ワンちゃんは、犬種によって
性格や気質が異なるのはご存知ですよね。
犬は昔から人間との暮らしに
深い関わりを持っていました。
そして、その土地や流れる時代に
合わせるかのように、
人間にとってより良い条件の犬を
生み出そうと、これまでに
たくさんの品種改良が
行われてきたようです。
その中でも、闘犬は
より強く勇ましく、
そして従順さにも長けているというのが
人間にとっての理想だったのです。
しかし、その気質がときに突発的に
現れることもあるため、
初心者には飼うのが
難しいとされる犬種もいるのですよ。
闘犬に限らず、猟犬や牧羊犬など
それぞれ与えられてきた仕事があり、
何かの拍子に、それらの血が騒ぎ出す
なんてこともよくありますよね?
動くものを追い掛けたり、
小動物を捕らえたり・・・。
つまり、活発で運動量も必要としますし、
時には何か仕事を与えることで
気持ちが満たされる、
というようなワンちゃんたちも
いるということです。
そこで、今回はワンちゃんの中でも、
飼育が難しいとされる種類について
お話していきます!
性格が凶暴な種類ランキング!
それでは、飼育が難しいとされる
犬種は何でしょう?
参考までに紹介していきますね!
1位:ピットブル
見た目からも分かるように、
筋肉質のガッチリ体型さから
強そうなイメージがすぐ伝わりますね。
ピットブルは、
闘犬として改良されてきた犬種で、
その中でも最強とも言われているのです。
あまり耳にしない種類かもしれませんが
ここ最近では日本でも知名度の
上がっているワンちゃんですよ!
性格としては、激情しやすく
また闘争心もかなり強いため
初心者には向きませんね。
子どもを襲った半分以上の犬が
このピットブルだという統計も
出ていました。
国によっては
飼育を禁じられているようですね。
しかしながら、飼い主には忠実で、
陽気で甘えん坊と言ったような
一面もあるので、見た目とは違って
可愛らしいところもあるのですよ。
私が出会ったことのあるピットブルは
そんな顔してとっても甘えん坊さんで
私たちが癒されていました^^
こんなにいい子なのは
飼い主さんのしつけが
いかに素晴らしいのかということですね。
2位:ロットワイラー
ロットワイラーも
祖先は闘犬とされていて
防御能力が極めて高く、
しつけを間違えれば、それが裏目に出て
人を襲ってしまうこともあるのでしょう。
また、強靭な顎を持っているため、
噛む力は凄まじく強いそうです!
咬傷事故などの加害者になる犬の
半分はロットワイラーだとされています。
警戒心は強いものの、
飼い主への忠誠心は持っていますので、
家の中では温厚な性格のようですね。
大事なのは、子犬の期間に
いろいろな人や動物、物に慣らして
警戒心を解いていくことでしょうか。
それさえ上手にしつけが出来れば、
優しい性格を見出だせると思います!
3位:ジャーマンシェパード
警察犬などでお馴染みのシェパード!
かっこいいですよね~♪
想像の通り、顎の力は強く、
噛み付きの攻撃力にも迫力があります!
飼い主やリーダーと慕う人に対しては
実に従順で賢く、また甘えん坊な一面も。
しかしながら、賢いが故に、
しつけが行き届かないとなると
飼い主の方が振り回されることも・・・。
攻撃性もあり、警戒心も強いため
育つ環境やしつけを間違えると、
攻撃的な性格になることもあります。
いざとなった時には、
強い意思で家族を守ってくれるような
とても勇敢なワンちゃんですよ!
それでは、ここからは10位まで
一気に紹介していきます!
4位:ドーベルマン
最近では人気は高いものの、
知らない人に対しては
攻撃的になることも・・・
5位:ブル・マスティフ
番犬として優れていて
攻撃的な気質を持っています
6位:シベリアン・ハスキー
警戒心は強いですが、遊び好きで
見た目とは裏腹に友好的な
一面も持っています
7位:アラスカン・マラミュート
警戒心や縄張り意識も強いが、
忠誠心もあり、
人懐っこい一面もあります
8位:ウルフ・ハイブリッド
もはや狼です!
飼育を禁止されているところも
あるようですね
9位:ボクサー
猟犬としての血統を持っています
あごは力強く、番犬としても
優れていたようです
しつけさえしっかり行えば
従順で温和な性格の持ち主
10位:グレート・デン
犬種の中で最も高身長とされる
超大型犬!
