犬の殺処分!その理由は?ゼロにできる可能性はあるの?
今年は、東日本大震災から5年という
一つの節目となる年でもあります。
あなた自身も、”命の尊さ”について
考えられたのではないでしょうか?
温かい家庭で幸せに暮らす犬がいる
一方で、愛される意味も知らずに
人知れず失われている命があります。
犬も人間も他のどんな動物だって、
命の尊さは同じはずです。
今回は、犬の殺処分と殺処分ゼロへの
活動についてお話したいと思います。
不幸になる犬が1頭でも少なくなるように、
犬の殺処分ゼロについて考えてみましょう。
記事中には、殺処分の具体的な方法や
実際の映像など残酷な内容も
含まれています。
でも、真実から目を背けないためにも、
正直に包み隠さずお伝えしたいと
思っていますので、ご理解ください。
この記事に書いてること♪
多くの場合は人間のエゴ?犬が殺処分される理由とは
犬が殺処分される理由には、飼い主による
飼育放棄や迷子、一部のペットショップで
売れ残った犬を一般家庭と偽って保健所や
動物愛護センターに引き渡す人もいます。
引き取られた犬たちは、収容数を超えると
次々と殺処分されていきます。
では、どのようにして犬たちは
殺処分されているのでしょうか?
どんな場所、どんな方法で殺処分されるの?
犬の殺処分は、保健所や動物愛護センターと
呼ばれる施設で行われています。
殺処分の方法には2つの方法があって、
「薬物の注射による薬殺」と
「二酸化炭素ガスによるガス殺」です。
薬殺は1頭ずつ行われます。麻酔薬を
打った後、安楽死用の薬物を注射。
犬は麻酔薬によって昏睡状態にあるため、
苦しみが少ない方法と言えます。
ただ、多くの施設ではコストの面から
薬殺ではなく二酸化炭素ガスによる
ガス殺の方法が取られています。
一般的には、二酸化炭素ガスによるガス殺は
安楽死だと言われていますが、実際には
もがき苦しみ亡くなっていきます。
息絶えるまでの時間は、体の大きさや
体力、ガス室の広さで違いはありますが、
数分~10分程かかります。
健康な命を奪うのだから、どんな方法でも
”安楽死”とは言えません。
特に、小型犬は大型犬に比べ体が小さく
同じ二酸化炭素濃度でも死に至るまでに
時間がかかります。大型犬よりも
長く苦しむことになるんです。
殺処分を行う施設の方々も、
「何の罪もない犬たちの命」を
奪わなければならない
心を痛めてやっているのだと思うと、
いたたまれない気持ちになります。
殺処分自体が無くなることが一番ですが、
せめて苦しまずに逝ける方法を
法律で定めて欲しいと願うばかりです。
「成長して可愛くなくなったから」
「引越し先がペット禁止だから」
「言うことを聞かないから」
これは、実際に飼い犬を保健所に
引き渡した元飼い主たちの言い分です。
初めてその事実を知ったとき、
唖然としましたね。
「現実にこんなことが起きてるなんて
信じられない!」そんな感想でした。
それと同時に、「保健所に
引き渡された犬がその後どんな末路を
歩むのかを知っていて、そんなことを
する人間がいるのか!」と怒りすら
覚えました。
家族のように愛犬を愛するのが
当たり前だと能天気にも思っていた
私には、とても衝撃的な事実でした。
飼い主にそんな無責任な人間が
いることに、情けなくも思いました。
犬も人間も同じ”命”なのに…。
わたしの独り言②へ続く
一日でどれくらいの数の殺処分が行われているの?
1日にどれくらいの数の犬が
殺処分されているのでしょうか?
