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犬がガムを食べた!キシリトールの誤飲が危険な理由とは?

ごはんコラム
この記事は約 5 分で読めます。

    うっかり人間用のガムを床に落としたら、
    目ざとい愛犬が飛んできて
    すかさず’’パクッ’’!!

    犬が人間用のガムを誤飲してしまったら、
    とても不安ですよね。
    「キシリトールが危険」とも聞きます。

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    実際、犬がガムを食べた場合は
    注意が必要
    です。

    犬にとって、人間用のガムは
    とても危険なものなんです。

    犬が人間のガムを誤飲したときの
    危険性と対処法をまとめました。

    ガム以外の注意すべき誤飲も、
    あわせてご紹介します。


    犬が人間のガムを食べてしまった!消化されるの?

    犬が人間のガムを食べてしまった場合、
    どうなるのでしょうか?
    ガムは消化されるのでしょうか?

    調べたところ、犬はガムを
    完全には消化できないようです。

    しかし、健康な犬であれば
    1日~3日ほどで
    ウンチと一緒に出てきます。

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    なかにはうまく排出できず、
    胃腸が消化不良を起こし
    嘔吐や下痢に苦しむ子もいます

    そのため、犬がガムを誤飲した場合は
    素早い対処が必要です。

    飲み込んだ時の対処法は?

    犬がガムを飲み込んだ時の対処法を
    ご紹介します。

    犬がガムを飲み込んだ時の対処法
    1.犬の体を固定する。
    2.口の奥まで手をつっこむ。
    3.オエーッとなって、
     ガムを吐き出す。
              
    だめなときは・・・
    4.オキシドール液を水で3倍程に薄めて飲ませる。
     水で3倍程に薄めて飲ませる。
    5.嘔吐してもしなくても、
     動物病院へ急ぐ。

     

    人間と同じで、
    口の奥まで手をつっこまれると
    犬も「オエーッ」となります。

    この反射を利用して、
    ガムを吐き出させることができます。

    この方法は、
    飼い主が噛まれるかもしれませんが
    犬には一番安全です。

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    この方法でも吐き出せなかった場合は、
    消毒用のオキシドール液を飲ませて
    無理やり吐き出させましょう。

    オキシドール液は犬に有害ですが、
    胃酸と混じると酸素と水に変化するので
    比較的安全です。
    嘔吐作用も高く、
    ガムを吐き出してくれやすいです。

    上手くガムを吐き出したとしても
    オキシドール液を飲ませていますから、
    獣医さんの診察を受けてくださいね。

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    ガムを吐かせることができなかった場合、
    動物病院で次のような処置を
    受けることになります。

    • 嘔吐を促す点滴
    • 内視鏡での手術
    • 開腹手術

    犬がキシリトールを食べてはいけない理由とは

    犬が’’キシリトール入りのガム’’を
    食べた場合は、
    普通のガムを食べた場合よりも
    より注意が必要です。

    犬は
    キシリトールを食べてはいけないのです。

    どうしてなのでしょうか?

     

    その理由は、
    ’’犬はキシリトールを食べると

    低血糖に陥ってしまう’’
    という点にあります。

    低血糖になると痙攣や肝障害を起こし、
    最悪の場合は命を落とします。

    キリシトールの摂取限界量は、
    10kgの犬で1.37g程度

    小さなガム1粒でも、犬には危険です。

    すぐに獣医師の診察を受けましょう。

    他にもよくある!こんな誤飲には注意して

    キシリトール入りガムの他にも、
    次のような誤飲には注意が必要です。

    特に、
    家庭で誤飲事故が起こりやすい3つ
    をご紹介します。

    • タマネギ
    • タバコ
    • 有害植物

    タマネギ

    犬がタマネギを食べると、
    貧血になる恐れがあります。

    タマネギは犬の手の届かない場所に保管し、
    ゴミ箱や台所の床に
    切りくずを残さないようにしましょう。

    タバコ

    タバコの誤飲は犬の誤飲事故の10%
    を占めており、
    注意が必要です。

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    タバコを誤飲すると、
    15分ほどでよだれ・震え・嘔吐といった
    ニコチンによる中毒症状があらわれます。

    ニコチンの致死量は
    8~12mg/kgといわれていますが、

    個体差が大きいため
    すぐに動物病院にいってください。

    有害植物

    お庭や散歩道などの身近な場所にも
    犬には有害な植物
    生えていることがあります。

    たとえばスイセンは、
    道端によく咲いていますし、
    ガーデニングで人気の植物です。

    しかしリコリンという毒が含まれおり、
    食べると嘔吐や発熱などの
    中毒
    症状を引き起こします。

    散歩中にそのへんの草を
    食べささないように
    気を付けましょう。

    またガーデニングをする際は、
    犬にも安全な植物を選んであげましょう。

     

    まとめ

    いかがでしたか?

    犬がガムを誤飲した場合は、消化されずに
    ウンチと一緒に出てくることが多いです。

    嘔吐や下痢に苦しむ子もいますから、
    ご紹介した対処法で
    できるだけ早く対処してあげましょう。

    特に、キシリトール入りガムは要注意です。
    キリシトールは犬にとっては毒で、
    低血糖や肝障害になる恐れがあります。

    できるだけ吐き出させて、
    すぐに動物病院へいきましょう。

     

    ガム以外にも、
    犬はあらゆるものを誤飲する可能性
    があります。

    うっかり針金を飲み込んでしまった
    犬の動画をご紹介します。
    ほんと、ありとあらゆるものに
    注意してあげないといけないんですね。
    (所要時間:1分9秒)

    誤飲事故はとても怖いですが、
    そのほとんどは
    飼い主の注意で防ぐことができます。

    また、万が一の場合も
    対処法を知っていれば大丈夫です。

    ぜひこの記事を参考に、
    愛犬の安全を守ってあげてくださいね。



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