犬の火葬の料金はどれくらい?どんな手順で行われるの?
大切な愛犬が亡くなってしまった時、
その亡き骸を目の前に、
悲しみでいっぱいになりますよね・・・
しかし、悲しんでばかりはいられません。
大切な家族だからこそ、
最後までしっかりと
天国へ行けるよう見送ってあげることが
飼い主さんの努めでもありますよね。
私自身、何年も前に
実家の愛犬を亡くしました。
悲しみに暮れたのは確かですが、
亡くなった後はすぐに両親がしっかりと
愛犬の火葬や供養の段取りを
とってくれたので、
悔いの残らないお別れが出来ました。
ペット霊園の人が来てくれて・・・
遺体を運ぶための箱に入れる時、
「あぁ…本当にお別れなんだなぁ」
と、色々込み上げてきたことを
今でも鮮明に覚えています。
もちろん、愛犬のことを
丁寧に扱ってくれていたので、
悲しくも、静かに現実を
受け止めることが出来ましたね。
それでは、今回は犬の火葬について
- 火葬の種類
- 料金の相場
- 火葬までの手順
- 死後の流れ
などをお話していきましょう。
是非、参考にして下さいね。
この記事に書いてること♪
犬の火葬にはどんな種類があるの?
犬の火葬と言っても、
火葬の形式にはいくつか種類があるの
ご紹介していきましょう。
形式としては、
- 合同火葬
- 一任個別火葬
- 立会い個別火葬
- 自宅・訪問火葬
と、主に4種類から選べるそうです。
それぞれ、どのような方法なのか
お話していきましょう。
合同火葬
合同火葬とは、合同火葬を希望する
他のご家族のペットたちと合同葬儀、
そして合同火葬をすることになります。
合同火葬の場合、
返骨、お骨上げは出来ないので
そのこともよく考えておきましょう。
流れとしては、
お焼香でお別れを告げた後に火葬され、
遺骨はそのまま共同墓地などに
納骨・埋葬されるでしょう。
ペット霊園には
いつでも足を運ぶことが出来るので、
お参りや、お線香、お花を立てることで
供養そのものは可能です。
合同火葬は“他の動物も一緒と思えば
寂しくないだろう”と言う意見もあれば、
“愛犬の遺骨を側に置けないのは寂しい”
と言う意見もあるそうです。
しかし、
重要なのは魂の行き場・・・そう思えば、
形よりも気持ちの方が大事です。
一任個別火葬
個別火葬では、個別に一体ずつ
火葬をお願いすることが出来ます。
流れとしては、個別火葬をした後、
スタッフの手によりお骨上げされます。
そして、納骨または返骨となります。
このように、
葬儀から返骨、納骨までの業務を
全てスタッフに任せることになるので、
火葬の立会いやお骨上げは出来ません。
しかし、愛犬の遺骨が
確実に手元に戻ってくるので、
飼い主さんとしても
安心かもしれませんね。
(遺骨は全て返骨なのか、
一部の返骨なのかを
事前に確認しておきましょう)
立会い個別火葬
葬儀の後は、個別の火葬となり、
出棺を見届けることも可能です。
そして、
飼い主自身の手でお骨上げをし、
骨壺に納めることが出来ます。
その後、
納骨か返骨かを選ぶことが可能です。
立会い個別火葬のメリットは、
出棺を見届けることが出来るので
愛犬との最後のお別れまで
一緒に過ごせるところだと思います。
自宅・訪問火葬
希望によっては、
自宅や自宅付近に業者が出向き
火葬車にて火葬を行うことも出来ます。
葬儀の全ての進行を
思い出の詰まった自宅で執り行えますし、
お骨上げも可能のようです。
また、愛犬との親交が
深かった友人などを招いて、
人間と同じように“葬式”と言う形で
見送ることが出来るのも魅力ですね。
どんな方法でも、それぞれ
メリットがあるように思います。
ザックリとした説明になりましたが、
詳細はペット霊園のスタッフに
確認しましょう。
愛犬のサイズと火葬の種類による火葬料金の相場とは?
