犬の涙やけには、もちろん
お手入れやケアが大切ですが、
実は身体の内面に原因がある場合
が多く、見た目のお手入れだけで
はなかなか改善されません。
なかには病気が原因で涙やけが
起こっていることもあり、
その場合は早めに動物病院で
見てもらわないと、症状は
どんどん悪化してしまいます。
しかし
病院の治療って何をするのか、
また費用なども全く分からないと、
連れて行くのも不安ですよね。
私は動物看護師をしていたので、
治療方法や費用が気になる飼い主さん
の気持ちが、とても良く分かります。
そんな方のために今回は、
犬の涙やけの治療方法と病院の費用
についてご紹介したいと思います。
病院に連れて聞く前に流れも知って、
不安を無くして行きましょうね!
犬の涙やけの治療の流れ
涙やけの治療は、涙やけの
症状よって異なります。
涙やけの原因はさまざま
ですので、治療法もさまざま。
しかし大きく分けて
- 見た目だけで原因が判断できるとき
- 目の病気が伴っているとき
- 内臓疾患やアレルギーが疑われるとき
これによって処置内容や時間、
費用も大きく異なってきます。
次に詳しく
ご紹介していきますね。
1.涙やけの原因を除去する
涙やけの原因が見た目でも
分かる原因であれば、直ぐに
原因を取り除いてくれます。
例えば
- ゴミや埃が入っている
- 目の周りの毛が邪魔している
- 乱生まつげ
などです。
ゴミや埃が原因の場合は、
点眼薬で流すことで改善されます。
また目の周りの毛が邪魔で
涙やけしている場合には、
邪魔な毛をカットしてくれますよ。
中には乱生まつげという、
逆さまつげが原因になり
涙やけをしている場合も
ありあます。
その場合にはまつげを抜いて、
目に刺さらないようしてくれます。
また涙やけがひどい場合には
鼻涙管の詰まりを起こしている
場合が多いので、
場合によっては麻酔をかけ、
器具を使って涙管洗浄をする
こともあります。
2.涙やけの原因になっている病気の治療
外傷や感染症、目や瞼の異常
が見られた場合には、
原因になっている病気の
治療をしてもらいます。
主に考えられる病気には、
- 結膜炎や角膜炎
- 眼瞼炎
- 眼瞼内反症(外反症)
- チェリーアイ
- ドライアイ
- アレルギー性のもの
などがあります。
中には手術が必要な病気も
ありますし、長く治療が
必要な病気もあります。
しかしこのような病気が
原因になっていると、
いくらケアをしていても
根本的には改善されません。
ですので病気がわかったら
すぐに治療を行なう必要が
あるのです。
また他にも痒がっている場所
などがある場合には、
アレルギーが疑われます。
その場合にはアレルギー検査が
あり、細かくアレルゲンの特定
をしてくれますよ。
中には遺伝的に鼻腔が狭く
手術が必要な場合もあります。
また胃や腸などに内臓疾患が
見つかる場合もあります。
その場合も病気の治療を
していくことになります。
3.食事の指導
どのような涙やけにも、
食事の改善は大切です。
病院にもよりますが、
涙やけで相談に行くと
まずはドッグフードの見直しを
進められることもありますよ。
実は涙やけの原因のなかでも
特に多いのが、
低品質のドッグフードによるもの
や栄養不足による涙やけなんです。
涙やけ改善には、避けるべき成分と
積極的に摂取したほうがいい成分が
あります。
また何らかの食べ物にアレルギー
がある場合も同様です。
固体によってアレルゲンは違うので、
愛犬の涙やけにはどのようなものが
良いのか、獣医さんからしっかり
アドバイスを貰いましょうね。
犬を涙やけの治療で病院を受診する時の費用
涙やけの治療について
お話をしてきましたが、
ここで気になるのが
病院の費用ですよね。
もちろん処置内容や
病院によっても大きく
変わってきますが、
- 検査をせず処置だけなら数千円~5万円
- アレルギー検査や血液検査をしたら1万円~3万円
程が相場でしょうか。
内容にもより差はありますが、
心配でしたら最初に獣医師と
相談してから、行なうように
しましょうね。
病気が原因の涙やけはその病気の治療費も加算
また当たり前ですが、
病気が原因で涙やけしている
と分かった場合には、
その病気の治療費もかかります。
病気の治療も、検査と処置と
薬だけの場合には1万円~2万円程、
麻酔を欠ける手術が必要になれば
5万円~10万円程かかる場合も
あるということを、頭に入れて
おきましょう。
病気の治療は高額な費用に
なりますが、愛犬の命に
変わるものはありません。
必ず動物病院で処置をして
もらうようにしましょうね。
それと合わせ、涙やけのケアを
自宅で行なっていきましょう。
効果的な対策グッズを使い、
涙やけが酷くならないように
しっかりケアしましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
犬の涙やけの治療方法と病院の費用
についてご紹介してきました。
動物病院に連れて行く前に、
病院での治療がイメージできた
のではないでしょうか?
もし愛犬の涙やけが
病気によるものだった場合、
放っておくと命に関わることも
あります。
ですのでどのような場合にも
涙やけは放っておかず、まず
動物病院で相談するように
しましょう。
そして適切な対処と、
愛犬にあったアドバイスを
貰うようにしましょうね。
原因がはっきり分かれば、
愛犬に合った方法でケアして
あげることが出来るでしょう。
涙やけの原因は様々なので、
愛犬にあった涙やけ改善法を
見つけてあげて下さいね。
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