気持ち

犬が膝の上に乗りたがる!膝で寝るのはなめられてる証拠!?

家事がひと段落した休日の午後、
ソファーに座って
ゆったりコーヒーを飲んでいたら、
愛犬が膝の上に乗ってきた――。

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犬を飼っている人なら誰でも憧れる、
幸せなリラックスタイムだと思います。

でも、
犬が膝の上に乗りたがるのは
いいことなのでしょうか?

私も、犬が膝の上に乗ってくるのは
甘えているからだと思いこんでいましたが、
もしかしたら何か違う意味が
あるのかもしれません。

今回は
犬が膝の上に乗りたがる理由を
調べてみました。



犬が飼い主の膝の上に乗りたがる!その心理とは?

犬が飼い主の膝の上に乗りたがる時、
犬はどんな心理状態なのでしょうか?

 

少し悲しいお知らせになりますが、
犬が膝の上に乗ってくるのは
’’自分の立場の優位性’’を
示すためといわれています

つまり、
『ボクの方が強いんだぞ、偉いんだぞ!』
と誇示したい心理状態
で、
甘えているわけでは

ないんですね・・・。

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これは膝の上に
限ったことではありません。

横になっている飼い主のお腹の上や
腕まくらなど、
飼い主の体をまくらや布団にして寝る犬は、
自分の優位性を
誇示していることが多いです。

 

飼い主と犬の関係は、
どんなに可愛くても
飼い主>犬
でなくてはいけません。

この主従関係が崩れると、
無駄吠えや噛みつきなどの
問題行動につながる危険があります。

膝の上に乗りたがったとしても、
「マテ」や「オテ」
などの飼い主の指示を
きちんときくなら問題はありませんが、
きかないのなら
しつけをやり直す必要があります。

’’犬が威嚇!
飼い主に吠えるときの対応はどうする?
’’

を参考に、
しつけや生活環境を見直してみましょう。

 



 

膝の上で寝る場合はどんな意味がある?

膝の上に乗りたがるだけでなく、
膝の上で寝る場合は
また違う意味があります。

膝の上で寝る犬は、
’’完全に自分の方が立場が上’’
だと思っているのです。

特に、
常に上に乗って寝ている犬や
上からどかそうとすると怒る犬は、
完全に主従関係を勘違いしています。

これはしつけの上でとても問題なので、
すぐに対策が必要です。

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また、
犬と一緒の布団で寝ている人
犬が飼い主の上で寝る以外にも、
犬にケガをさせる危険や
人獣共通感染症の危険など、
注意しなくてはならない点があります。

詳しくは、
’’犬の寝る場所はどこがいい?
一緒に布団に入るのは危険!?
’’

をご覧ください。

 

愛犬が飼い主の上でないと寝れず、
夜泣きをする場合には
’’夜泣きをやめさせる方法は?
ご近所トラブルの対策に
’’

が参考になります。

犬を膝の上に乗せての運転!交通ルール的にアリなの?

犬を膝の上に乗せて運転されている方を
ときどきみかけます。

これは交通ルール的にどうなのでしょうか?

調べてみたところ、
犬を膝の上に乗せての運転は
道路交通法第55条2項に違反する

立派な交通違反でした!

道路交通法第55条2項

 

車両の運転者は、運転者の視野若しくは
ハンドルその他の装置の操作を妨げ、
後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、
又は外部から当該車両の方向指示器、
車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは
後部反射器を確認することができないこと
となるような乗車をさせ、又は積載をして
車両を運転してはならない。

 

犬が膝の上にいると
運転者の視野は狭まりますし、
ハンドル操作もしにくくなります。

安全な運転が難しくなるため、
犬を膝に乗せての運転は違反として
取り締まりの対象になっているのです。

ちなみに、
反則金は普通車で6000円、
減点は1点です。

痛いですよね・・・!

 

なにより
犬を運転席に乗せて運転する行為は、
愛犬にとってとても危険です。

万が一事故を起こして
エアバックが開いたとき、
その衝撃で愛犬が
怪我をしてしまう危険が高いのです。

犬とドライブを楽しむときは
シートベルトやゲージなどで犬を固定し、
犬の安全を確保してあげましょう。

 



 

ちょこっとコラム

 

世界には自分で運転できちゃう
犬がいるってご存知ですか??
    
注:もちろんこれも公道では違反です
    
早速動画をみてみましょう!
(所要時間:1分27秒)
    

しっかりとハンドルとギアを
操作しています。
・・・わたしより
運転上手かもしれません;;

まとめ

いかがでしたか?

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犬が膝の上に乗りたがるのは、
甘えているのではなく
自分の優位性を誇示するため
といわれています。

かわいいからと常に許していると、
無駄吠えなどの問題行動に
つながる恐れがあります。

愛犬を膝に乗せてのリラックスタイムは
飼い主の憧れですが、
節度を守って楽しむようにしましょう。

たとえば、

  • 飼い主がいいよと言ったときだけ
    膝の上に乗せる
  • 「マテ」「オスワリ」といった指示を
    常に守れるようしつける

といった点を守れば、
主従関係を保つことができますよ。