続けて、火葬料金の相場を
火葬の種類と犬のサイズ別に
ご紹介していきましょう。
一般的に、
合同火葬の方が費用は抑えられ、
一任個別火葬~立会い個別火葬と
料金も高くなるそうです。
中でも、立会い個別火葬は
最も高額のプランだと
考えておきましょう。
また、ペットのサイズが大きくなるほど
料金も上がるでしょう。
多くの場合、体重を目安に
料金設定を決めていくかもしれません。
基本的に、10㎏を境に
中型犬料金へと変わっていくそうですね。
それでは、だいたいの料金を
まとめていきますので
参考にご覧下さい。
小型犬の場合
超小型犬2~5㎏
合同火葬:16000円~
一任個別火葬:21000円~
立会い個別火葬:23000円~
自宅・訪問火葬:18000円~
小型犬5~10㎏
合同火葬:20000円
一任個別火葬:25000円~
立会い個別火葬:27000円~
自宅・訪問火葬:22000円~
中型犬の場合
中型犬10~25㎏
合同火葬:30000円~
一任個別火葬:35000円~
立会い個別火葬:37000円~
自宅・訪問火葬:32000円~
大型犬の場合
大型犬25~40㎏
合同火葬:40000円~
一任個別火葬:45000円~
立会い個別火葬:47000円~
自宅・訪問火葬:42000円~
超大型犬40㎏以上
合同火葬:50000円~
一任個別火葬:55000円~
立会い個別火葬:57000円
自宅・訪問火葬:52000円~
やはり犬のサイズが大きくなるほど
火葬に必要な燃料にも
コストがかかりますし、
火葬炉の占有時間も長くなるので、
それらを踏まえていくと
大型犬になるほど
料金は高くなるそうです。
しかし、ここで紹介した料金は
あくまで火葬にかかる平均的な費用です。
なので、予想よりも
費用はかかると考えても良さそうですね。
また、お坊さんを呼んで
読経などを組み入れるなど、
オプションをつけたり、
プランによって
別途料金がかかることもあります。
その他、必須ではないもので、
メモリアルグッズの購入にも
別途料金はかかりますし、
霊園にて納骨棚に遺骨を預ける場合も
管理費などが年間でかかったりします。
自身の体験談として、実家の愛犬は、
霊園にあるロッカー式の納骨棚に
1年ほど預けていましたよ^^
ちょくちょくお参りに行っては、
笑顔の写真に手を合わせたりして・・・
そして、ミニサイズの千羽鶴や
お香などを置いたりして、
少し賑やかな納骨棚になっていました。
私は、時間をかけて供養することで、
愛犬との楽しい思い出を
振り返るキッカケにもなりましたし、
愛犬がちゃんと虹の橋を渡っているような
そんな気持ちになりました☆
あなたが、愛犬をどんな形で
供養するのかは自由です^^
是非、納得のいく形で、心行くまで
愛犬のことを想ってあげて下さいね。
愛犬が亡くなってから火葬までの手順は?
それでは、愛犬が亡くなった後に
飼い主がするべきこととして、
手順や流れをご紹介しましょう。
愛犬が亡くなってしまっては、
悲しみでやり切れない気持ちにも
なるかと思います・・・
しかし、お別れが辛いからと、
いつまでも遺体を側に
安置しておくことは当然出来ません。
いつか必ず訪れる
愛犬との死に直面した時、
家族と過ごせる最後のお別れまでの時間を
どのように過ごして、どのような手順を
踏んでいけば良いのでしょうか。
スムーズに手順が踏めるよう、
ここでは
- 遺体の安置、清める方法
- 葬儀場の予約
- 葬儀後の流れ
それぞれ、死後の流れとして
簡単に説明していきます。
お葬式は必要?愛犬の死後の流れとは?
