以前、ペット用品店の店員をしていた時、
ワンちゃんを迎えるお客様には、
“クレート”は必ずと言っていいほど
購入することをおすすめしていました。
しかし、店頭には多種多様に渡り
様々な商品が並んでいて、
正直、それぞれの用途だったり
メリットなどが分からずに
“何となく選んでは購入している”
そんな人も多いかもしれませんね。
そうですよね!
さて、そこで今回は、
クレート選びに悩むあなたのために、
- クレートの選び方
- クレートの種類
- クレートの必要性
などをまとめてご紹介していきます!
購入する前に、
是非参考にして下さいね♪
犬のクレート!正しい選び方を伝授します!
クレートを選ぶ時に、まず重視したいのが
愛犬に合ったサイズですよね。
クレートと言っても、
人それぞれ認識は違うかもしれませんが、
主に、ワンちゃんを持ち運ぶための
小さなキャリーバッグと言う風に
認識しておけば良いと思います。
ちなみに、ケージやサークルは
一般的に大きな檻だと捉えられますね。
さて、小さなキャリーバッグとは言え、
もちろん、ワンちゃんの大きさに合わせて
最適なサイズを選ぶ必要があります。
と言うことで、
まずはクレート選びの基本でもある
サイズの選び方から
確認していきましょう!
📝サイズ選びのポイント
サイズの選び方のポイントとして、
- ワンちゃんが、
方向転換出来る高さと幅 - 伏せた時に脚が出ない奥行き
➡例えば、ダックスフンドであれば
胴長なので、特に奥行きに関して
慎重に選んであげたいですよね。 - オスワリが普通に出来る高さ
- 入る時に尻尾が当たらない
➡尻尾は敏感な部位で、
入る度に尻尾が何かに触れると
不快に感じてしまうこともある
このように、サイズ選びで重要なのは
広過ぎず狭過ぎずと言った感じですね。
ワンちゃんにとって
四方が囲まれている状態は
落ち着くことの出来る空間なので、
少し狭いと感じるくらいが
丁度良いとも言われています。
確かに、広すぎると
落ち着かないこともありますし、
増してや、移動の時に
広過ぎる空間は身の安全にはなりません。
とは言え、極端に狭いのは
身動きがとれず、ワンちゃんに
ストレスを与えてしまいます。
あれこれと考えるうちに、
迷いが深まってしまってはいけないので
簡潔にまとめてみると・・・
クレートが小さ過ぎたり、
狭過ぎたりするより、
少し広い分には問題にはなりません。
なので、サイズ選びのポイントは、
余裕のある方向転換や伏せなどが
出来るかどうかを
基準にしてみて下さい^^
ここで、子犬のクレート選びとして
アドバイスをしていきましょう♪
例えば、子犬の大型種や雑種である場合
成長した時の大きさが
予測しずらいため、
場合によっては、買い替えが
必要になるかもしれませんね。
特に、大型犬は子犬と成犬では
大きな差があると思うので、
成長に合わせて、
クレートの買い替えを検討した方が
良いかもしれません☆
また、子犬の頃は、どうしても
クレートは余裕の広さになるので、
毛布やベッドなどを敷き詰めて
落ち着きやすいように
工夫してあげましょう。
犬のクレートにはどんな種類があるの?
クレートの種類として、
素材によって大きく分類されています。
主に、
- プラスチック製
- 布製(ソフトクレート)
とで分けられています。
さっそく、それぞれの特徴やメリットを
お話していきましょう!
クレートと聞くと、
私の場合、まず思い浮かぶのは
プラスチック製の方ですね。
やはり、プラスチック製のクレートは、
ワンちゃんの持ち運びとしては
頑丈なのでおすすめです。
また、クレートに慣れていない子は
粗相をしてしまうことも
あるかもしれませんが、
プラスチック製であれば、
拭き掃除や消臭処理が楽に済みますよね。
対して、ソフトクレートは
布製で出来ているため
より軽量化されていることが
大きなメリットです。
クレートの持ち運びにも便利ですし、
もちろん、折り畳むことも可能なので
とてもコンパクトになります!
