    ので悩んでいるという方には、
    対処法として絶食がおすすめです。

    その際の絶食の期間や注意点などを
    まとめた記事がありますので、
    合わせて参考にしてくださいね。

    ⇒犬が吐く時は絶食させた方が良い?期間や注意点も解説!

    絶食をしたほうが良い時と
    してはいけない時の見分け方も
    ご紹介していますよ。

    まとめ

    いかがでしかた?

    今回は犬が吐く原因が熱中症の場合、
    対処に要注意な3つのPOINTと予防法
    などを、まとめてご紹介してきました。

    熱中症は
    飼い主が初期症状をしっかりとキャッチし、
    早急に正しい対処をしてあげることが、
    治療においてとても大切という事でしたね。

    犬が吐くときは、他の症状と合わせて
    犬の置かれた環境をしっかりとチェック
    し、熱中症の初期症状を見逃さないよう
    にしてくださいね。

    判断に迷ってしまう場合でも、
    吐く以外に気になる症状がある場合は
    すぐに動物病院に連れて行って下さい。

    他にも犬が吐く原因については
    こちらでご紹介していますよ。

    ⇒犬が吐く原因とは?突然の嘔吐や繰り返す理由を徹底調査!

    また緊急性のない嘔吐の場合、
    自宅で行う対処法もご紹介して
    いますので、合わせてご覧ください。

    ⇒犬が吐く場合はどう対処する?自宅でできる応急処置を伝授!

    まずは原因をしっかりと突き止め、
    それにあった対処法を行いましょうね。



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    ももこ

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部のももこです。

    専門学校にて動物のことを学び、
    卒業後は動物看護士として働いていました♪

    ・動物看護士
    ・ペットトリマー
    ・ドックトレーナー
    ・愛玩動物飼養管理士
    ・ホリスティックケアカウンセラー

    の資格を持っております。

    また動物大好きで
    猫4匹と犬2匹と賑やかに暮らしています♪

    時間があるときには
    里親ボランティアなどに参加したり♫

    いま一緒に暮らしている
    わんちゃん,ねこちゃんは皆引き取った子達です♪

    学んできたことや経験・専門知識を生かし
    皆様に良い記事をお届けできればと思います(^-^)

    宜しくお願い致します。

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