ペットとは言え、大切な家族同然の
存在だったことでしょう。
ここでは、愛犬の火葬として
民間の葬儀業者のことを
お話してきました。
と言うのも、地方自治体に委ねる場合
料金はかなり低価格で済みますが、
“有料ゴミ”としての扱いとなるため
デリカシーの欠く対応に
なってしまうのです。
なので、飼い主としては、選択肢には
入れたくない方法だと思います。
ペットの葬儀の場合、人間のように
形式は決まっていませんので、
どんな方法で最後のお別れを
執り行うのかは自由ですし、
何より大事なのは気持ちです。
とは言え、後悔しないためにも
ぞんざいな扱いをされることだけ
避けておきたいものですね。
ペットの場合、お葬式が
必ず必要な訳ではありませんが、
飼い主やご家族自身が
後悔しないお別れが出来れば
それが理想の形と言えます。
それでは、改めて
愛犬の死後にやるべき手順
まとめていきましょう。
遺体を安置して綺麗に清める
愛犬が亡くなってしまった後
まずは亡き骸を安置して
綺麗に清める作業をしてあげましょう。
安置場所としては、
なるべく涼しい場所を選びましょう。
そして、バスタオルなどを敷いた上に
寝かせておくと良いでしょう。
(腐敗を防ぐためにも、季節に応じて
タオルにくるんだ保冷剤などを
体に当ててあげましょう)
また、死後硬直が起きる前に
足を折り曲げておくと
納棺もスムーズにいくそうです。
(死後硬直は約2時間で始まります)
そして、安置場所が決まったら、
お清めとして、清潔なタオルで
優しく体を拭いてあげたり、
ブラッシングなどをして
綺麗な姿で天国に旅立てるよう
整えてあげましょう。
体にタオルなどをかけてあげたら、
愛犬の周りには
お気に入りだったオモチャや
余裕があればお花なども添えて
華やかにしてあげても良いですね。
葬儀場の予約をする
気持ちが少し落ち着いたら、
続いて葬儀場の予約をしましょう。
まず、葬儀の日程や時間などを
ご家族と相談すると良いと思います。
最近では24時間受付可能のところも
増えてきているようです。
気になる所に近くのペット霊園を
インターネットなどで調べて、
予約の電話を入れましょう。
先にホームページなどで火葬方法や料金、
その他オプションサービースなどを確認し、
実際に電話で相談してみると良いでしょう。
遺体をお迎えに来てくれる葬儀場もあれば
自分たちで連れて行く葬儀場もあるので
確認しておきましょう。
多くの場合、思い出の詰まった家で
最後の一夜を共に過ごし、
葬儀へと向かうそうです。
また、葬儀場を選ぶ時に
くれぐれも悪質な火葬業者には
注意しましょう。
愛犬への愛情につけ込み、
火葬中に多額の料金を請求し
“支払わなければ火葬を中断し
生焼けで返す”などと脅しかけると言う
事例もあったそうです。
なので、曖昧な料金設定には
注意が必要です。
最低限、料金の総額を確認したら
書面で残してもらいましょう。
信頼出来る業者に委ねることで、
最後のお別れの時を、納得のいく形で
過ごすことが出来ると思います。
葬儀後の流れ
無事に葬儀が済んだら、
後は思い思いの方法で
供養をしていきましょう。
ちなみに、ペットの場合、納骨の時期は
定められていないそうなので、
まだまだ側に置いておきたいと思うのなら
気持ちの行くまで“さようなら”の
心の準備をして下さいね。
骨の埋葬については
こちらの記事を参考にどうぞ。
”犬の骨の埋葬!大切な愛犬の遺骨を分骨してもいい?”へ移動する
さて、最後の一仕事になりますが、
愛犬が亡くなってしまったら
管轄の保健所に“廃犬届け”としての
手続きが必要のようです。
電話で、登録時の氏名や住所を伝え、
亡くなった旨を連絡しましょう。
亡くなってから30日以内に
この手続きが必要になりますので
このことも覚えておきましょう。
(余裕が出てきたら、お世話になった
病院などにも連絡をしておきましょう)
以上が、愛犬が亡くなった時の
一般的な流れになります。
このような葬式には、
第一にお見送りの意味がありますが
1つ1つの儀式を執り行うことで
少しずつ、その事実を受け止めることが
出来るように・・・と、
昔の人が考え出し行動にしたそうですね。
なかなか愛犬の死を受け入れられず、
悲しみだけに押し潰されてしまわないよう
飼い主さんの心のケアとしても
大切な儀式なのでしょう・・・
まとめ
火葬の種類や料金、
愛犬の死後の手順などをまとめましたが、
お役に立てたでしょうか。
ペットとは言葉が通じない分、
お別れが余計に辛いのだと聞きます。
確かに、実家の愛犬も
病気のために6歳で亡くなってしまい、
その後も、何度も何度も
“幸せだったのかなぁ”と
思い出すことがあります。
本当の気持ちが
分からないままのお別れは
心残りになりますが、
こうして、1つ1つの
お別れの儀式を大切にすることで、
飼い主さんにとっても
心の大きな救いにもなるはずです。
是非、丁寧に、そして後悔のないように
天国へと送り出してあげて下さい。
最後に、犬にまつわる
様々なエピソードを集めたものや
コラムをどうぞ!
気が向いた時にご覧下さいね^^
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