なので、収納や移動時にも
かさばらずにおすすめですね。
また、ソフトクレートの方が
デザイン性はあるかもしれません☆
布製はニオイが残りやすいため、
洗剤などでしっかり洗うなどして
衛生面を保てれば良いと思います。
ただし、プラスチック製の物よりも
頑丈ではなく安定感もないため
クレートに入れられることに慣れずに
暴れてしまったり、粗相をしてしまう
ワンちゃんには不向きかもしれません。
用途別!クレートの正しい選び方とは?
クレートの種類は
主に素材によって分けられていますが、
それぞれ、どのような用途に
適しているのでしょうか。
例えば、プラスチック製は頑丈なので
ワンちゃんを持ち運ぶ時には
特にオススメだと思います。
移動する時には、車、電車、バス、
飛行機など様々な交通機関がありますが、
交通機関によっては
プラスチック製のクレートで
指定していることもあるでしょう。
特に航空会社では、
頑丈なクレートを求めますので
基本的にプラスチック製のクレートを
指定していることがほとんどですね。
万が一、クレートの中で
ワンちゃんがパニックを起こしても、
噛みちぎられて
脱走なんてことはありませんし、
このように、頑丈であるほど
安全に身を守るケースもあります。
愛犬と一緒に飛行機に搭乗する場合は
こちらの記事を参考にご覧下さい。
”犬を飛行機に乗せたときのストレスはどれくらい?”へ移動する
続いて、ソフトクレートに関しては
ワンちゃんを車に乗せての移動
(シートベルト機能付き
クレートもあります)や、
簡易的なハウス、寝床として
適しているそうです。
ドライブ時に使用する例も
多く見受けられますね^^
出典:http://blog.livedoor.com/category/65/
また、ソフトクレートを普段から
寝床として使用するのはもちろん、
旅行先や帰省先でも持ち運びがラクラク!
どこでも安心出来るスペースを
提供することが可能ですね♪
折り畳むとコンパクトになるのも
ソフトクレートの特徴ですね!
出典:http://ameblo.jp/hemolele/reader.html
こちらは、とあるblogより
引っ張て来た画像です!
ソフトクレートは旅行時にも最適ですね!
出典:http://blog.goo.ne.jp/burrito11/arcv
このように、クレートを
外出先でも使用したい場合は、
普段から慣らしておくことで
安心出来るスペースを
確保してあげられるものですよ^^
ザックリまとめると・・・
プラスチック製は移動時に、
そして、ソフトクレートは
簡易的なハウス(少し広めでもOK)として
使い分けると良いかもしれませんね。
プラスチック製が1つあるだけで
用途は様々で重宝するアイテムです。
とは言え、ソフトクレートでも
割りと頑丈に作られてる種類も
ありますので、
都合によって指定がない限り、
どのように使うかは
飼い主さんの自由です!
もし、中型犬以上の犬種であれば
キャスター付きのものだと
移動もスムーズに出来るでしょう♪
そして、
簡単に折り畳みが出来るタイプであれば、
幅を取らずに収納したり、
かさばらずに持ち運ぶことも可能です。
また、屋根を開けられるタイプでは、
掃除がしやすいことで
おすすめされています。
犬のカートに関する記事も
参考にご覧下さい。
”犬のカートのおすすめは?折りたたみや多頭用など種類別で紹介”へ移動する
そもそもクレートとはどんなもの?
ここまでのお話で、
もう理解しているとは思いますが、
クレートとは、
“犬を運搬するための小さなケース”
のことを指すようです。
それでは、そのようなクレートが
なぜワンちゃんを飼うにあたって
必需品となっているのでしょうか。
大きな理由として、
“愛犬の身の安全を守るためのケース”
として用途も様々あることから、
犬を飼うために、クレートは
欠かせないアイテムとなりました。
車に乗せる時、クレートに入れておけば
ワンちゃんも安心出来ますし、
ドアを開けた時に飛び出しなども
未然に防ぐことが出来ますよね!
また、クレートを選ぶ時は、
広過ぎず少し狭いくらいが
ちょうど良いとおすすめしてきました。
これには、犬の習性が
大きく影響しているんです!
本来、野生の犬は薄暗い巣穴を
安心出来る寝床として
休息をとっていたそうです。
クレートは、一見窮屈そうで
居心地が良いようには思えませんが、
ワンちゃんの習性からすると、
“居心地が良く安心出来る居場所”
として、認識しやすいようです。
“狭い所に閉じ込めておくなんて可哀相”
と感じる人もいるそうですが、
それは違います。
クレートは、いつ何時でも
ワンちゃんの“安心できるスペース”を
確保することが出来る
画期的なアイテムなんです!