適切なしつけをしていれば
優しい巨人と言われるほど
温和な性格です
確かに、犬種特性として
現れる性格などが
凶暴に繋がることは
あるのかもしれません。
とは言え、同じ犬種同士でも
性格は様々だと思います。
しつけさえ上手に出来れば、
心優しいパートナーとして
解り合えるものではないでしょうか。
しかし、初心者がいきなり飼うのには
向かないとされる犬種がいるのも
事実です。
その事もよく考えた上で
パートナーを探してくださいね。
凶暴な犬のしつけの仕方は?
凶暴な犬になってしまうのには、
何か理由があるのだと思います。
その凶暴さを犬種特性だと言って、
しつけを諦めてしまうのは
やはり違いますよね。
逆を言えば、穏やかな性格だとされる
種類のワンちゃんが、
凶暴になってしまうことも
あるのですから・・・!
それでは、凶暴な犬には
どのようなしつけが有効的なのでしょう。
ポイントとして、
体罰などで叱らないこと、
そして、主従関係の見直しです。
まずはこの2つを意識しましょう!
凶暴化するのには、飼い主さんの
対応にも問題のあるケースが
多いように感じました。
例えば、噛んだことに対して、
叩くなどの体罰で叱ると
ワンちゃんの攻撃性は余計に
増してしまうのです。
このような体罰によるしつけでは、
ワンちゃんの反応は
攻撃型かもしくは回避型に別れます。
おそらく、怖い思いをしたことで、
より自分を守る想いが強くなって
攻撃せざるを得ないという状況に
させてしまっているのかもしれません。
体罰で叱ることは悪循環ですよ!
叱るにしても体罰以外の方法を
とって、ダメなことはダメ!
と威厳のある声などで叱りましょうね。
そして、次に重要なのが
主従関係の見直しです。
主従関係とは、言い変えると
信頼関係を築きましょう!
ということですよ。
ワンちゃんを支配するのではなく、
守るという意識が大事です!
ワンちゃんの習性として、
- 分かりやすく的確に指示をするもの
- 安心と安全を与えてくれるもの
このような人を信頼してくれます。
しつけをする上で甘やかしは禁物です!
例えば、「オスワリ」と指示を出したら、
オスワリをするまで
次の行動を取らせないように
徹底させて下さい。
出した指示は最後まで
やらせることが重要ですよ!
時間はかかりますが、
優しく話しかけること、
一緒に遊ぶことなど、
普段のコミュニケーションも
信頼関係を築くためにも必要なことです。
凶暴なワンちゃんが、
他人に対して牙を向き
加害者になってしまったら・・・?
相手には傷が残りますし、
飼い主さんやワンちゃんは
その罪を背負うことに
なるかもしれませんよね。
そうならないためにも、
主従関係を作ることが大事なのです。
いつでも頼りになる飼い主の
言うことを聞いていれば安心だ!
ということをワンちゃんが
理解してくれれば良いのですね。
そうすれば、どんな状況においても
指示が通りやすくなるかもしれません。
しかし、凶暴という問題は
とてもデリケートで、難しいことなので、
安易にしつけをしようとすると
手に追えず・・・
なんていうことも考えられます。
そのようなことも考えると、
他の手段として、
プロのトレーナーと一緒に
しつけをすることもおすすめします。
別の記事では攻撃性のある
ワンちゃんへの対応などを
詳しく解説しています。
犬が威嚇!飼い主に吠えるときの対応はどうする?へ移動する
まとめ
これからワンちゃんを
飼いたいなと考えている方には
犬種によっても性格や特性が
異なることを理解して欲しいと思います。
凶暴と言われる犬種について
お話してきましたが、
私個人の意見として、
この犬種だから凶暴!
なんていうこともないように感じます。
ただし、遥か昔の遺伝子が眠っている、
犬種特性というのがあるのも確かです。
その特性をどうにか
制御する必要があるのですね。
そこで重要になってくるのが、
適切なしつけと飼育環境なのです。
しつけと言っても、
そこまで気を張り詰めることではなく、
あくまで、自分の子どものように
愛と威厳を持って接することですよ。
そのワンちゃんにとっての
信頼出来る保護者となって、
育てるという気持ちが
大事なのではないでしょうか。
攻撃的な気質を持っていても、
優しい一面も持っているのですから。
どの犬種においても、その良い方の性格を
伸ばしてあげられることが
しつけ上手と言えるのかもしれませんね。
これから犬を飼おうと検討している方は
少しでも参考にして下さい!
犬の優しいをテーマにした記事です。
犬種をランキングで紹介しています!
興味のある方は是非ご覧下さい。
犬が優しい性格なのはなぜ?ランキングを紹介!へ移動する