温厚で賢いゴールデンレトリバーと、
活発で知的なボーダーコリー。
そんな2犬種のミックス犬って、
何だかとってもカッコ良さそうですよね。
しかし物珍しさだけで
ミックス犬を飼育してしまうと、
実際には想像と違ったり、飼育するのが
大変になってしまうとこともあります。
飼育前にゴールデンレトリバーと
ボーダーコリーのミックス犬の
性格や価格を知っておくことで、
安心してわんちゃんを迎え入れることが
できます。
そこで今回は、ゴールデンレトリバーと
ボーダーコリーのミックス犬の
性格や価格についてご紹介していきます。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーのミックス犬は何ていうの?
ゴールデンレトリバーとボーダーコリー
のミックス犬のことを、
日本では“ゴールダー”といいます。
何だか名前からしてカッコいいですね!
ですがアメリカではゴールダーのことを、
Golden border retriever と呼ぶそうで、
ゴールダーと呼ぶのは日本だけのようです。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーのミックス!ゴールダーについて
可愛らしい顔立ちの中にも、いかにも
賢そうな表情をしているのが特徴の
ゴールデンレトリバーとボーダーコリー
のミックス犬、“ゴールダー”。
実はこの“ゴールダー”、
日本ではあまり見る機会の少ない
まだまだ珍しいミックス犬です。
ではここで、ゴールデンレトリバーと
ボーダーコリーのミックス“ゴールダー”
について、詳しくご紹介していきます。
1.性格について
ゴールダーの魅力は、なんと言っても
性格の良さと知能の高さです。
温厚で優しく賢いゴールデンレトリバー
と、知能が高く訓練性が高いといった
特徴をもつボーダーコリー。
そんな両犬種の良い血を受け継いだ
ゴールダーは、ボーダーコリーの抜群の
頭脳にゴールデンの温和な性格を兼ね備え、
訓練性が非常に高く、物覚えもピカイチの
ミックス犬といわれています。
愛嬌満点で甘え上手なかわいらしい性格
をしており、人に従順で利口です。
また室内では家族に合わせておとなしく
のんびり過ごすことができますが、外では
高い運動能力を発揮し、活発に機敏に活動
するアクティブさも兼ね備えています。
温厚なゴールデンレトリバーよりも活発
さが強く見られることが多いですが、
基本的には飼い主に従順で素直な性格、
またとてもフレンドリーなので、
家庭犬としてとても優れた性格でしょう。
それぞれの犬種の性格は?
ゴールデンレトリバーは温厚でとても
賢く、人に従順な性格をしています。
元々は鳥猟犬として人間と共に働いて
きた犬種であり、その賢くて忠実な
性格から今ではペットとしてだけでなく、
警察犬や盲導犬、セラピー犬としても
大活躍している犬種です。
また人が大好きで物覚えもいいので、
家庭犬としてしつけもしやすい
と言われています。
飼い主と活発に遊ぶことも大好きで、
遊ぶときは思いっきり遊び、大人しく
するときはのんびりするなどと、
しっかり自分をコントロールして
メリハリをつける事もできます。
ボーダーコリーは、運動神経が抜群で、
賢くて柔軟な頭脳を持ち、活発で機敏
な行動力が魅力の犬種です。
その知能とスタミナは犬種の中で
もっとも高いといわれており、
昔から牧羊犬として活躍しています。
さらに運動性能の良さや性格の活発さ
から“ハイパーアクティブ(超活動的)”
と言われ、ドッグスポーツファンの
人々からも長く愛されてきた
犬種でもあります。
そんなボーダーコリーは、
愛情を注いでくれて信頼のおける
飼い主さんに対しては、その愛情に
応えようとする従順な性格をしています。
一方で見知らぬ人に対しては、
あまり自分から近づこうとしない、
適度な警戒心と聡明さを持っています。
また牧羊犬として人と作業してきたこと
から、他の犬と遊ぶよりも人と触れ合う
ことを好む傾向があり、その姿の虜に
なってしまうファンも少なくありません。
2.寿命について
ミックス犬の寿命には諸説あります
ので、ゴールダーの寿命に関しても、
一概には言えません。
大型犬のゴールデンレトリバーの
平均寿命は10歳~13歳程なのに比べて、
