犬の皮膚病の膿皮症とは!発症しやすい年齢があるって本当!?
「膿皮症」という病気をご存知
でしょうか。
名前を聞いたことはあるが、どういう
病気なのかまでは知らない方も
多いことでしょう。
膿皮症は犬が発症する皮膚病
の中で、最も発症率が高いと
いわれています。
飼い主さんは愛犬が膿皮症になった際、
早期発見ができるように、基礎知識を
備えておくと安心です。
この記事では、犬の膿皮症について
まとめました。
この記事に書いてること♪
犬の皮膚病の膿皮症の症状
犬の膿皮症とは、どのような症状が
現れるのでしょう。
まずは、膿皮症の症状から
見ていきましょう。
1.発赤、発疹
膿皮症にも種類があり、最も軽度なものは、
皮膚の表面に細菌が繁殖した
「表面性膿皮症」と呼ばれるものです。
表面性膿皮症では、皮膚の炎症により
赤みやニキビのような小さな膿
が見られます。
2.かゆみ、膿が出る
皮膚の浅い部分にまで細菌が繁殖した
状態を「表在性膿皮症」と言います。
赤いぶつぶつや膿が溜まった膨らみが
見られます。
痒みを伴うため、掻いてしまうと
膿疱が破裂して膿が出たり、
飛び散ります。
3.かさぶた、脱毛
症状が進行し、膿疱が破裂すると、
リング状に剥がれたかさぶたが
見られます。
また、毛包に炎症が起きると、
脱毛する場合があります。
4.重症化した時の症状
膿皮症は重症化すると、皮下組織
まで細菌が入り込んでしまいます。
この状態を「深在性膿皮症」
と言います。
激しい痒みや炎症、発熱、元気、
食欲の低下などが見られます。
犬の皮膚病の膿皮症の原因とは
犬の膿皮症の原因のほとんどは「ブドウ球菌」
によるものです。
健康な犬でも滞在菌としてブドウ球菌を
持っています。
しかし、犬は角質層が薄いなどといった
理由で、ちょっとした体調不良や
皮膚のバランスの乱れで、容易に
膿皮症を発症してしまいます。
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犬の皮膚病の膿皮症を発症しやすいのは子犬!
膿皮症は犬の皮膚病の中で最も
発症率が高い病気だとされています。
その中でも特に気を付けたいのが
子犬、そしてシニア犬です。
子犬は特に免疫力や抵抗力が弱く
皮膚も敏感なため、ブドウ球菌に
負けてしまうことが多いのが
理由です。
夏場の暑い時期や湿気の多い梅雨、
免疫力の落ちる冬場などは
特に注意してあげることが大切です。
まとめ
犬の膿皮症は、犬の皮膚病の中で
最もかかりやすい皮膚疾患です。
滞在菌であるブドウ球菌が原因の
90%を占めるといわれています。
特に免疫力の弱い子犬に
発症することが多い皮膚病です。
皮膚を痒がっていたり、
赤い発疹が見られたりした場合には、
膿皮症を疑いましょう。
膿皮症は放って置くと
悪化してしまいます。
膿皮症かなと思ったら、はやめに
動物病院を受診しましょう。
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