保健所の犬の引き取り方法!地域によって違いはある?
今回は、私たち一人一人が
とても考えなければいけない
テーマです。
ペットブームが起きている裏で、
捨てられたり、飼い主が見つからずに、
保健所に引き取られたりする犬は
後を絶ちません。
犬を飼いたいと思った時に、
選択肢の一つに
考えていただけるように、
保健所と犬について
詳しく調べました。
この記事に書いてること♪
保健所の犬を引き取り里親になりたい!どうすればいい?
- まずは、お住いの保健所
(動物管理センター、
動物保護センターと
呼ばれることもあります。)
に、電話をして、
犬を引き取り里親になりたい旨を
伝えます。
保健所は公共機関ですので、
土日祝日はお休みです。
電話は平日にしましょう。 - 保健所と訪問する日程を決めます。
- 譲渡前に飼育環境の聞き取り調査
があります。 - 聞き取り調査をクリア出来たら、
犬を飼うにあたっての心得の
講習会を受けます。 - 犬を引き取るのに必要な書類
を提出します。
(運転免許証などの身分証、
ペットを飼ってもよいという
証明ができる書類
(借家や集合住宅の場合)
印鑑が必要です) - 犬の譲渡を受けます。
上記は、標準的な流れです。
お住いの地域によって、多少の
違いがありますので、
必ず電話をしてご確認下さい。
保健所は何をするところ?どんな権限があるの?
保健所は私たちの健康検診や医療相談をする
ところです。
また、保健所は私たちに危害や損害を与える
動物から私たちを守るという役割も持って
います。
特に犬は、狂犬病を媒介するので、狂犬病の
予防のために徹底的に管理されています。
飼い主不明の犬などが、放置されていると
捕獲に向かいます。
人間の事情で飼えなくなった動物を
殺処分する権限を持っています。
動物愛護管理法関連
- 動物愛護の啓発
- 動物の適正飼養の啓発・指導
- 犬のしつけ教室等の開催
- 犬・ねこ等動物に関する相談対応
- 負傷した犬・ねこ等(飼い主不明)の保護
- 飼養不能の犬・ねこの引取り
- 動物取扱業の登録許可・監視・指導
- 特定動物の飼育許可・監視・指導
- 不明犬・ねこ及び保護犬・ねこの情報管理
- 動物愛護推進協議会・動物愛護推進員活動の支援
- 地域ねこ活動(ノラ猫対策)の推進
狂犬病予防法関連
- 犬の登録及び狂犬病予防注射の実施
- 放浪犬・迷い犬の捕獲・保護・抑留・返還及び処分
- 咬傷事故の届出受理・指導
鳥獣保護法関連
- 野生鳥獣と人との共生に関する啓発活動
- 有害鳥獣の捕獲許可等に関する事務
- 野生鳥獣に関する相談対応
- 愛がん用鳥獣の捕獲許可等に関する事務
熊本市動物愛護センターのホームページ
より引用
http://doubutsuaigo.hinokuni-net.jp/about/index.html
以上が犬や猫、動物に対しての
保健所の主な業務と権限です。
捨て犬や迷子の犬を預ける期間は?その後はどうなる?
日にちに多少の違いはありますが、
捨て犬や迷子の犬はおよそ一週間で
引き取り手のない場合は、
殺処分されてしまいます。
飼い主さんが持ち込んだ場合は、
当日に殺処分されます。
捨て犬や迷子犬を保護した場合は、
出来るだけ飼い主さんを
見つける努力を最大限してください。
保健所に預けるという事は、
悲しいことですが、飼い主さんが
見つかるよりも殺処分される可能性の方が
高いのです。
犬の殺処分件数は?ゼロにする対策はないの?
平成26年度の統計です。
犬の引取り(狂犬病予防法等に基づく
捕獲収容を含む)53,173匹、
殺処分は、犬21,593匹
保健所に引き取られた、犬のおよそ
半数は殺処分されていることに
なります。
日本でも動物愛護センターの一部では
殺処分ゼロを達成している所もありますが、
まだまだ殺処分はなくなりません。
ですが、ドイツでは殺処分がゼロです。
日本とドイツでは何が違うのでしょうか?
ドイツでは飼い主が亡くなったが、
引き取り手がいないなどの、
やむを得ない事情で飼い主が
いなくなっ犬は、
日本のように殺処分が前提の
動物保護センターではなく、
民間のティアハイムと呼ばれる、
動物保護施設に保護されます。
そこでは、預かりに期限はなく、
あたらしい飼い主さんが決まるまで
保護してもらえます。
ドイツの法律では、一部の特別地区
を除いてペットショップで動物は
買えません。
ドイツでは犬などが飼いたい場合は、
ブリーダーさんかティアハイムで
譲ってもらうしか方法がないのです。
なので、ドイツではティアハイムで
犬を譲ってもらうのが一般的で、
ティアハイムの90%以上の犬は飼い主が
決まり引き取られます。
このようにして、国ぐるみで
犬や猫の殺処分ゼロを達成している
のです。
日本も一日も早く、このような
環境になるといいですね。
まとめ
今回の記事を書くのは、とても
気の重い作業でした。
ここで、読んでくださっている
皆さんは愛犬家で、飼われている
犬達も幸せに暮らしていると思います。
私も、動物が好きでペットショップ
に行くことがあります。
うちの、ドーベルマンのダン君は、
ペットショップで売れ残っていて
値引きされていた上に、
大きくなるとかわいくないので
育たないように餌もろくに与えて
もらえず、生後3か月のドーベルマン
にしては、骨と皮でした。
ちょっと前に、先代のドーベルマンが
胃捻転で急逝したこともあり、
なんだか他人とは思えずに
連れて帰りました。
今では、元気いっぱいです。
私を含めて、犬の幸せが
犬の値段や血統だけで、
決まるような世の中には、
してはいけないと
思いました。
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