中型犬のボーダーコリーの平均寿命は長く
10歳から17歳といわれています。
そのため純血種のゴールデンレトリバー
よりも寿命は長くなるかもしれません。
またミックス犬は病気などになりにくく
純血種よりも丈夫な体になりやすいとも
いわれています。
ですが大型犬と中型犬のミックスのため、
小型犬と比べると寿命は短いのが
一般的です。
3.大きさについて
ゴールデンレトリバーはオスでは
体高58~61cm、体重29~34kg、
メスは体高54~57cm、
体重24~29kg程になります。
一方ボーダーコリーのオスは
体高48~56cm、体重14~20kg、
メスは体高46~53cm、
体重12~19kg程となっています。
そんな2犬種を合わせたゴールダーは、
中型犬~大型犬の中間くらいになること
が多いようです。
しかし、ミックス犬のサイズは、
同じミックス犬でも本当に様々で
全く想像が付きません。
細身でボーダーコリーよりになる場合も
ありますし、見た目はゴールデンのまま
ということもあります。
特に子犬の頃から成犬の姿は全く想像
できないので、ミックス犬のサイズは
それぞれ大きくなってからのお楽しみです。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーの比較!両親犬の違いとは?
次に、ゴールデンレトリバーと
ボーダーコリー、それぞれの
性格面と見た目について比較を
してみたいと思います。
性格
先ほどそれぞれの性格の特徴について
ご紹介しましたね。
鳥猟犬、牧洋犬として、お互いに人と
一緒に働いてきたことから、人と共に
作業をし一緒に過ごすことに喜びを感じ、
賢くて人に従順な性格をしているという
点は、この両犬種の大きな共通点です。
ただお互いの性格を比較してみると、
ゴールデンレトリバーは基本穏やかで
落ち着いた性格をしているのに対し、
ボーダーコリーは周囲に敏感で、
少々落ち着きにかける傾向があります。
また頭が良く訓練性は高い両犬種ですが、
知能がずば抜けて高いボーダーコリーは
リーダー以外の支持をあまり聞かない
こともしばしばです。
警戒心もある犬種なので、
しつけの仕方や訓練ができていないと
荒れた性格になってしまうこともあります。
個体差もありますが、家庭犬としての
しつけのしやすさや聡明さは、
ゴールデンレトリバーの方が上回ります。
見た目
先ほど大きさでもご紹介したように
ゴールデンレトリバーは大型犬、
ボーダーコリーは中型犬です。
また全体的に骨格がしっかりしている
ゴールデンレトリバーに対し、
ボーダーコリーは機敏に動ける
細いスレンダーな体型をしています。
毛色・毛の長さ
ゴールデンレトリバーの毛色は、
- 赤茶色や茶褐色などのゴールド系
- ホワイト(クリーム)系
の2タイプがあります。
主にゴールド系では毛は長毛で
柔らかい毛質をしており、
ホワイト系では短めの長毛で
毛にウェーブがかっており、
1本1本が硬めの毛質をしています。
一方ボーダーコリーの毛色は主に、
- ブラック×ホワイト
- レッド×ホワイト
- ブルー(グレー)×ホワイト
- チョコ×ホワイト
- トライカラー
- ブルーマール
などがあり、
固体でホワイトの模様が異なります。
毛質は日本では長毛が多いですが、
短毛(スムースコート)も多くいます。
耳
ゴールデンレトリバーは
生まれたときからドロップイヤー
といわれる垂れ耳をしています。
一方ボーダーコリーは、生まれたときは
垂れ耳であっても、成長と共に半垂れ耳
や立ち耳になったり、そのまま垂れ耳の
個体もいます。
目
ゴールデンレトリバーの目の形は
アーモンド・アイといわれ、
アーモンドの形をした
可愛らしい黒い目をしています。
ボーダーコリーの目もアーモンド・アイ
ですが、目の色が特徴的です。
- 茶褐色
- ブルーアイ
- オッドアイ(バイアイ)
と様々な色があり、特に遺伝的に
オッドアイになりやすい犬種です。
また幼犬のボーダーコリーの目の色は
ブルーがかった色である事が多く、
2ヶ月頃から茶褐色へ変わることが
多いようです。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーのミックスの販売価格は?
