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犬の皮膚病の脂漏症とは?最も大切な予防方もご紹介

2.皮膚病 原因
この記事は約 5 分で読めます。

    愛犬の皮膚の状態が悪く、動物病院を
    受診したところ「脂漏症」と診断された。

    ダニやアトピー性皮膚炎などは想像
    しやすい皮膚病ですが、「脂漏症」は
    初耳の方も多いのではないでしょうか。

    犬の脂漏症とは、一体何が原因で、
    どのような症状が現れるのでしょう。

    飼い主さんとしては病気の内容を
    詳しく知りたいですよね。

    この記事では、犬の皮膚病である
    脂漏症について詳しくまとめました。


    犬の皮膚病の脂漏症とは!6つの症状を徹底調査

    犬の皮膚疾患の一つである「脂漏症」とは、
    何が原因で発症するのでしょうか。

    また、症状はどのようなものが
    現れるのでしょう。

    ここでは、脂漏症の原因と症状を
    紹介します。

    1.脂っぽい汁が出る、べたつく

    脂漏症はマラセチアと呼ばれる
    滞在菌が異常繁殖することにより、
    皮膚がダメージを受けてしまう病気です。

    マラセチアが何らかの原因で異常に繁殖
    してしまうと、皮膚の皮脂が奪われて
    しまいます。

    これに対し、皮膚は皮脂を補うため、
    より多く皮脂を分泌させます。

    そのため、皮膚は脂っぽく
    べたついてしまいます。

    2.フケが増える

    脂漏症は、大きく2種類に
    わけられます。

    「油性脂漏症」では脂っぽいフケが
    大量に出るようになります。

    「乾性脂漏症」では、大量のフケが
    出るほか、軽度の脱毛も見られます。

    3.発赤、発疹

    油性脂漏症が重症化すると、
    「脂漏性皮膚炎」という状態に
    なります。

    この状態になると、赤い発疹や
    発赤が見られるようになります。

    4.かゆみ

    油性脂漏症が重症化した脂漏性皮膚炎
    では、強いかゆみを伴います。

    顔や足、お腹などに症状が現れ、
    アトピー性皮膚炎に似ています。

    5.脱毛

    脂漏症はダニやアレルギー、感染など
    ほかの皮膚病を併発することが
    多い病気です。

    それにより脱毛などの症状が
    見られることも少なくありません。

    6.臭いが強くなる

    脂漏症では、皮膚が皮脂を大量に
    出そうとするため、新陳代謝が
    活発になります。

    その結果、独特の強い体臭が
    症状として現れます。

    犬の皮膚病の脂漏症に原因はあるの?

    犬の脂漏症の原因は、まだはっきりと
    解明されていません。

    しかし、以下のことが発症の原因に
    繋がっていると考えられます。

    • 遺伝によるもの
    • ホルモンバランスの異常
    • 栄養バランスの乱れ
    • ブドウ球菌によるもの
    • アレルギーによるもの

    脂漏症にかかりやすい犬種としては、
    ダックスフンドやシーズー、
    ラブラドールレトリバー、
    秋田犬などが挙げられます。

    ⇒犬の皮膚病の原因とは!生活習慣や遺伝は関係あるの?


    犬の皮膚病の脂漏症を予防する3つのポイント

    大切な愛犬を脂漏症から守るためには、
    日頃からどのようなことに
    気を付けると良いのでしょう。

    ここでは、脂漏症の予防法を
    紹介します。

    1.栄養バランスの良い食事

    動物性タンパク質を始め、ビタミン類、
    ミネラル類など、バランスの良い
    食事を摂ることは、脂漏症予防に
    欠かせません。

    市販されている安価なドッグフード
    では、栄養のバランスが偏りがち
    なほか、アレルギーの原因になる
    人工添加物や副産物、穀物などが
    多く含まれているため
    おすすめできません。

    原産国や原材料、成分表などを参考に、
    良質で栄養バランスのとれた
    ドッグフードを毎日与えるように
    してください。

    ⇒犬の皮膚病と食べ物の関連は?健康のために大切な食事法を伝授!

    2.適度な運動

    散歩による適度な運動は、免疫力を
    高めることやストレス発散に非常に
    効果的です。

    また、日光を浴びることは、
    ビタミンDを生成するほか、
    皮膚や被毛の健康維持に
    欠かせません。

    窓ガラス越しでは紫外線を
    浴びることはできないため、
    しっかり外に散歩に連れて
    行きましょう。

    3.ストレスを溜めない

    ストレスを多く感じる生活を
    送っていると、自律神経が乱れ、
    免疫力や抵抗力が下がってしまいます。

    また、ストレスから皮膚を過剰に舐めて
    しまう自傷行為を発症し、結果傷口から
    細菌感染するなどして脂漏症につながる
    恐れがあります。

    愛犬とのスキンシップや散歩などを
    積極的に行い、ストレスを極力
    溜めないようにすることも重要です。

    ⇒犬の皮膚病はストレスが原因だった!?病気と見分ける3つの方法

    まとめ

    犬の脂漏症は、はっきりとした原因が
    分かっておらず、一度発症すると
    治療には長い時間がかかって
    しまいます。

    抗生剤などの薬物治療だけで
    治すことは難しく、食事の見直しや
    シャンプーなど、毎日の生活習慣
    から見直さなければなりません。

    そのため、脂漏症になってしまう前に、
    食事や運動、ストレスなど原因に繋がる
    項目を見直してみることが、脂漏症予防に
    繋がります。

    ⇒犬の皮膚病が治らないのはなぜ?効果的に治療を進めるためのPOINT!



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    原京子

    初めまして
    わんちゃんといっしょ編集部の原です。

    高校生の時から、動物が好きで
    ハムスターのジャンガリアンと
    ゴールデン計10匹と暮らしました。

    仕事も、

    ・動物病院
    ・動物園
    ・ペットショップ

    の動物業界を中心に活動してきました。

    今までの経験を活かし
    皆さんのわんちゃんとの生活の中で
    気になることや、心配なことを

    解決できるように
    サポートさせていただきますね(^^)

    今はハムスターを飼っていて
    大好きなのはハムのクロワッサン(横になって眠っている姿)です!

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