愛犬の目元にできた涙やけ。
どうにかして涙やけしている
部分を綺麗にしてあげたいと、
飼い主の方なら思うと思います。
しかし涙やけのケア方法や
ケアグッズなどはたくさん
あるので、
何が効果的なのか分からないという
方もいるのではないでしょうか?
涙やけは目元の被毛についた涙が、
菌によってその毛を変色させる
ことで起きています。
ですので涙が出ている部分を、
涙やけの洗浄液を使って常に清潔
にすることがとても大切なんです。
そして涙やけの洗浄液は色々と
売っていますが、
もし確実に綺麗に落としたいのなら、
重曹を使うことがおすすめなんです。
そこで今回は、
犬の涙やけを重曹を使って
綺麗にする方法をご紹介します!
犬に負担のかからない
涙やけの落とし方について
ご紹介していきますね。
諦めていた愛犬の涙やけ、
この効果的な方法を知って
ぜひ綺麗にしてあげましょう!
犬の涙やけの落とし方で有効な重曹の使い方
そもそも重曹とは、
重炭酸曹達(ソーダ)の略で、
別名で炭酸水素ナトリウムと
いわれます。
白色の結晶性粉末で水に溶け、
弱いアルカリ性を示します。
医薬品や料理の際のふくらし粉
などに使われますよね。
またご存知の通り掃除にも使われ、
環境にやさしいのに頑固な汚れも
落とせるのが、この重曹です。
そんな重曹が、
犬の涙やけの汚れ落としにも
効果を発揮するんです。
洗浄液を作り涙やけ部分の汚れ
を拭くだけで、綺麗にさっぱり
落としてくれます。
自宅で重曹を使って涙やけの
洗浄液を作れば、
市販のものと違い成分も
はっきりしているので、
安心して愛犬に使えますよね。
また重曹には臭い消しや除菌効果
もあるので、犬の身の回りに様々
な用途で使うことが出来るんです。
しかし、
使い方やケア方法を間違えると、
却って涙やけを悪化させる場合も
あります。
しっかり使い方を知った上で、
毎日のケアをしてあげましょう。
それでは実際に、
重曹を使った犬の涙やけの
効果的な落とし方をご紹介
していきます。
1.ぬるま湯に重曹を溶かす
まずは
- 粉末の重曹
- 清潔なお湯
- 清潔な容器
- 柔らかいタオルやガーゼ3枚くらい
を準備しましょう。
60°くらいのぬるま湯500ml
に対し、約小さじ1杯の重曹を
溶かします。
重曹は濃度が濃いと目に染みる
ので濃度は薄めに作りましょう。
また成分が変わることがあるので、
作り置きはしないようしましょう。
2.柔らかいタオルやガーゼに含ませ涙やけに馴染ませる
次にその液を、
柔らかいタオルやガーゼに含ませ、
涙やけしいている部分にゆっくり
馴染ませていきましょう。
タオルやガーゼは濡らしすぎると
液垂れして口に入ったりして危険
ですので、注意しましょうね。
また重曹は目に入ると目に染みる
だけでなく、最悪の場合失明の恐れ
もありますので気をつけましょう。
拭き方のコツは
皮膚をゴシゴシ拭くのではなく、
汚れている被毛を持ち上げて
撫でるように拭いてあげます。
また毛が硬くなった部分などは、
ふやかすようにして落とします。
強くこすると皮膚が炎症を起こし
皮膚炎の原因にもなりますので、
注意しましょう。
3.成分が残らないように拭き取る
せっかく拭いても成分が残ると、
重曹が変色し涙やけが悪化する
恐れがあります。
また濡れたままにすることで
雑菌が繁殖し皮膚の炎症にも
繋がります。
重曹で拭き終わったら
綺麗なお湯で仕上げに拭き、
その後は乾いたガーゼを使い
しっかりと乾かしましょう。
犬の涙やけに重曹を利用する場合の注意点
上記の流れで毎日涙やけのケア
を行うことで、涙やけの汚れは
改善されて行くでしょう。
しかし先ほども言いましたが
重曹を使ったケア方法は、
使い方を間違えると却って涙やけ
を悪化させる事もあります。
特に注意したいこと、
- 肌の弱い犬には刺激が強いことも
- 目や口・鼻には絶対に入らないようにする
- 重曹が残ると悪化するのでしっかり拭き取る
これらについてまとめました
ので、参考にして下さいね。
1.肌の弱い犬には刺激が強いことも
重曹は用量をしっかり守れば
毒性はあまりありませんが、
肌が弱い犬や敏感肌の犬には
刺激が強い場合があります。
特に犬の目元の皮膚はとても弱い
ですので、少し使って皮膚が赤く
なっている場合はやめましょう。
皮膚が弱い子や炎症を起こして
いる場合には、早めに動物病院
で治療をしてもらいましょう。
涙やけのケア方法は、
犬の個体によって合うものと
合わないものがあります。
愛犬にはどのようなケア方法が
合うのか、飼い主がしっかりと
考えてあげることが大切です。
2.目や口・鼻には絶対に入らないようにする
重曹は毒性が低く人間の食品にも
使われているので、比較的安全性
は高いと考えられています。
しかし重曹はアルカリ性で
塩分を多く含んでいるので、
濃度が高いと目や鼻の刺激に
なったりします。
ですので極力薄い濃度で
使用する必要があります。
また先程も言いましたが、
タオルやガーゼは濡らしすぎると
液垂れして口に入ったりして危険
ですので、気を付けましょう。
3.重曹が残ると悪化するのでしっかり拭き取る
先程も説明しましたが、
せっかく拭いても成分が残ると、
重曹が変色し涙やけが悪化する
恐れがあります。
また濡れたままにすることで
雑菌が繁殖し皮膚の炎症にも
繋がります。
仕上げにお湯で拭き直し、
成分が残らないように
気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は犬の涙やけを重曹を使って
綺麗にする方法をご紹介しました。
このように重曹は、
正しいケア方法をすれば
涙やけに効果的なのです。
涙やけは放置をすることで
症状がどんどん酷くなって
しまいますので、
涙が流れているのを見つけたら、
速やかに取るようにしましょうね。
また涙やけには毎日のお手入れや
ケアが欠かせませんが、そもそも
根本的な涙やけの原因を改善して
あげないと涙はずっと出続けます。
重曹での毎日のケアと合わせて、
根本的な原因の改善を目指す
ようにしましょうね。
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