ちなみに、実家の愛犬は
寝る時やお留守番時は
必ず少し広めのクレートで
寝ながら過ごしています。
例えば、日本では時折、
大規模な地震が発生したりするので、
震災に関しては、誰もが恐ろしさを
理解していると思います。
もし大きな地震が発生したら・・・?
お留守番時に
クレートの中に入っていれば、
物が落下しても、ワンちゃんに
当たらずに済むかもしれません。
また、パニックで何かを破壊したり、
脱走することだって防げます。
普段から、小さな地震が起きた時でも、
“ハウス”などの合図で、ワンちゃんが
クレートに入れるようにしつければ、
地震が起きてもパニックにならずに
身の安全を確保出来るかもしれませんね。
このように、いざとなった時には、
ワンちゃんの身を守るための
小さな非難場所としても適しています。
犬にクレートは必ず必要なの?持っていないとどうなる?
クレートは、
様々な交通機関を利用する際に
必ずと言っていいほど必要な物です。
もし、クレートがないと、車はともかく、
公共交通機関は乗れませんよね。
そうなると、ワンちゃんとの移動手段も
制限されてしまいます。
また、本当であれば、車に乗せる時に
そのまま乗せるのはNGとされています。
車移動でも、
ワンちゃんをクレートに入れていれば、
急ブレーキや思わぬ事故が発生した時、
ワンちゃんへの衝撃を
軽減することが出来るので、
安全な乗せ方として推奨されています。
ここで車酔い対策として
おすすめの記事をご覧下さい^^
”犬を車に乗せると吐く!車酔いを治すことはできるの?”へ移動する
また、旅行先に至っても、
ワンちゃんの宿泊OKとは言え、
守らなければいけないマナーは
当然設けられています。
例えば、
- 部屋にワンちゃんを残す時は
必ずクレートに入ておく - 公共スペースでは
クレートに入れて持ち運ぶ
など。
もちろん、クレートがあれば
ワンちゃんにとって
安心できるスペースを
確保することにも繋がるので、
旅行の時にはクレートは欠かせません。
愛犬とのお出掛け楽しみたい方は
こちらの記事もおすすめです♪
”犬と一緒にデートできるスポット!東京近郊でのおすすめは?”へ移動する
”犬と一緒に観光&温泉!伊豆の湯けむりに癒されよう”へ移動する
また、これは少し大きなお話ですが、
大震災時にはこのクレートが
命を救うこともあるのです・・・
と言うのも、
非難所ではペットは必ずクレートに
入れておくと言うのが
基本的なルールです。
もし、クレートがない。
または、クレートに入ると暴れたり
吠えてしまうなど、
クレートに不慣れなだけでも
ペットを受け入れてもらえないことが
あるのです。
場合によっては、ペットだけは
寒空の下過ごさなくてはならないケースも
出てくるそうで、
実際に、凍死してしまったと言う例も
あったそうです。
こんな時、クレートトレーニングの
重要性を思い知ることになるのですね。
このように、クレートがあるかないか、
クレートに慣れているかいないか・・・
この差があるだけで、
ペットへの対応が
大きく異なることもあるでしょう。
よって、クレートがないだけでも
不便さや安全面、
旅行先でのマナーや震災時などに
大きな影響を受けることは
安易に想像がつくことでしょう。
クレートトレーニングについて、
こちらの動画を参考にして下さい^^
まとめ
いかがでしたか?
クレート選びのお役に立てたでしょうか。
クレートを選ぶ時は、
愛犬に合ったサイズ
(狭過ぎず広過ぎず)や、
用途に合わせて、種類や機能を
よく考えておきましょう!
おそらく、プラスチック製のクレートは
どんな場面においても
幅広く活用出来ると思います☆
また、あくまで
クレートが正しく活かされるのは
ワンちゃんがクレートの中は
“安心できる居場所だ”と思うからです。
普段から、
クレートに入ることに慣れてもらうと、
もっと便利に、そして有効的に
使用することが出来るでしょう。
是非、愛犬に最適なクレートを
選んであげて下さいね^^