平成26年度の環境省による統計では、
年間で28,569頭が殺処分されました。
その中には、3,592匹もの子犬も
含まれています。
1日にしておよそ60頭もの犬たちが
殺処分されているのです。
5年前に比べると、1/3程度まで減少が
見られます。これは、殺処分に対する
認識が高まっている証だと言えます。
今この瞬間にも、殺処分を待つ命を守る
活動をされている方々がいます。
保護犬の里親になろうとする人がいます。
”殺処分ゼロ”という目標に向かって、
多くの人が賛同しているからこそ
減少しているのではないでしょうか。
犬の安楽死を考えたとき、
ぜひ、読んでもらいたい記事です。
「”犬の安楽死の費用は?保健所で対応してくれる?”へ移動する」
「”犬の痴呆にサプリが有効?症状や治療法もくわしく紹介!”へ移動する」
「”犬の老衰は病院に連れて行くべき?対処法を紹介!”へ移動する」
犬の殺処分ゼロを目指す!反対運動の内容とは?
犬の殺処分についてお話してきましたが、
ここからは「殺処分ゼロ」を目指す
反対運動についてお話していきます!
全国各地で犬の殺処分ゼロを目標に、
殺処分の反対運動が行われています。
反対運動と聞くと、ちょっと構えて
しまいそうですが、そんなに難しく考える
必要はないんですよ。
では、犬の殺処分の反対運動には、
どんなことがあるのか見ていきましょう!
募金で命を救う
「犬の殺処分ゼロになんで募金なの?」
不思議に思うかもしれませんが、
実は募金は保護犬を殺処分から救うための
重要な資金源になっているからなんです!
保護した犬たちのごはんやトイレシーツ、
ワクチン接種代などに使われています。
ただ、なかなか寄付や募金が集まらず、
志半ばにして活動の中止を余儀なくされる
団体も多くあるのが実状です。
募金活動に協力することで、
犬たちの”命を救う”協力ができます!
独り言のはずが、こんなに長くなって
しまいましたね!もう少し、お付き合い
いただければと思います。
「飼い主なき犬たちの命を救うために、
今の私に何が出来るんだろう?」
そんなとき、犬の殺処分の現状を
取材した方の本に出会いました。
その本には、「殺処分が
無くなっても犬を捨てる飼い主が
減らなければ、何も解決しない」と
書かれていました。
確かに、その通りです。
「殺処分ゼロ」と共に、犬を捨てない
社会のしくみを作っていかなければ
いけないんです。
『一人でも多くの人に、犬の命の
大切さを伝えよう!』
私も微力ながら、日々そんな思いで、
記事の執筆をしています。
そうして、1人1人が今できることを
することで、”殺処分のない社会”を
実現することができるのでは
ないでしょうか。
里親として引き取りをする
反対運動と言っても、抗議をしたりする
ばかりではありません。
ペットショップから子犬を飼うのではなく、
殺処分を待つ犬を里親として引き取ることも
重要な反対運動と言えます。
日本では、「犬を飼う=子犬を飼う」が
当たり前ですが、動物愛護先進国イギリスや
ドイツなんかでは、保護犬を里親として
引き取るのが当たり前なことです。
それでも、最近は愛犬家さんのブログなどを
拝見していても、多くの人が保護犬を
引き取っていることが分かるので、
とても嬉しいです!
ぜひ、これから犬を飼おうと
考えているなら、保護犬の里親を
検討してみてください。
あなたの周りに、やむを得ず犬を
手放さなければならない人がいたら、
里親を探す協力をしてあげてください。
募金をしたり、犬を飼おうとする人に
里親を勧めるなどどんなことでも
いいんです。
たったそれだけのことでも、
犬の命を救えるのです。
まとめ
いかがでしたか?
犬の殺処分の現実を知っていただけた
でしょうか?
犬好きにとっては、目を逸らしたくなる
ような悲惨な事実です。
でも、だからこそ私やあなたは、
”この事実から目を逸らしてはいけない”と
思うんです。
そして、今この瞬間から自分に出来ることを
行動にうつすことが何よりも大切なことです。
どんな小さなことでもいいです。
小さな一歩は、必ず大きな一歩になります!
人間のエゴで”命”を奪われた犬たちへ
1.君たちの命は、絶対に無駄には
しません!
2.これから生まれてくる新しい命を
大切にします!
3.目の前にいる尊い命を大切にします!
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