ゴールデンレトリバーとボーダーコリー
のミックス“ゴールダー”の販売価格は、
20万円~30万円が相場ですが
入手先やわんちゃんの月齢などでも
価格は変わってきます。
ゴールダーの購入方法は?
ゴールダーの購入方法には、
ペットショップやブリーダーさん
からがあります。
ですが、ゴールダーがペットショップで
販売されていることは非常に
稀なケースです。
どうしてもゴールダーが欲しいのであれば
やはり、ブリーダーさんから購入する
のが一番確実な方法でしょう。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーのミックスの里親になるには
なお、ペットショップやブリーダー
から購入する以外にも、ゴールダーの
里親になるという方法もあります。
ただし、ゴールデンレトリバーと
ボーダーコリーの里親の募集は稀で、
なかなか見つけられないことも
あるかもしれません。
里親募集のサイトで、
“ゴールデンレトリバー ボーダーコリー
ミックス”
などと検索すると出てくることがあります。
こちらにも里親募集のサイトを
載せておきますね。
⇒ゴールデンレトリバーとボーダーコリーミックスの里親募集情報を見る
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーは多頭飼いに適しているの?
ゴールデンレトリバーとボーダーコリー、
お互い日本では人気の犬種のため
多頭飼いしている方も多くいます。
繊細で気の強いボーダーコリーに、
穏やかで心の広いゴールデンレトリバー。
多頭飼いすると、
ボーダーコリーの方がやきもちを焼き、
気が強くなる事が多いかもしれません。
この繊細で気の強い性格の
ボーダーコリーを受け止められるのも、
ゴールデンレトリバーが温厚で聡明な
性格の持ち主だからといえますね。
同じように繊細で気の強い犬種だったり
臆病な性格の犬種だったら、
ボーダーコリーとの多頭飼いは
うまくいかないかもしれません。
ゴールデンレトリバーは些細なことには
動じない心の広い性格の持ち主なので、
同居犬に威嚇されたり怒られても、
本人はあまり気にしないでしょう。
もちろん性格には個体差があるので
何ともいえませんが、
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーは
多頭飼いに適しているといえます。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーミックスの人気ブログはある?
ゴールデンレトリバーとボーダーコリー
のミックス“ゴールダー”について
詳しくご紹介してきました。
日本ではあまり見かる機会の少ない
まだまだ珍しいミックス犬ですが、
そんなゴールダーとの日常を綴っている
人気のブログを見つけましたので、
ご紹介しますね♪
この『犬ブログ』では、
可愛いゴールダーの写真と共に、
ゴールダーの成長記録を見ることが
できますよ。
またゴールダーのこんなに可愛い
動画もみつけました。
とってもお利口な性格なのが
この表情と行動から伝わってきますね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーの
ミックス犬についてご紹介してきました。
ゴールデンレトリバーとボーダーコリーミックスのまとめ
- ゴールデンレトリバーと
ボーダーコリーのミックス
犬のことをゴールダーという - 性格も良く知能と運動能力も
高くなる - 寿命や大きさや容姿はさまざま
- ゴールダーの価格相場は
20万円~30万円程 - タイミングがよければ
里親募集もしているかも!?
容姿も性格も良く、家庭犬としても
優れた能力を発揮してくれるゴールダー。
運動能力に長ける一面も持つため、
アクティブな方にとっても頼もしい
パートナーとなってくれそうですね。
ただ日常から運動量や活動量が
かなり必要なミックス犬種ですので、
運動が苦手な方には不向きです。
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